ジバク

  • 幻冬舎 (2008年2月25日発売)
3.23
  • (11)
  • (25)
  • (59)
  • (10)
  • (6)
本棚登録 : 221
感想 : 46
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (408ページ) / ISBN・EAN: 9784344014633

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • おもわず、プロローグを再び、読み返してしまった...

    木の根元の老人は、未来の彼なのか...と読むと、苦しくもあり、

    でも、ラストの余韻からは、少し明るさも感じられて...

    その後、訓練校に通って、生活が軌道に乗るといいなぁ...と、祈るような気持ちになった。

  • これでもか、という転落人生を、不自然なく描く。

  • 「松子の男性版」という帯が付いていたということだが、松子とはまた一風違う感じ。
    どこにでもいる(いや、むしろ勝ち組)サラリーマンが、一歩間違えれば誰にでもありそうな選択をしたところからゴロゴロと転落人生に転がっていく様が虚しい。

    今作でも「株、ワーキングプア、不倫、死刑、義足や足の切断、ソーシャルワーク」などの多くの参考文献が書かれており、作品の中に生かされていた。

  • さまざまな職業につきながらだんだん落ちていく男の話。読み通してみると、いろんな仕事を経験したような充実感があった。仕事の内容の描き方が秀逸だから、実際にその仕事を経験した気分になった。
    「嫌われ屋松子の一生」を書いた作者が男バージョンを描いた。2008年4月2日読了。

  • ファンドマネージャーとして月収二千万稼ぐ麻生貴志。同窓会でかつて好きだったミチルに出会う。そこから不倫脅迫解雇離婚と転落していく。
    あまりにひどい話で、読んでたら悲しい気分になってくる話。まあタイトルのごとくジバクなのかもしれないが、それにしても転落しすぎて救いようがない。

  • 転落人生を追いかけるストーリー。
    ボタンの掛け違いで、みたいな流れで。
    疑似体験することにより、リスク回避できる。
    嫌われ松子の男性版。

  • 主人公の年収2000万の勝ち組ファンドマネージャーがインサイダー行為で会社を馘首、転落の一途をたどる。未公開売買詐欺に手を染め、ヒモになったと思ったら保険金殺人事件の標的にされ、日雇いのワーキングプアへ、挙句の果てに事故で事故で足を切断、障碍者に。ちょっとした気の迷いで人生が大きく変わってしまった主人公。人生にはいたるところに岐路があり落とし穴があるもんだ。最後は光も見えなくはないがこれでもかといいう転落劇に悲惨さばかりを感じてしまった。

  • 一千億円を動かす株売のチームを率いていた四十二歳の貴志の、学生時代に憧れた女性と不倫をし裏切られ、ヒモになり保険金目当てに殺されかけ、転職、貧乏、片脚の切断と、運命より主体的で、自業自得とも切り捨てられない転落。最後まで振り絞るようで救われなさが徹底していて、生きていかなきゃいけなさが淡白な苦しさ。

  • 同作家の読書は今回初。
    とにかく不幸、不幸の連続で引き込まれる。

    年収2000万の暮らしから転げ落ちていく出来事、描写がリアル。シドニィ・シェルダン作品の不幸からの成り上がりと真逆のスタイルです。

    ドラマ「相棒」の「ボーダーライン」という話に雰囲気が似ていると感じた。

  • 悲しい

    でもこういうことってきっと本当にあるんでしょうね
    今ある幸せを大切にしなくては

  • 良かった時から転落まで、幾通りもの人生を一人で体験してしまった感じ。少しずつ生活のレベルが落ちていくけど、貴志はヘンにヤケをおこさず、どちらかというと「仕方ない」と諦め半分に受け入れている印象。根が素直なのかもね。

