- Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344016484
感想・レビュー・書評
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賃下げ、リストラ、年金問題と不安要素が多く、"安定"と言う言葉を中々見つけることが出来ない昨今。
そのような状況ながらも、未だよく聞く言葉として「一つの会社で勤め、昇進していくことが何よりのキャリアアップ」、「給料の低い会社から高い会社へ転職すべき」、「会社に捨てられない人材になり、安定した収入を」などがあげられます。
しかし数十年前とは違い、会社自体の安定性が無く倒産数・経営悪化が増加の一途をたどるこの時代に会社に依存している、このような考えは非常に危険と言えます。
今後は上記のような考えに沿った考えである、『会社の内部で通用するスキルをベースにした"コーポレートキャリア"を高めること』以上に、『会社を離れても通用するスキルをベースにした"パーソナルキャリア"を磨き、一つの視野に囚われない視野を持つ』ことが、このビジネス社会を生き抜いていくためには必要となります。
本書では「雇われ型」から「スキル提供型」の考えを持ち、シングルキャリアではないマルチキャリアを身に付ける重要性が書かれています。
そして「勝ち組」、「負け組」の発想ではない。如何にして「生き残る」か。
まさに"サバイバルなキャリア術"について教えてくれる1冊です。
会社に依存する考えではなく、自立しすべてを自己責任で決定ていく考えが必要な時代になってきました。
本当の意味での自分の"キャリア"を見つめ直したい。そう考えている方にオススメの1冊です。
【私的読書メモ】
・自分の責任で現在地を把握する
・ない物ねだりをせず、限られた状況で何ができるかを考える
・リスクを取らなければ現状維持すら不可能
・給料ではなく、どれだけ力を身につけれるかで仕事を決める
・「ルール厳守」に遭遇した時、「社内のルール」か、「どこでも通用するルール」
かを考える
・自分のブランドを作っていく際には情報などを出し惜しみはしない
・他人に判断を任せるより、自己責任で意思決定したほうが満足度は高くなる
・パーソナルキャリアの目的は「収入」ではなく、「付加価値の向上」
・最悪の事態を想定し、バックアップは1つではなく複数持つ
・「~が悪い」、「~だからできない」、「忙しい」は禁句
・物事の先送りは借金と同じ
・100%正しくなくても、スピーディーに自己責任のもと意思決定をするのが重要詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトル通りキャリアプランニングについて考えるきっかけになる本です。書かれていることは特に目新しいことはないですが、心の種火にはなると思います。その種火を大きくするか、放置して消してしまうかは本人次第。読みやすい部類の本になるので、普段読書をしていない人も読書のきっかけになると思います。
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自分で稼ぐ力を身につけるための行動指針、感情コントロールなどを紹介。やはり、当事者意識を持って、矢面にたつことで成長できる。全部やらなければならないはチャンス。ストレス耐性、処理能力をコツコツ養う。
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会社に依存しない生き方
考えるだけではなく、行動力
自分個人に会社以外の付加価値が必要
二足のわらじ
目先の損得ではなく長期的に自分のキャリアを作る
リスクを取らなければ現状維持すら不可能
起業をゴールにしてはいけない。 -
著書の著作を読んできたものには真新しさに欠ける内容でした。ただ、著書の本を読んだことのない方には、これからの生き方・働き方の参考になると思います。
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初年度の注意点
出社してすぐに仕事を始めない
1日のスケジュールを見渡す(Planning)
扱う業務の決定
会社の文句を言わない
Positiveな行動力が自分を救う
年収があがっても生活レベルを上げない
努力なくして成果なし
20代
お金を払ってでもやりたい仕事にチャレンジ
いい先輩に張り付き,勉強させてもらう
愚痴を言わない
~が悪い→自分が改善できることは何か
~だからできない→どうやったらできるか
忙しい→タイムマネジメント
思考癖をつける
意思決定のスピードをあげる -
発売から時間は経っていますが、まさに今の時代にあっている内容だと思った。個人が強くなるためのメソッドや思考が紹介されています。ビジネスマンのうち会社員がほとんどかと思いますが、コーポレートキャリアをいかにつくっていくか、いかに昇華させていくかを考えて実行できる環境は平等です。一番良くないのは思考停止…。
逆に、組織としてはこのような思考の人材を集められる魅力を作っていくと強くなると思いました。 -
【この本のターゲット】
会社勤めのサラリーマン
【この本から学んだこと】
この先、年収は右肩下がりの一途をたどる。
また不況や会社の寿命の短命化に伴い、正社員という生き方は必ずしも安定しているわけではない。
そのような時代だからこそ、一つの会社でしか通用しない「雇われ型」からどこでも通用できる「スキル提供型」人間への転換が必要となる。
そのためには「コーポレート・キャリア」と「パーソナル・キャリア」形成が不可欠となる。
特に重要なのは「パーソナル・キャリア」。これをは一朝一夕には身につかない。結局は日々の勉強と訓練の積み重ねが必要である。どんなサバイバル知識も普段から訓練し、実際に使ってみないと役に立たないのだ。 -
これまでの本田氏のビジネス本の延長線上にある内容。特に目新しい話はなく、これまで書いてきたことからスキル形成にかかわる部分を再整理した感じ。今一度、これまでの本も含めて本田思考のエッセンスを吸収したい。