メモリークエスト

著者 :
  • 幻冬舎
3.64
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本棚登録 : 158
感想 : 35
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  • Amazon.co.jp ・本 (327ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016552

感想・レビュー・書評

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  • 楽しく読んだんだけど、どうしても「ワセダ三畳青記」の鮮烈な印象から離れられない。あんなのをまた読みたいなあ。ん?これは小説じゃあないだろうね?

  • 2009/08/26 「ペルーに忘れたセーター」が一番読みたかった。

  •  読みやすかった。

  • こんなことを言ってしまっては
    身も蓋もないですが
    タカノさんは「探し出せない」ほうがテンションがあがるのかもしれない。

    タカノさんは迷っているほうが素敵で何か吸い込まれる気がする。


  • ”あなたの記憶、探しに行きます”と探し物を一般公募した企画モノ。
    厳選された探し物を求めタイ・セーシェル・南アフリカ・旧ユーゴと”クエスト”の旅は展開されるが、やっぱり素直に見つかるはずもなく慣れない現地を右往左往。時折ふとその国のウラ事情が垣間見えて興味深い。特に南アフリカからが濃い。
    初めての土地にブツクサ言いながらも如何にかしてしまう著者の才能に改めて感心。

  •  「突然で悪いんだが、鹿児島県のトカラ列島に宝島というところがある。そこへこの本を届けてくれないか。郵送ではダメなんだ」 そんなミッション来ないものだろうかと妄想する。 目的のない気ままな旅はワクワクするが、理由あって訪れる、人を訪ねる、というのはさらにドキドキする旅になりそうだ。 しかも、これは、仕事だ。フラフラしていても咎められることはない。 そんな理想の旅を実現したのは、高野秀行。 WEBマガジンで読者から「これを探して欲しい」という「記憶」の依頼を募り、「タイで出会ったスーパー小学生」、「古今東西のエロ画をコレクションしていたインド系おやぢ」、「ユーゴスラヴィア紛争に巻き込まれたかもしれないBob」、「ペルーで忘れたセーター」などの探し人、物が寄せられる。 そのうちの5つの依頼に応えようと、旅に出た。 一人旅初心者だと、何がなんだかわからないところを助けてくれて昼食までごちそうしてくれたクロスリレア村のパシルセンテモアさん、ありがとう! みたいになってしまうが、それは世界辺境を歩き回り、怪獣探しや怪魚探しを続けてきた男・高野秀行、旅力が違う。 英語はもちろん、中国語、タイ語、コンゴの言葉まで、少々できてしまうから、困り方のレベルが違う。旅であったイイ話、という方向に行かない。 さらに、探し出した人物がまたちょっと普通のレベルではない。 このレベルの人間が出会うと、出てくる話は興味深い。 辺境から、裏側から見ると、世界はこうだったんだ。 第4章「大脱走の男」と第5章「ユーゴ内戦に消えた友」がおすすめ。 さらに、名古屋グランパスサポーターは満足感20パーセントUP! ああ、皆既日食が観たいなあ(ひとりごと)。

  • これはおもろい。

  • 2009年4月13日購入。読書期間2009年5月7日〜15日。

    面白い。著者は早大探検部出身で、世界の僻地へ行き誰も考えないようなことをすることに情熱を傾ける生粋の探検家。
    色々な所へ出掛けた著者が、本書で対象にしたのは他人の記憶。探してほしいものを募り、それを探しに行く。
    著者のこれまでの作品を読んだことのある人は、それぞれの捜索の結果の意外さに驚き、初めての人も探検を楽しめる。
    文字通り奇跡としか言えないことがこれでもかと起こり、事態が一転、二転、三転とめまぐるしく変化する。
    どんな物、人にも物語があるのだなーと思える
    個人的には、知った名前が出てきて驚いた。

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著者プロフィール

1966年、東京都八王子市生まれ。ノンフィクション作家。早稲田大学探検部在籍時に書いた『幻獣ムベンベを追え』(集英社文庫)をきっかけに文筆活動を開始。「誰も行かないところへ行き、誰もやらないことをやり、それを面白おかしく書く」がモットー。アジア、アフリカなどの辺境地をテーマとしたノンフィクションのほか、東京を舞台にしたエッセイや小説も多数発表している。

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