書店の店頭で、表紙の戦闘少女の姿に惹かれて購入したこの本。完全なジャケ買いです。
主人公の雪野剛がデザインしたゲームキャラであるイヴが実体化して目の前に現れた!?
イントロダクションとしては十分のインパクトで、一気に物語の世界に引き込まれました。
著者の〈レイン〉シリーズは読んだことがありませんが、そのスピンオフ・ストーリーという位置づけは抜きにしても、単体の作品として十分楽しめる内容でした。
SFとしてみた場合に、少々説明が弱いかなと思いますが、ファンタジーとして読めば問題ないでしょうか。
イヴをかくまうことによって謎の組織に負われることになる剛。自宅にいられなくなり、イヴと逃避行をすることになります。
そのため、クラスメートの若菜愛海とも二度と会えなくなるかもしれないと思ったら・・・。
最後、イヴと愛海の二人ととに戦闘に身を投じる剛。両手に花の状態がうらやましく思えました。
それにしても、レインは無事に元の世界に戻れたのでしょうか?