47都道府県 女ひとりで行ってみよう

  • 幻冬舎 (2008年6月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784344015319

感想・レビュー・書評

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  • 以前本屋をブラブラしていた時に、興味を惹かれた一冊。図書館をブラブラしていたら、思わぬ再会。

    旅行エッセイです。4年間で旅行した47都道府県を1県5ページ程度で語られています。

    さくらももこさんの様なクスッとしたり、時折毒づいたりする文章で、面白かったです。

    個人的には、1県ごとに旅で遣ったお金が記載されている所が好きでした。
    「モスバーガー」や「マクドナルド」が食費に書かれていて、「旅行に行ってまで食事そこ?」とクスッとしました。
    あとは、毎回の様に空港でマッサージしているのも私にはツボでした。

    でも、一人旅だからこそ、誰にも縛られる事なく、好きな事、好きな食べ物を楽しめるんですよね。

    今その時にしか経験できない事というのは絶対にあって、後悔しない様に、そういう機会がある時はチャレンジしたいと思いました。

  • 益田ミリさんの旅エッセイ
    おもしろいっ
    月に一度、4年かけて47都道府県をめぐる旅の記録。
    くわぁぁぁぁぁー、うらやましっ、夢だわぁ!


    「ここに来たからにはこれを観なければ!」「ここの名所に行かなければ!」の"しなければ旅"じゃないのがいい。
    肩の力がふっと抜けるような、ご本人曰く「ただ行ってみるだけの旅」。いい、すごく良い!

    わくわくしながら行った月も、「なんでこんな事やっているのか…」と嫌々行く月もある。正直な感想が読んでいて心地良い。
    6ページ毎に1旅の構成。
    5ページはエッセイ、最後のページは旅にかかった費用明細と旅先で感じた4コマ漫画。


    ミリさんの感性が素敵だなと思ったのは、
    島根県。なんと、益田ミリさんと同じお名前の益田市にずっと行ってみたかったそう。
    (思わず自分も松子市を調べてしまう…が、なかった)

    益田まつりに行き、県外から観光客を集めるお祭りではなく、益田市民用のまつりにとても感動する姿が印象的でした。ちなみに旅で使った費用、宿泊交通費飲食お土産代金あわせて65720円

    私も行ってみたい!と思ったのは佐賀県。
    「佐賀インターナショナルバルーンフェスタ」
    しばし現実から離れて、ぷかぷか浮かぶ気球をのんびりゆったりとした気持ちでながめる。
    海外から110機以上の熱気球が集まるそう。
    旅のお代は76770円

    女ひとりで旅をはじめた時、
    ミリさんは、旅で楽しさや感動を誰ともわかちあえないのは淋しいと言っていたが、あとがきの中で47都道府県の旅が終わったあとに、自分がこの旅で得たもの失ったものを総括されているのが、また興味深かった。

    あぁー1人旅、夢だなぁ

    • 松子さん
      あおちゃん、おはよっ(^^)
      この本、ほんと夢だよね
      うらやましすぎてって、もう、わかりみしかない。
      ミリさんの、旅先で見たこと感じた事笑っ...
      あおちゃん、おはよっ(^^)
      この本、ほんと夢だよね
      うらやましすぎてって、もう、わかりみしかない。
      ミリさんの、旅先で見たこと感じた事笑ったり怒ったり泣いてしまったり、なんとも正直な文章で届けてくれるから、旅に行きたい気持ちが高まっちゃうかもっ
      私はミリさんの旅エッセイに触発され、最近買った「東京のときめく美術館めぐり」という本にのってる美術館を全館制覇しちゃおうかなぁと企んでおります
      ( ˊ̱˂˃ˋ̱ )ニヤリ
      2025/07/10
    • aoi-soraさん
      「美術館めぐり」の本、検索しました!
      うん。
      こっちの方がハードル低そうだし、制覇するのも夢じゃないかも!
      今までは観たい展覧会があるから美...
      「美術館めぐり」の本、検索しました!
      うん。
      こっちの方がハードル低そうだし、制覇するのも夢じゃないかも!
      今までは観たい展覧会があるから美術館を訪れていたけど、美術館巡りを目的にするのもアリだね〜
      夢が膨らむ(*´艸`*)
      2025/07/10
    • 松子さん
      そうなのそうなのっ
      夢じゃないよね・:*+.\(( °ω° ))/.:+
      目標は高すぎず楽しく!
      どんな風にすすめて行くかなぁ〜って考えるの...
      そうなのそうなのっ
      夢じゃないよね・:*+.\(( °ω° ))/.:+
      目標は高すぎず楽しく!
      どんな風にすすめて行くかなぁ〜って考えるのも楽しい
      2025/07/11
  • 日本には47都道府県もあるのに、行ったことがない場所があるというのはもったいないなぁ。
    というわけで、全部行ってみることにした。
    33歳の終わりから37歳まで、毎月東京からフラッとひとり旅。
    名物料理を無理して食べるでもなく、観光スポットを制覇するでもなく。
    その時の自分にちょうどよいペースで、「ただ行ってみるだけ」の旅の記録。





