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本 ・本 (196ページ) / ISBN・EAN: 9784344015746
感想・レビュー・書評
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落語会で初めて落語を聞いて、師匠のスタイルを受け継いだ人やなあ、と感じた。
それがまさかこんな壮絶な(と簡単に言ってはいけないのだろうが)人生を送ってきた人だったとは。
だからこそあんな噺が演じられるのか、とも納得。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
母親がこの著者さんを取材したということで、資料として読んでいたのを読ませてもらった。なんか、いいなぁ。死にもの狂いで生きてきたのが、堅苦しすぎず、ちょうどいい具合に伝わってくる。ぜんぶ、応援したくなる。ちょっと昔の本やけど、モノとしてもいい本やなと感じた。
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落語家・桂雀々の少年時代の話。ホンマに壮絶な内容でした。最高傑作とは言いませんがタレント本の中では上位やと思います。 マジで映画化かドラマ化して欲しいです。
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大阪弁の軽妙な語り口で綴られていて、これだけ悲惨な状況にも関わらずオチまで付いていて、つい笑ってしまう、しかし泣いてしまっている。
これは只の苦労話ではなく、それらに対した雀々さんの思いがつまった本でした。 -
良い本だった…。文章も上手い。壮絶な幼少期〜青春時代が描かれているが、簡潔で落ち着いた、でも冷たくない文章。素直でひねくれていない、でも強かで現実的でもある、著者の人格を表しているように思った。この話、映画化しないのかな?観に行きたいが…。
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雀々さんの芸風の裏側にこんな人生があったとは。枝雀一門でもなんか特別扱いだったのはこういうことだったのか。ほんまに必死のパッチでっせ。
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桂雀々の半生を語る本
凄いなと色々思いつつ。なかなかハードな人生です -
落語家である著者は11才で母親が家を出て行き、12才で父親に見捨てられてしまう。しかしまわりの人々に助けられながら前を向いて生きようと誓う。著者の少年時代を知ると、3食ご飯を食べることができて、雨風を凌げる家に住めることに感謝し、必死のパッチで生きる姿に頭が下がる。