- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344016026
感想・レビュー・書評
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五反田のとうきゅう屋上から出発の一泊二日 2万2000円の地獄ツアーに行く2人は、4年間の同棲生活から結婚に至った。
近所で、ただブラブラして過ごす2人は、見失った炊飯ジャーをさがして、その旅行まで行くのだが、、、、
このような小説の世界の小説は、殆ど読まなかったので、違和感が、ありすぎた。
2011年には単行本も出ているし、映画化された作品だけど、私には、合わないように思える小説であった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
レビューを見るかぎり、どうやら新婚さんの不思議話っぽいが、どうも合わなくて一章の時点で断念。
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★★★☆☆
行ってみたい!?
【内容】
4年間の同棲生活から結婚に至った大木信義と咲は、五反田のデパートの屋上で地獄旅行のパンフレットを手にする。たまには旅行でもしようと一泊二日の地獄観光へ出かけた。
【感想】
地獄のような大変な旅行を想定して読み始めたのだが、違った。文字通り「地獄」への旅行なのだ。
「ふり返ってはいけない森」とか「ビーフシチュー温泉」とか地獄の名所が登場します。
ただ、「地獄」って感じの恐ろしい所ではなく、奇妙な異空間として描かれます。
題材としては非常に面白いのだが、なんか入り込めない。不思議だ。読みにくいからか?
映画化されてたのか。映像で地獄を見てみたいな。 -
これまた不思議ワールド。
赤の人と青の人、いいじまさんやヨシコ、濡れた男、みんな何かエピソードがありそうで掘り下げてほしかった。 -
ぼんやりした話だったなぁ。
でも初めて感じたこの世界観、ぬるいかんじ。
小さい、細かい所作が小さく細かくかかれてて、
いちいち(言葉悪いけど)小うるさいオバサン見たいにかかれてた。
わかるーっていうのはあったけど、理屈っぽいのかな。
それがやたら目に付く本だった。
地獄かぁー行き方があんな不審な方法じゃなきゃちょっと興味あるかも。
ツアー安いし、ね。 -
五反田とうきゅうの屋上で地獄旅行のパンフレットをもらった。
せっかくだから連休に行ってみようということになり
咲と信義はデパートの占いコーナーの老婆に申し込み
屋上のひょうたん池に飛び込んで地獄へと向かう。
絶対に振り向いてはいけないと言われていた道で
振り向いてしまった2人は正規のルートから外れて
地獄蜜柑畑や猫畑をわき目進み、
地獄山羊に近づいたことで赤い人を怒らせ、
青い人のヨシコに助けられてホテルまで案内してもらった。
やたら高層なのに階段しかないホテルで
2人はシチューのような温泉につかり
地獄甘エビをうんざりするほど食べ
ヨシコと2人の弟の案内でナイトマーケットに出かけた。
装画:丸山直文 装丁:水戸部功
地獄旅行記です。
こんなにおかしな世界なのにあまり疑問を持たない2人のせいで
謎はまったく明らかにされないまま状況を押し付けられます。
もし振り向かなかったらどうなっていたのかとか
後ろにいたのはなんだったのとか
耳栓は何でできているのかとか最初から突っ込みどころ満載。
いいじまさんやヨシコの過去にはなんだか教訓めいた所もあるし。
変な世界を見てみたい人はどうぞ。 -
言葉がどうしても剥き出しになってしまう。
単純な言葉を選んで使うとそういうことになるのだった。P152 -
地獄の入口って、五反田とうきゅうの屋上にあったんだ!
この間五反田行く用事があったから、屋上覗いてみればよかったな(ニヤニヤ)
作者の方、演劇畑の人なんですね。
ちょっと変わった田舎に行く、位な感覚で地獄に旅行しに行っちゃう設定は面白かったかな。
もちろん通常の旅行とは色々違うから、あれこれ戸惑う事もあるんだけれど(直情的で危険な赤い人に追いかけられそうになったり、ホテルにエレベーターがないから、お風呂に入るために恐ろしい数の階段を上るはめになったり、ようやくたどりついた一見ビーフシチューなお風呂の渦に巻き込まれそうになったり、地獄甘エビを延々食べさせられたり・・・)、
おおまかなんとかなっちゃうゆるーいところは好ましかったです。
文章おかしいところがいくつかあって、そこで少し躓く事があったりもしたけれど、まぁそれもご愛敬。
地獄旅行へ行くきっかけになる、炊飯ジャーと濡れた男についてはもう少し書き込んでほしかった気もするけれど、元の世界に帰る大木家二人と道を異にして、地獄に留まる事になる二人の炊飯ジャーの姿を想像すると、なんか微笑ましくなっちゃうから許す(←えらそう)
「さよなら地獄。なかなか良い旅でした。」
私も地獄旅行ができたなら、そんな風に言いながら帰りたいな。
ハマったら絶対赤い人になりそうでちょっと怖いけど、ふふふ。 -
いとしい。
いとおしい。