- Amazon.co.jp ・本 (382ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344015289
感想・レビュー・書評
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分かっているつもりだった。だが、分かっているつもりで何も出来ないのは、事態をまったく知らないより酷いことだ。
ー柿崎信郎
少年時代の話は面白かった。 -
少年時代の事を不意に思い出し、「あぁ、あれはこういうことだったのか」と気づく。思い出すと苦しくなることもある。
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祖母の葬儀のために、30年ぶりに帰ってきた故郷で自分の昔のことを思い出す。そして自分の息子に何を言えばいいのか悩んでいたが、回顧録と周囲にいた人の言葉でふと気づく。
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三羽省吾の作品は、厭世フレーバーに続いて2作目。
何も解決はしていないけど、最後にほんの少しみえる「もう大丈夫」のサイン。
分かっているつもりだった。だが、分かっているつもりで何も出来ないのは、事態をまったく知らないよりも酷いことだ。
この一文がグサりと来た。 -
おそらく俺より8歳ほど若い世代でおそらく岡山の炭鉱町で育った主人公の今と昔の物語。昔のパートは文句なしに面白いんですけど、今のパート、主人公の息子の下りは個人的に不要だったのではないかと。せっかくの今昔物語にお説教は蛇足です。
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岡山などを舞台とした作品です。
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モノクロームの映画を見ているような印象を受けます。それぞれの家庭環境を背景にした悩める少年達。おもわず自分の子供の頃を思い出します。(たぶん、自分も悩んでいたんだろうな。もう忘れちゃった部分も多いけど)そのような自分の子供の頃の話を、自分の子供にしたことはないような気がします。もう、子供もすっかり大きくなってしまったので、これからも話すことはないんだと思うとなんだか、残念な気がします。この本の主人公のように、子供に話すことが出来たらよかったなぁ。ほろ苦い、人情ものです。
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問題は何も解決してないけど、それでもなんだかすっきり。
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ドドドと三羽さんを読んでますが、これお気に入りです。
方言がいい!岡山弁かな?