    クスッと笑えてとても面白かった
    この方がひとり旅へ行った年齢は 私は子育ての真っ最中だった年齢だから無理だけど ひとり時間がある今、ひとり旅って憧れる
    もう5年10年したら もっと身体がしんどくなるだろうから やりたいことやっていきたいなぁと思っている
    私もこの方と同じく、自分がしんどくなるなら積極的に他人と関わらなくてもいいんじゃないかと思っているので 共感する部分もあった
    嫌いなモノも名物だからって無理して食べなくても良い!
    ただ、1ヶ月に1カ所の旅をされてるんだけど 近場ならともかく旅費がかかって難しい点もあるなぁ…

  • 散歩の延長のような感覚でふらっと旅行に行くのもいいなぁ。

    「せっかく行くなら楽しみ尽くさなきゃ!」って色んなものに手を出しがちだったけど、気負っちゃうと中々楽しめなかったり。

    お気楽な旅行、今度行ってみよう

  • 「永遠のおでかけ」がとても良かったから、著者の他の作品も読んでみたくなり、本書を手にしたが、あまりにも面白くなくてびっくりした。

    最終章の東京都とあとがきと、18章までの府県だけ、こりゃ酷いなと思いながらもなんとか頑張って読んだ。
    しかし19章の、仙台が宮城県にあると初めて知ったと書かれているあたりで、もういい加減読むのをやめた。

    旅なんて人それぞれ、物事のこだわりの有る無しも考え方も人それぞれだから、たとえ旅する人が歴史・地理にうとかろうが興味無かろうが、名物と言われるものを苦手なのに無理して食べるのをやめてコンビニの物で済ませようが、人とのコミュニケーションをとるのが苦手ゆえに本人が楽しみにしていた体験を全くできずに終わろうが、私には何の影響も無いから我慢しよう。

    でも、これを書籍にした意味も価値も、少なくとも私には全く理解できない。
    著者ご本人が「人の旅の話は、あんまり楽しくない」「よっぽどの話術がないと退屈というか」などと述べているが、その最たるものが本書だと思う。
    たとえそれが私には全く興味の無い分野のことでも、著者が何かしらのテーマにこだわって嬉々として書いてくれていたら、楽しく読めたに違いない。
    この方の場合、ただ47都道府県にとりあえず「行った」だけで、とにかく楽しくなさそうで、精神的にも疲れに行っているだけのように感じられるから、それを読まされている側も全く楽しくない。

    追記:「未設定」があまりに増えてきてしまったので、読み終わってないけど「読み終わった」に登録変更。
    2020/12/20

  • ミリさんが、毎月一か所一人旅ををして47都道府県をめぐる。2002年2006年の旅なので、状況が現在とだいぶ違うかも。一人で居酒屋に入るのにためらうミリさんがカワイイ。

  • 47か月かけて行くと220万円使ったというから、お金がないとできないなー。
    でも生きてる間に全部の都道府県に行ってみたい。
    著者はあまり人との交流に積極的じゃなくて、同族嫌悪というのかなー…
    嫌悪とまではいかないけど、「もっと旅らしいことしようよ!」って思った。
    私も実際ひとり旅にでたら萎縮することが多々あるんだろうか…そんな気がする;

  • 旅好きなので 期待して図書館で借りました。

    きらびやかな旅が良い とは言いませんが もう少し47都道府県の魅力が伝わるようなエピソードが読みたかったですね。

  • 旅先で「やりたかったけどやめた」が多くてイラっとした。確かにそれぞれの楽しみ方があると思うけど、本にして、編集してくれる人がいて、お金を出して買ってくれる人がいるのにこのような内容では失礼だと思う。旅先のことはわからないけど、毎回曇った天気を想像して読んでしまった。すーちゃんで共感したから買ってみたものの、裏切られた感じ。

  • どんな本にも「ここは好きだ」というポイントがあると思っていますが…全く良さを見出せなかった本は初めてです。このタイトルだと漏れなく旅好きな人が手に取ってしまうのではと思うのですが(私のように)、そういう人がこの本を読んで楽しめるでしょうか。

