欲情の作法

著者 :
  • 幻冬舎
3.10
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本棚登録 : 329
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016224

作品紹介・あらすじ

男と女の根源的な違い。それを理解すれば、新しい愛がはじまる。実践的最新恋愛講座。

感想・レビュー・書評

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  •  渡辺淳一、1933.10.24~2014.4.30、享年80「欲情の作法」、2009.2発行。「恋愛の作法」はわかりますが、「欲情の作法」、面白いタイトルです。内容は、限りなく「恋愛の作法」でしょうかw。恋愛は男の方から口説き、仕掛けるもの。昭和をメインに生きてる者にはそう思えますが、今はどうなんでしょうw。考えるよりまず行動(意思表示)を。わかってはいても躊躇するのが恋心、これは古今東西変わらぬ悩みでしょう(^-^) あ・うんで通じたら最高ですね!

  • 先輩プレーボーイの貴重な助言?!
    はたまた、もてる男のたわごと?!

    男の"たしなみ"と女性が備えておくと
    もてる"たしなみ"について言及。

    やや”昭和”な香りが漂う内容を
    「落ち着く」と感じるか「古い」と
    感じるか。。。

    デートの前によく読むとよいかも。



    〜以下、・本より抜粋、→コメント〜

    ・食べ物を口に入れるとき、どんな男性でも
    ”口に入れてもだいじょうぶか”慎重に
    確認する。女性のセックスで受けている
    される性は、こういう状態である。
    →これは! 女性が慎重になる理由が
    頭で理解しやすい、絶妙なたとえ!

    ・男たちの憧れは清楚(せいそ)
    →これは、いきついた終着駅か。

    ・男と女のあいだには、性的なタイムラグがある
    気持ちのうえでは、抱かれ受け入れてもよい
    と思っていても、すぐには、、膣がやわらかく
    潤っていないと受け入れられない。
    →男女の性の違い(受け入れ側)を理解する。

    ・これまで結婚した夫婦のあいだでさえ、
    満たされたセックスに達していないケースが多い。
    これを解消するのが、スローセックス。
    →ここでも、このキーワード。

    ・自身がない者ほど、熟女より処女を求める。
    何人かの男性と経験があると思われる女性
    と対したとき、男は観察されていると不安になる。

    ・男性のセックスは、快感こそ強いが急に萎えるV字型
    女性の性は、快感の深さも持続期間もはるかに強く長い
    八の字型
    セックスは、単なる本能ではない。
    相手への思いやり。

  • 縺?ス槭?縲ゅd縺ッ繧翫◎縺?°縺ィ縺?≧諤昴>縺ィ縲√◎縺?□繧阪≧縺九→縺?≧諤昴>縲Bnyway縲∝盾閠?↓縺ッ縺ェ繧翫∪縺励◆縲

  • 13/05/30 なあ~るほど。

  • ■概要
    本書は、女の口説き方について解説した恋愛指南書である。
    医者であり人気作家でもある著者の知識と経験に基づいた内容である。
    レッスン1からレッスン14までで構成され、男女の違いを分析しつつ、男の行動(作法)がどうあるべきかを指摘している。


    ■特徴
    著者は医学博士でもあり、本書も医学的な視点から、男女を鋭く分析している。男女の感性の違いを、肉体の違い(医学的な)から発生するものと指摘し、男の欲情を肯定的に考えているのが特徴的だ。女性から見ると、卑しかったり不潔と捉えられている欲情も、すべて医学的には自然な事だというのである。その上で、男は恋愛の作法を守りながら、欲情に素直にセックスをしようというのだが、はたしてこのような男性に都合のよい解釈が女性に通用するものか。女性に、見られたくない一冊でもある。


    ■サマリー

    【基本的な考え方】レッスン1、2、3
    精子を観察すると、男の性がわかる。①男は女に振られる生き物である。②「なんとか女性を抱きたい」というのが男の最終要求である。であれば、①の対策として、少々好みとは違う女性もふくめて、三兎も四兎も追いかけるのが男の務めである。②からは、「明日の二羽より今日の一羽」「なかなか許さない美人より、目先に許してくれる不美人」が(男にとって)理想の女性像である、との教訓が導かれる。コツは、女のキープ君になり、女の気が変わるのを待つことである。


    【理屈より行動、陽気に正直に】レッスン4、5、6
    男が、最初にすることは女に声をかけることである。陽気に、心をこめずに女を褒めること、イタリア人が理想である。次にテイスティングだ。自分への好感度を食事やバー、ドライブなどの間に測定する。女の反応しだいでホテルに誘う。断られたら再度、挑戦。不自然な誘いかたより、より自然な誘い方が好ましく、その意味で、自分の部屋を持つというのは最大のメリットである。


    【すぐに許す女こそ素晴らしい】レッスン7
    互いに好意をいだいていたら、体を求めるのは自然な行為である。女性が好意をいだく男性にすぐに体を許したとして、軽い女だと思う男はいない。かえって、自分を高く評価したと思い男は喜び、ますますその女性を好きになる。一方、女性は、簡単に体を許すことに懸念を抱いているが、恋愛においては、素直に気持ちに従うべきである。


    【急いてはことを仕損じる】レッスン8、9、12
    男は正直にいって体が目的だが、女は体だけを求めてくる男が嫌いである。本心を隠し、清潔そうに、上品に振舞い彼女の中に入っていく。それが恋の手管である。セックスでも、前戯で苛立つことなく耐え本心を隠さなければならない。抱きしめ、接吻し、愛撫し徐々に彼女を自分に馴染ませることが大切である。本番から先は、ひとそれぞれ女が許す範囲で。「優しくマイルド」が、原則。後戯は、セックスの締めである。


    【根源的に】レッスン14
    男は女の裸体を見ると興奮するように作られているが、女性はそれほどの性的欲望をもっていない。男の異常なまでの性的欲望で、女性は目覚めセックスを重ね、妊娠・出産へとつながる。この男の欲望は、人類が滅びないためのものである。

  • “作法”と謳っているように、テーブルマナーの教科書的な内容。確かに大切なことが書いてあるが、男女はそこまで単純ではないだろうとツッコミたくなるところも多々ある。
    しかしそれはそれで一つの作法なので…と納得できるというのが感想。

  • 多少買うの恥ずいですけど、絶対読んで下さい。特に女性は呼んでください。とは言え、女性の下着は純白が良い、ってくだり以外は何も覚えてませんが。

  •  タイトルに躊躇せず男性も女性も手にとってもらいたい本。著者は医師。男と女の脳が違うのは精子と卵子の性質が違うからで、男は精子のようにという性であり、女は卵子のようにという性である、だから男と女は違う。これはおもしろいですね。
     好意を表に出すことに良いも悪いもない。また、好意は思い切って自分から意思表示しなければ伝わらないものである。そして、それを向ける相手は、育った環境も、構成している物質も、考え方も異なる一人の人間であるということを忘れてはいけない。愛の本質は、心身ともに深まり許し合うことである。
     性の前に、人としてどのようなスタンスで生きていくかを提示している本だと思いました。

  • はやった本。

  • 男性視点の内容だったが、ああ、なるほどと一応面白く読み終えた。

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著者プロフィール

1933年北海道生まれ。札幌医科大学卒。1970年『光と影』で直木賞。80年『遠き落日』『長崎ロシア遊女館』で吉川英治文学賞受賞。2003年には菊池寛賞を受賞。著書は『失楽園』『鈍感力』など多数。2014年没。

「2021年 『いのちを守る 医療時代小説傑作選』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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