    好事魔多し。「魔」は人生の絶好調をピンポイントで狙ってくる。

    あまりにも気の毒なので、できることなら人生やり直しさせてあげたいくらい。その時はきっと、女には慎重になる人生を選ぶんじゃないかなぁ。

  •  年収2000万円のファンドマネージャーが、同窓会で再開した同級生との不倫をネタにゆすられ、不正を行い解雇される。妻・家すべてを失った男の転落。詐欺まがい~日雇いの警備員、ヒモになった女に保険金で殺されかけ、最後は交通事故で左足をなくす。
     仕事をなくしただけで、どん底に落ちてしまう恐怖。なんともやるせない気持ちになる。もし、自分も今日、仕事を解雇されたらどうなるのか? 不安になる。

  • 世の中金ばい

  • ファンドマネージャーで年収2000万を稼いでいた貴志が、絵にかいたように転落していく様を容赦なく描いてます。失う時は一瞬ってことか。それにしても貴志が頭は切れるのに、あっさりとく騙されてい様が哀れ。自分と同年齢なのも、悲しいし。ラストも決して本当に明るいとも思えず、もうちょっと心の動きを深く書いてほしかったけど、他人事と思えず引き込まれました。「嫌われ松子・・・」書いた人か。じゃあ、初じゃなく、1回は作品読んでるかも?

  • 自縛かとイメージしてたけど、自爆だねっ!もう一度読みたくない本

  • まったく楽しめない本。高級サラリーマンの転落物語。
    しいて言えば、良い教訓になることかな。

  • 暗い、あまりに暗い。同作家の作品で、(嫌われ松子の一生)があるが、
    たった一度、何かのキッカケで、歯車が狂うと、徹底的に人生そのものが
    狂ってしまうのは、同じテーマ。それでも、なんとか生きて行かねばならないのが、人間なのだろうか。最後の行(新しい一日がはじまる)、この一言で作者は何を言いたかったのだろうか。

  • 「嫌われ松子の一生」の男版という触れ込みの1冊。
    きっかけはほんの些細な事。のはずが、あれよあれよという間に転がり落ちていきます。
    一度成功を収めた者がここまでどん底に落ちてそれでも前向きに生きていくのは難しいだろうな・・・。
    ひとつ落ちるたびに、部屋の間取りや家賃が示されていて、どれくらい落ちたのかその尺度が如実に分かる。

    どうしても男が人生で転落するとなるとそのきっかけは「女」しかないのかしら?それが一般的なんですかね?まぁ一番想像しやすく、身近ではありますね。実際にそういう事はたくさんあるわけだし。


    【外資系投資会社のファンドマネージャーである麻生貴志は、年収2千万を稼ぎ、美しい妻・志緒理と1億4千万のマンションを購入する予定を立てていた。自らを“人生の勝ち組”と自任する貴志は、郷里で行われた同窓会でかつて憧れた女性ミチルに再会する。ミチルに振られた苦い過去を持つ貴志は、「現在の自分の力を誇示したい」という思いだけから、彼女にインサイダー行為を持ちかける。大金を手にしたミチルを見て、鋭い快感に似た征服感を味わう貴志。だがそれが、地獄への第一歩だった…。 】

  • ある男の転落人生。これでもかとばかりに落ちていくが、読後感はさほど暗くはない。展開は速いが不思議と違和感なく読み進められる。

  • これでもかっていうほど落ちていく人生!暗い話のはずなのになぜかそんなに暗い気持ちにならずに読めるんですが。

全43件中 1 - 20件を表示

著者プロフィール

1965年愛知県生まれ。筑波大学大学院農学研究科修士課程修了後、製薬会社で農薬の研究開発に従事した後、『直線の死角』で第18回横溝正史ミステリ大賞を受賞し作家デビュー。2006年に『嫌われ松子の一生』が映画、ドラマ化される。2013年『百年法』で第66回日本推理作家協会賞を受賞。その他著作に『ジバク』『ギフテット』『代体』『人類滅亡小説』『存在しない時間の中で』など。

「2022年 『SIGNAL シグナル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田宗樹の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×