- Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344015012
感想・レビュー・書評
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とても綺麗な作品。素直な気持ちで読めます。47才バツイチ子どもなしの主人公が父の形見のヴァイオリンの製作者を探しにスコットランドへ。手がかりの少ない、行き当たりばったりの旅の中で、素敵な人に出会ったり、びっくりな事件に巻き込まれたりしながら、忘れていた過去の思い出を手繰り寄せていきます。とてもドラマティックな展開で、ハラハラしながら、優しい涙を流しました。マリーさんと花子ちゃんはとてもいいキャラ。さださんの書く女性は、素敵な人が多いな。願望かな(笑)
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さだまさしの小説、好き。
繊細な情景描写がとても優れていて、読みながら浮かんでくるよう。
心にすーっとしみ込んでくる言葉をたくさん紡ぎだす人。
-皮肉にも病気が家族の絆を深めることがあるのだ。
しかしこれを幸福と呼ぶべきなのだろうか。
いや、全く不安のない幸福、など存在しない。
-明日何があるかなんて誰にもわかりはしないのよ。
素晴らしいことも、悲しいこともね。
人生なんて、そんなものなのよ。
軽く考えてはいけないけれど、決して重く考えすぎてもいけないものなのよ。
やさしくて最後の最後でほろりときた。
ただ、問題がひとつ解決せずに終わってしまったので
そこだけ☆マイナスひとつ。 -
あっちこっちと場面が変わり、旅行してる気分でした。ホテルのマダムがカッコいい‼️
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父の形見のバイオリンがきっかけでイギリスへ
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うまいけど、個人的な話は・・・・
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上手いな~~
ちょっと出来すぎ?? -
父の形見のバイオリンがキッカケに始まった英国への旅。バイオリンの作者を探し求める。
何か特別な目的がある旅も魅力的。決して急いでいるわけでもなく、ガイドさんとのつながりやホテルでの人との出会いを楽しみ、人が人を呼んでるような旅。いいな、こんな旅。 -
さだまさしさんらしい綺麗な文章で
サラサラとあっという間に読めました。
喧嘩したまま、天国へ行ってしまった父親の形見であるヴァイオリンの製造者を求め
一人、イギリスへ旅立ち、沢山の人と優しさに出逢う…
というお話。
悪くはないのですが…
まず、舞台のほとんどがイギリスで、なんとなく分かりにくい。
現実的な共感が全く得られず
淡々と読んでしまった。
最後のお兄さんが入れたと思われる誓約書が出てくるシーンも
この涙もろい私が、何一つ感動せず。
結局、響子さんの気持ちも明らかにならず
全てが中途半端な感じがしました。