    「何がしたいんだよ!」と終始ツッコミながらの辛い読書でした。この本にイライラしてしまうのは、「旅先の名所や土地ならではの名産物に興味がなく、その土地の人と触れ合いたくないと思っていながらいやいや旅をしている」からではなく、その事を正当化すべく言い訳を続けているところです。なぜこんなに卑屈なのだろうか…。せめてカラッと笑いごとにしてくれれば、もっと共感を得られたのではないかと思うのですが…。

    あと、無知である事を肯定するのはいかがなものかと思いました。仙台がどこにあるかも知らない事を暴露するとは…小心を公言されていますが、実は相当メンタルの強い方なのではないかと思えて不思議でした。

  • 益田ミリさんが47都道府県を一人旅した時の様子が書かれている。最初は、1人で旅するのは寂しいという感じだったが、最終的には気が楽に一人旅を楽しまれているのが印象的だった。

    自分が住んでいる都道府県や行ったことのある都道府県のページは凄く共感できたし、行ったことのないところはぜひ行ってみたいと思わせる本だった!

    益田ミリさんの、無理して頑張らないところが好きだ〜!

  • 別にひとり旅をしたいと思ってる訳ではないけど、図書館で何となく手に取った本。自分の住んでる県を読み、あとは前に戻り順番に。物書きは物知りと勝手な思い込みだったのか…日本三名園を知らなかったり、仙台が宮城県にあることも知らなかったり、旅先でコレが醍醐味でしょって所で、店の人などに声をかけられず諦めること多々。う〜んイマイチ、って事で途中ギブアップ

  • 次、行ってみたい場所を探したいとか、旅行に行った気分になりたい方向けの本では無いです。

    人それぞれ、旅の楽しみ方があるとは思うけど、そんなに無理して一人旅しなくても…と思ってしまうくらい、「疲れた、人の目が気になる、食事に困る」のオンパレードでした。

  • 旅に行った気分になれるかな?と思って見たけど、少しネガティブな印象。
    popな本ではないかも?

  • 旅のスタイルは人それぞれ。こんな旅の形があっても良いし、それをこうやって記録に残すのも別に良いんじゃないかと思う。日本にはハレとケという文化があるので旅行はひたすら贅沢に、という考えもあると思うしそっちも否定しないが、作者のスタイルは私の旅スタイルに似ている部分が多かったので共感できた。旅先のビジホでコンビニ弁当、いいじゃないですか。一人旅ってそんなもん。

  • フラッと旅行に行きたくなる
    以外と気軽に行けるもんなんだな
    日本の名物にうまいものなしじゃなくてよかったw

    県ごとの四コマもいいけど使った金額の明細が楽しい

  • 完読後、何とも言えない嫌な気分。
    全体的に自虐的、でも、上から目線、ちょうどいい塩梅な「乾いた面白さ」がなくて好きじゃない。
    一人旅ってそんなにかっこ悪いか?自意識過剰にもほどがあるぞ!
    と、つっこみつつ、きっとそれは私と似てるから余計いらいらするんだろうなと自覚する。
    益田さんが好きな人は、きっと、カラッとしていて「こんな人もいるんだ!」と客観的に読める人なんだと思う。

  • すーちゃんに衝撃を受けたので期待して読んだのですが、、旅行やその仕度が好きな私にはあまり共感できず残念でした。。。47都道府県を旅できるなのてうらやましいことなのに、嫌々だったり、無計画で時間を無駄にして後悔することの繰り返しだったり、そのわりに文句があったり、あまり旅の魅力が感じられませんでした。行き当たりばったりの旅でも文章がおもしろければ価値があると思うのですが、起こったことがそのまま書かれているという感じでした。漫画だともっとおもしろかったんじゃないかと思います。

    ひとりで旅をしていて、世の人の心ない言葉に読んでいるこっちまで傷つくのですが、それが現実であるというだけでなく、すーちゃんのようにどこか救われるような箇所がほとんどないので、落ち込んだままになってしまいました。

    あとがきはうなずける内容で、いちばんよかったと思いました。

  • 無理に頑張らず旅行をする、新しい感覚だなと思った。私は旅行したらひたすらにその土地のものをたらふく食べたくなる。

  • ちょっと卑屈だからそういう気分の時によむといいかも

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著者プロフィール

1969年大阪府生まれ。イラストレーター。主な著書に『欲しいものはなんですか?』『みちこさん英語をやりなおす』『そう書いてあった』『今日の人生』『しあわせしりとり』『すーちゃん』シリーズ、『マリコ、うまくいくよ』『僕の姉ちゃん』シリーズ、『スナック キズツキ』『ツユクサナツコの一生』『ヒトミさんの恋』『ランチの時間』等がある。

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