死刑基準

著者 :
  • 幻冬舎
3.08
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本棚登録 : 112
レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (357ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344015869

感想・レビュー・書評

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  • この事件の元凶ともいえる人物がまるで善人の様に描かれ、それの対し著者自身が何の違和感も感じていない事が文章から感じ取れ、小説としては極めて後味の悪い作品でした。
    死刑存廃問題に関しての部分はよく描かれていたと思いますが。

  • 妊娠中の妻を強姦殺人で失った、弁護士大伴。友人である水戸は、よりによって被告人の弁護を担当することに。しかし妻のお腹にいた子どもは、大伴の子どもではなかったのです。
    性に関わる行為に、人はどれほど翻弄されるか。被害者を取り巻く人々の心情が伝わってくる著。

  • おもしろい。多少のグロ表現はご愛嬌。この作品の本質は人の移り変わり行く不確定の価値観にこそ焦点が置かれている。何が正しくて何が正しくないのか、これほど曖昧で漠然とした基準はない。人が人を裁くことの虚しさに真っ向から立ち向かっている作品だと感じた。弁護士も人なり。結局、罪人と遺族の双方を救ったのは事実。真実と事実の微妙な差異も巧く表現している。でも自分が遺族の立場だったら絶対にあんなに強くはなれない。絶対に許せない。

  • 弁護士の妻が殺される。捜査線上に浮かんできたのは、その弁護士を逆恨みしており、粗暴反の前科がある男。罪を認めるが、殺人だけは頑強に否認。真実は明らかになるのか。検察と弁護士が繰りひろげる法廷での壮絶な争いにぐいぐい引き込まれます。裁判員に選ばれた人必読です。

  • 事件以外のエピソードがあまり面白くなく、飛ばし読みしました。

  • 死刑議論、免罪や誤審の危険など作者の訴えかけたい事は
    なんとなくわかるけど
    ストーリーの流れがとても悪い、舞踏会の描写は読み進めるのに
    とても根気がいりました。

    クライマックスに法廷で犯人を追い詰める主人公ですがとても陳腐

    死刑選択の基準となった判例を紹介してあるところは
    興味深く読めた。被害者遺族は蚊帳の外である苦悩や犯罪被害者への
    理不尽な補償制度など初めて知る事もあった。

  • 2010/12/20 読了

  • 現役の弁護士さんが書いた法廷ミステリー。
    なので法廷での場面は迫力があります。
    ただ全体的な文でいうとなんか重い。
    余計な文も多すぎ。
    でも事件の内容が興味あるので最後まで読みました。
    ミステリーとしては面白かったです!

    シリーズ化してるみたいなので次作も読んでみようかな♪

  • なかなか面白かった。
    現職の弁護士の法廷ミステリー。
    途中で大体犯人が想像できたが、裁判の進め方などが分かり、冤罪などについても考えさせられる作品だった。

  • 死刑廃止論者の弁護士の妻が強姦されて殺害された。犯人としてつかまった男は粗暴犯の前科があり、また子供を殺されたという過去があった。強姦は認めるものの殺害については否認。検事と弁護士が争うところは、本当の裁判のような緊迫感があった。そして謎が解けていくうちに「え〜」って感じで話が展開していき、あっという間に読み終わりました。

    死刑に反対だった弁護士が、被害者の立場になり、死刑に賛成と変わっていくところは、考えさせられるものがあった。被害者感情や救済については知らなかった内容があり、さすが弁護士さんの書いた本だと思いました。死刑基準という基準が書かれているのではなくて、読んだ後に読者が考えてしまうようになっているあたりは、読んでよかったと思いました。

    ただし、ちょっと登場人物の描写が単純というか、チープというか・・・・

    内容が内容だけに、ちょっと残念な気がしました。

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著者プロフィール

加茂隆康(かも・たかやす)1949年静岡県生まれ。1972年中央大学法学部卒。弁護士・作家。2008年リーガル・サスペンス『死刑基準』(幻冬舎)で作家デビュー。他に『審理炎上』(幻冬舎)、エッセイ集『弁護士カモ君のちょっと休廷』(角川書店)、同『弁護士カモ君の事件グルメ』(ぎょうせい)、新書では『交通事故賠償』(中公新書)、『交通事故紛争』(文春新書)、『自動車保険金は出ないのがフツー』(幻冬舎新書)などある。デビュー作『死刑基準』は、2011年、WOWOWでドラマ化され、東映ビデオよりDVDとしてリリースされた。また『審理炎上』は、ブックファーストの2016年「絶対読得宣言」のイチオシ本「PUSH!1st.」に選定された。東京・汐留で加茂隆康法律事務所を経営。交通事故の専門家として、テレビ、ラジオの報道番組にたびたび出演、新聞でのコメントも多い。一方、刑事事件にも情熱を注ぎ、これまでに、強盗殺人、殺人、放火など、100件近い刑事事件の弁護を手がける。

「2018年 『法廷弁論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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