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本 ・本 (324ページ) / ISBN・EAN: 9784344016446
感想・レビュー・書評
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いやー一気読みしてもたー
ちょっと勉強せないけんかったのに一気読みしてもたー
そしてこのお話北方謙三アニキの曾祖父母で、新高製菓の創業者である森平太郎夫妻がモデルなんだそう
ほへー、もちろんがっつり脚色はされてるんだろうけど波乱万丈の人生やなー
そして任侠小説の定型フォーマットだ!と書いた上巻からがっつり商売人の立身出世物語と化す下巻
でも最高の面白さは継続
んでもって私がここで強く言いたいのは、びっくりするぐらい読みやすかったってこと!
もちろんわいがいわゆる北方節に慣れてきたってのはあるんだけど、北方アニキの文体って余計なことあんまり書かないんよね
あんまり書かないから読み手の想像力で補わないといけないんだけど、そこの材料というか原料はちゃんとあるのよ
だからさくさく進むけどちゃんと読めばちゃんと深いのよ
あとマジで佐賀弁との融和性がめちゃくちゃ高い
北方節と佐賀弁凄い合う
アニキの地の言葉が佐賀弁だからってだけじゃなく、なんかそこに計算を感じるんよな〜
考えすぎかな〜
と、とにかく仁と義に生きてるわいの様な人なら間違いなくドカンとくる一冊ばい!(急にインチキ佐賀弁)詳細をみるコメント4件をすべて表示-
ひまわりめろんさんそうなんです!しょうなんです!商人です!(決まった)そうなんです!しょうなんです!商人です!(決まった)2024/04/23
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1Q84O1さんひま師匠のオヤジギャグも日々アップデートされている(のかな…)ひま師匠のオヤジギャグも日々アップデートされている(のかな…)2024/04/23
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ひまわりめろんさん(*´ω`*)(*´ω`*)2024/04/23
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やはり北方先生は面白い!ハードボイルド系には一切手は出さずに歴史系から手を染めていったのだが、今回の作品はそのどちらも兼ね備えた人間の旅の物語を綴っている。とは言っても全ての人間の生き様は旅なんだと思っていますが
主人公の正太は家も継がずに気ままに船頭暮らしをしている。そんな折、佐賀で女ひとりで博徒の一家を支える瑠依に出会い二人で一家を切り盛りしていくのだが、未遂に終わったが家族を守るために人を殺そうとした正太は九州の大親分から九州所払いを受けてしまう。
単身で台湾に乗り込んで始めた仕事がキャラメル作りに羊羹など。その後瑠依も家を捨て、家族で正太のもとに山あり、谷ありの人生の中で台湾での成功を胸に、所払いを受けた九州の大親分の元へ……
いや、いい話だし、ところどころ泣かせるんだけど…今の日本人にないものを持っている夫婦です。ただあまりにもリアルすぎると思っていたらこの話のモデルとなった人がいて脚色もありますけど実話とのこと。
モデルは北方先生の曾祖父にあたる森平太郎(ニイタカドロップなどで知られた新高製菓創業者)をモデルとした立志伝です。これもまたいい作品です -
胸がいっぱいになった。
みんな自分を懸命に生きてて、私もそれがしたいなと思った。
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小さな工場から始め、どんどん工場を大きくし、同業者の嫌がらせも乗り越え、かつての稼業からの許しを得るまで、まさにノンストップで突き進む主人公。
次から次へと計画して実行していくその力はうらやましいくらいです。
その妻も肝が据わっていて、この夫にしてこの妻あり、です。
読み終えた、という充実感がありました。 -
北方 謙三は父親が好んで読んでたけれど、ハードボイルドオンリーだと思ってた。
最初は「ああ、ハードボイルドじゃないけどヤクザものかー。」と思ったら、それも違う。
こういうのを書く人だったとは全く知らなかった。
「元気になるから。」と勧められた本。
元気になったかどうかはともかく、久しぶりに面白い本を読んだなーと思った。
上下巻、一気に読みました。 -
上巻が面白すぎて、一気に読了。
ハードボイルド。
北方謙三、ほかも読んでみたい。 -
月並みだが、挫けてはいけない、折れない心の大切さを気づかせてくれる本。これまで読んだ本の中でベスト3に入る。
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台湾!
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