21 twenty one

  • 幻冬舎 (2008年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784344015296

感想・レビュー・書評

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  • 21世紀に、21歳になる、21人。
    僕らは、21、21、21。〈twenty one〉だ。

    中学の入学式の日、担任から告げられた21の繋がり。卒業後に離れ離れになっても、その絆は変わらなかったはずなのに・・・。
    クラスメイトの一人、誰より美しい少年だった晶の突然の自殺。
    彼は何を思い、何のために死を選んだのか?
    久々に集まるクラスメイトたちは、絆の消失の謎を考え始める。
    それぞれの胸にこみ上げる想い。
    最後に導き出される答えとは・・・?

    ストーリーが始まる前のページに、中学校の名簿が載っているんですよ、この本。
    私、けっこうこういうのをじっくり読むのが好きなので(知人と同じ誕生日の子がいるかなぁ、とかね)、この21人の名簿もいつもの通りにじっくり読んじゃったんですよね・・・。
    そして、ある事に気が付き・・・。
    気が付いたおかげで、自殺した晶の死因の一つになった、ある理由が明るみになった時に「なーんだ」とガッカリしてしまったのです。
    ここ、結構この本を楽しむ上での重要なところですから、早々にわかってしまっていると、感動が半減します。
    これからお読みになる方は、名簿はじっくり読まない方がいいですよー!
    と、注意点を述べておいてっと。

    感想としては・・・、
    仲間とはなんぞや?生きていくのがつらいなら、死を選ぶのもやむなしなのか?という重いテーマを丁寧に考えさせるストーリーに「おぉ!」と思わされましたね。
    クラスメイトのそれぞれの秘密や、それに付随する晶(および他のクラスメイト)への思いなんかがうまく使われていて、ぐいぐいと物語の中に引き込まれてゆきます。
    そしてうまい具合に、22人目のクラスメイトになったような錯覚が起ります。
    22人目のクラスメイトとして、ともに謎にせまり、悩み、怒り、悲しみ・・・。
    そのまま〈21〉の絆を自らのものとして読み進めると、ラスト1行の重みも、深く実感できると思います。
    とかく現実世界では、人間関係も希薄になりつつある昨今、ここまでの繋がりは、かえって胡散臭く思える位なのですが、今回のお話は素直に「いいな」と思えましたね。
    作中にも出ていたMr.Childrenの『Tomorrow never knows』の歌詞が、読後胸に響き渡りました。
    長い旅路の果てに、みなが再び晶に出会えるといいな・・・。

  • 21歳の私だからこそこのタイトルに惹かれました。内容もすごく面白く登場人物たちのひとりひとりの個性にすごく惹かれました。

  • 最後がそこだったのか、という意味でおもしろかったが、内容が個人的に共感しにくい。
    自分の性格なのか年令なのか。
    現実にありそうで、ないない!と思いながら読んでしまう。

  • 21世紀に21歳になる21人。特別な絆で結ばれていた。結局、その特別が苦しみを生むひとつの原因になるわけなのだが…。
    人は絆を持てば持つだけ、それがうすれることをおそれてしまう。そして、変化していくその絆にすがりたがるのかもしれない。生きることは変化するということ。半沢くんは、その変化にたえられなかったんだ。
    に、してもキャラが「ぼくら」シリーズとリンクしてしまったのは私だけだろうか?

  • タイトルから想像していたよりも少し重い話だったが、短時間で読み終わった。田舎の小さな中学校のクラスメート21人が大人になっての話。

  • 中学校で出会ったクラスメイトたち、
    担任の先生は言った。

    「ここにいる21人が今日から卒業までの仲間です。そして、なんと21世紀に21歳になる仲間です」

    特別な絆で結ばれた21人、ずっと変わらない仲間のはずだったのに、一人が、自殺した。


    皆がもしかしたらって自分を責めたり理由を考えたりする、優しい、暖かい、繋がり。
    誰も最後まで口にしない理由のひとつ、わたしわかった。
    ホントの理由はどれなのかわからないけど、残された20人が死んだコを想っていること、未来を見ていけることがいいな、と思った。

  • 小路幸也にハマるきっかけ、

  • 21世紀に21歳になる特別な21人の物語。 小路幸也は初めて読んだけど読みやすかった。また借りてみようかな。 自分の言った些細なことが誰かを苦しめてしまうことってあるんだね。 最初の名簿で勘のいい人はオチが読めるかも。2011/090

  • 2012/11/21
    復路

  • 2012/5/17

    borrow a book from Osaka Prefectual Central Library

    こういうのスキー。

  • 青春ミステリー…なんでしょうね。
    でも奥に潜むものが粘着質を持っている気がします。
    小路作品には珍しいかも?

