レッド・デッド・ライン

著者 :
  • 幻冬舎
3.13
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本棚登録 : 28
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016330

作品紹介・あらすじ

「修平君が頼み事を聞いてくれるなら、服、脱いでも良いよ」大学の同級生、美鈴の頼み事は、香港旅行に一緒に行って欲しい、というものだった。好きな女の子からの誘いなのに気持ちが複雑なのは、彼女には、難病を抱えた恋人がいるから。「香港に、どんな不治の病でも治せる人がいるの」-。香港郊外の古い家の地下室で行われる秘密の儀式。集められた4人が暗闇で体に結びつけた赤い糸には、何の意味があったのか?そして、"誰にも言ってはいけない"と言われたこの儀式のことを、誰かが話してしまったとき、死へのカウントダウンが始まった…。

感想・レビュー・書評

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  • ほんと、不思議な魅力に溢れた作家さん……
    上手いわけではないけど^^;
    この話も、「ここから丁寧に描写すべきでしょ!!」てところが全部ぶっ飛ばされて、いきなり佳境ww
    さすがに、このテイストが続くとツラい。ほかの作品はどうなのだろう……

  • 2009年読了。

  • 台湾のある家で、4人が赤い糸を結ぶだけで不治の病を持つ人が治る。誰にも他言しないことが条件。
    他言すると、4人が死んでしまう
    …といういかにもホラーっぽいストーリー。装丁も怖そうだったけど、赤い糸が絡んでいるからか恋愛小説っぽく読めて、怖くはなかった。

  • ホラーだね。でも結構楽しく読みました。ラストはドキドキしたよー

  • どこかで読んだことある感ハンパない。

  • 赤い糸で結ばれているというと、とてもロマンティックなイメージなのだが、ここでの赤い糸は、それは死へと繋がる恐ろしい赤黒い糸なのだ。
    糸を断ち切るために、自分の体の一部を切り落とすなんて、あまりにも狂気じみている。
    好きな人を助けるために香港に渡ったはずが、おかしな展開へとなっているし、むちゃくちゃな気がする。
    最後は形としてはハッピーエンドなのだが、素直に良かったと思えないのが残念だ。

  • ロマンチックな赤い糸の物語……ではありません。同じく切っても切れない赤い糸の物語ではあるけれど、実に恐ろしいホラーです。じわじわと追い詰められていく雰囲気が嫌だなあ。
    あの者たちが何者なのかは分からないけれど、巧妙なやり口。これはたしかな手段かも。そして一番恐ろしいのはあの人の心でした。酷すぎます。
    と、かなりおぞましいホラーながら。主人公のややとぼけたキャラがけっこう和みました。エッフェル塔に赤い糸、はかなりの笑いどころ。そりゃ切れるわっ!

  • 1時間かからず読めた。ページ数の割には内容が?ストーリー展開はまあまあ。ちゃんとオチもつくし。でも、もうふたひねりぐらいしてほしいなー

  • 序盤はだらだらとした展開で読み進めるのが苦痛だったのですが、主人公たちが元朗に到着してからは、ペースが一気にアップ。元朗の家の中での出来事にはゾクゾクさせられたし、ドロッとした怖さも味わえました。

    ただ、物語全体、そしてひとつひとつの事柄の先が読めてしまったのが残念。その辺りをもう少し巧く描けていれば、と思いました。それと、ラストがやけにあっさりとしたハッピーエンドだった点も残念かな。もっと意味深だったり、絶望的でも良かったかも。

  • 基本ホラーなんですが、ファンタジーなので何とか頑張った。(ホラーちょう苦手)
    誰にも言ってはいけない、言ったら命を貰う。よくあるテーマですが、ちょっと鳥肌たった。オチはわかってしまうのに雰囲気がすごく怖い。
    テーマは「赤い糸」。見えないのに赤いって本当なんでだろうね。

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著者プロフィール

一九五七年茨城県生まれ。二〇〇五年に「キタイ」で第六回ホラーサスペンス大賞を受賞し、デビュー。『ラスト・セメタリー』『赤い糸』『祭りの夜、川の向こう』などのホラー作品を執筆。初の時代小説『火男(ひをとこ)』が、一三年に第五回朝日時代小説大賞を受賞し、このたび『炎が奔る』と改題して文庫化。

「2021年 『炎が奔る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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