エイジハラスメント

著者 :
  • 幻冬舎
3.11
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本棚登録 : 194
感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344015371

感想・レビュー・書評

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  • 内館牧子さん作品は「終わった人」に続き2作目。
    「終わった人」は定年後の男性が主人公のため客観的に読んだが、今作は自分と年の近い女性が主人公のため他人事のようには読めなかった。
    2008年に書かれた小説だと知り、今は2023年で、エイジハラスメントのような発言はさすがに公には控えられるようになったが、社会の実態はさほど変わっていないのでは。
    パート先の店長の発言は腹が立つ。各店舗からコンパニオンとして1人ずつ出せなんて、当時なら本当にあり得た話なのかな?ひどい話。
    義妹の発言も失礼すぎる。義姉にそんなことよく言えるなと。
    夫も、途中までは妻一筋で娘想いな良い印象だったのに、娘との約束を破ってまで浮気相手とディズニー行く所で最低評価に。
    主人公は、家庭と育児を最優先にして頑張ってきたのに、今さら夫に「外に目を向けて欲しい」と言われるなんて、かわいそうな気もする。パートや専業主婦は大変な役割を果たしているのだから、自信持っていいはず!でも、若さに執着して嫉妬しすぎで、義妹につっかかり、大人げない対応していて、夫に「他に考えることないの?」と思われるのも虚しい。
    自分は何か一本芯のあるものを持っているだろうか…と考えさせられた。
    出会えて良かった本。
    他の内館牧子さん作品も読んでみたい。

    ちなみに気になったのは、獣医学部は6年制のため、玲子は浪人していなくても24歳のはず。年齢設定ミスかな?
    あと最後に蜜は看護の大学に入り直すとか言ってたけど、4年制の大学にこだわらなくても専門学校で良いと思うし、もともとそれほどなりたかった職業ってわけでもなさそうなのに、大丈夫かな…と思ってしまった。

  • 2008年の昨品。
    時事ネタが、ダイアナ妃とチャールズ皇太子、そして、カミラ夫人との不倫…ときた。

    エイジハラスメント、あまり一般的に使う言葉じゃないが、雰囲気はすごく伝わる。
    作中の蜜が、これでもかというくらい、若く見られることにこだわったり、蜜の夫、直哉の妹・英美里とここまであけすけに、皮肉の応酬するだろうか、と思いながら読んだ。
    でもこれ、ドラマとして見たら、起伏が大きくて、とても見応えあるなぁ、こういう展開。
    スカッとするかも!という場面もたくさんあった。

  • 25を過ぎたあたりから、女の商品価値に悩んだ過去を思い出した。
    結婚してから、女としてではなく人間として見てもらえる事が楽になった。

    また50を前にすると、同じような年齢による
    コンプレックスを感じる。

    まるで付き纏ってくる影のように、呪縛から
    逃れられない。

    他人の評価よりも自分自身が若さと美貌に執着しているのだろうと改めて感じた。

  • 2021.02.23
    どうなるかと思ったけど自立した女性になりそう。それにしても感覚がずれてるなと思って読み終えたら、2008年に書かれた本なんだね。今の時代になってもこれからも言葉には気をつけようっと。と言うよりもそういう感覚は無くなってきたように思う。みんなそれぞれの年齢で頑張ってるし、輝いている気がする。男の方が仕事を終えるとややもすると一直線におじいさんになっていくから気を付けないと。おしゃれだけは何歳になっても気を遣いたいものだ。

  • 面白く読んだが、長年生きて来れば男性からのエイジハラスメントも若い女性からのオバチャン呼ばわりも、何なら同世代での若見え合戦も、誰にでも経験のある事だろう。
    自分が若い頃に年上女性に思っていたことや、今でも男性をオヤジ扱いすることだってある。
    まぁ、なくなった方がいいとは思うけどサラッと流す方が楽な時もある。
    若い子もいずれ歳を取り、同じ思いをするとわかってるから「はいはい、言っとけよー」という感じだが、義妹にあぁ言われて今後仲良く付き合う自信はないかなー。
    赤の他人とはまた別よ。
    ましてや義理の仲。
    それにしてもこれから受験し直して看護師になるのはどうなんだろ?
    人生はまだまだ続くとはいえ、そこまで看護師になりたかった訳でもないのに。
    この人はまた間違えてるのではと心配になった。

  • 義理の妹がキツ過ぎる。
    若い内はそれだけでチヤホヤされるけれど、歳を取って美貌が武器にならなくなると 何もない人は何も残らなくなってしまう。
    蜜はまだ34なのに嫉妬し過ぎ。笑
    「ボー」っと生きていてはダメ。女性は子供を生んで育てただけではダメで仕事も身につけないといけない。大変だ。

  • アラフォーには耳の痛い話しで、共感あり、反省あり、面白く読めた。
    基本女の敵は女かな。
    誰のために若く見られたいのかって、同世代の女性だという気がする。

  • エイジハラスメント実際あるよな

  • 「すぐ死ぬんだから」とテーマが被っていて内容が似ている。本作は主人公が34歳の蜜で、タイトル通り年齢に関する話題に敏感。20代前半の若い義妹や夫の後輩・玲子に若さへの引け目を感じていて、とにかく突っ掛かる。夫の浮気をディズニーランドで目撃したり、義妹に心ない言葉を浴びせられるうちに(お義姉さんのようにならないためには大学生の今を頑張らなきゃ、みたいなこと)アンチエイジングにばかり目を向けていた自分の「若さ以外の何もなさ」に気付く。
    馬に夢中の玲子は「愛しすぎなくてよかった」のセブン、「すぐ死ぬんだから」の女医とかさなる。内館牧子さんの作品は登場人物が似たり寄ったり?

  •  う~ん耳が痛いセリフがちらほら。 日本は特にエイジハラスメントを感じやすい環境だなって確かに思う。 男性からも女性同士でも。 でもそこにそんなに必死にならなくても・・・と痛々しくみてしまう

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著者プロフィール

1948年秋田市生まれの東京育ち。武蔵野美術大学卒業。1988年脚本家としてデビュー。テレビドラマの脚本に「ひらり」(1993年第1回橋田壽賀子賞)、「毛利元就」(1997年NHK大河ドラマ)、「塀の中の中学校」(2011年第51回モンテカルロテレビ祭テレビフィルム部門最優秀作品賞およびモナコ赤十字賞)、「小さな神たちの祭り」(2021年アジアテレビジョンアワード最優秀作品賞)など多数。1995年には日本作詩大賞(唄:小林旭/腕に虹だけ)に入賞するなど幅広く活躍し、著書に映画化された小説『終わった人』や『すぐ死ぬんだから』『老害の人』、エッセイ『別れてよかった』など多数がある。元横綱審議委員で、2003年に大相撲研究のため東北大学大学院入学、2006年修了。その後も研究を続けている。2019年、旭日双光章受章。

「2023年 『今度生まれたら』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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