  • 「いつの日か」と願えることそのものが、希望なのだと思う。

  • 少し悲しいけど、少しあたたかくなる話。
    こんなにクラス全員が強く結ばれるなんて羨ましい。

  • なんつーか、LOVEだねぇ、ではなくて青春だねぇ、という感じ。

    話自体は、中学校の仲良しクラスで一人が自殺して、その真相がクラスメイトの口から語られる中でうっすらとわかっていく。

    ストーリーではなくて、伝えたいことは別なんだろうな。
    命が大切、という単純なメッセージでも友情がすべて、でもなく、心に残るのはそれぞれ違うんだろうな。

  • 中学校入学の日、担任になった先生が僕たちにこう言った。「ここにいる21人が今日から卒業までの仲間です。そして、なんと21世紀に、21歳になる仲間です」なんでもない、他愛もない、ただの偶然。でもその偶然が重なって集まった仲間が21人いる。その事実が僕たちに強烈な連帯感をもたらした。21世紀に、21歳になる21人。僕たちは“21”というもので繋がれた仲間。21・21・21。“twenty one”だ。そして、ずっと変わらない仲間だと、無邪気に信じていた...。なぜ自ら死を選んだ?僕たちに何も告げず。特別な絆で結ばれていると信じていた人を突然喪ったとき、胸に込み上げる思いをどうすればいいんだろう...。大きな注目を集める著者が“生きていく意味”を深く問いかける感動作。

  • 2011.4.26

    中学の同級生の強い絆。

    ただの青春振り返り物語ではなかった。

    歳を重ね、経験を重ねるとそれぞれに葛藤や傷をかかえることになる。それでも、生きていくんだなぁとしみじみ思った。

    21人も登場人物がいるのに、ごちゃごちゃせずそれぞれのキャラクターが活きて、人生が垣間見えて面白い。

    今の自分と同じくらいの年代なので、なんだか考えさせられた。

    すっきりしない切ないストーリーだけど、生きていくってそういうことも受け入れること、そんな風に思った。

  • う~ん・・・今の私にはなんだか後味が悪くて。学生が読むと、今を仲間を大事にしたいと思えるかな。映像向きかも。

  • 面白かった

  • <21世紀に21才になる21人の仲間>
    中学入学の日、担任にそう語りかけられ
    強い連帯感で繋がった同級生たち。

    25才になった時、一人のクラスメイトが自殺し、
    それぞれがその原因を自分の中に見つけようとする。

    構成は見事だし、青春の儚さも描けているが
    あまりに綺麗にまとまりすぎてるというか
    なぜそこまで結束できたのかが腑に落ちず。

    真相は誰にもわからないし
    一応これと示された原因はあまりに呆気ないけど
    悩みなんてヒトから見れば些細なものってとこは説得力あり。
    【図書館・初読・2/18読了】

  • 21世紀に21才になる21人のクラスメート達。
    『21』という強い絆。
    強い絆がゆえにクラスメートの自殺に各々が責任を感じ、また自殺の原因が悲しい

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著者プロフィール

一九六一年旭川市生まれ。札幌の広告制作会社に14年勤務。退社後執筆活動へ。
二〇〇三年『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』(講談社)でデビュー。著書に『HEARTBEAT』(東京創元社)、『東京公園』(新潮社)、『東京バンドワゴン』シリーズ(集英社)など。ほかに『うたうひと』(祥伝社)、『空へ向かう花』(講談社)、『brother sun 早坂家のこと』(徳間書店)などがある。

「2010年 『北の作家 書下ろしアンソロジーvol.2 utage・宴』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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