銀二貫

著者 :
  • 幻冬舎
4.41
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  • (1)
  • (2)
本棚登録 : 582
レビュー : 142
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344016835

作品紹介・あらすじ

大坂天満の寒天問屋、井川屋の主・和助は、仇討ちで父を亡くした鶴之輔を銀二貫で救う。大火で消失した天満宮再建のために、工面した大金だった。引きとられた少年は松吉と改め、商人としての厳しい躾と生活に耐えていく。番頭善次郎、丁稚梅吉、評判の料理人嘉平とその愛娘真帆ら人情厚い人々に支えられ、松吉は新たな寒天作りを志すが、その矢先またもや大火が大坂の町を焼き払い、真帆は顔半面に火傷を負い姿を消す…。

感想・レビュー・書評

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  • 泣けました~。
    あのお侍さんは、最後に絡んでくるとは思いましたが、良いですね~。
    苦しいことも辛いことも沢山あるけれど、人の縁や情にふれると、前を向いて生きていこうって、気持ちになれる本です。

  • すごくよかった!銀二貫、それは33両もの大金。この仇討ちを買い、主人公を救った金額が最後まできいてきます。父を失い、武士の子から丁稚になった主人公松吉のまっすぐな姿も好感がもてるのですが、周りの人物もまた厳しくも温かくて、読みながらじんわり涙ぐみそうになるシーンがたくさん。ラストまでの展開、そして和助の台詞がまたいい!あと真帆との恋愛もすごく遠回りだけれどよかった…。火事が多くて生活もどんどん厳しくなる中、何度も立ち上がる大阪商人のたくましさも感じました。図書館で借りたものだけど、これは繰り返し読みたくなりそうなので文庫本を買おうと思います。

  • よかった!久しぶりに感想の書きがいのある小説に出会ったww

    登場人物が本当に素敵!気持ちがいい!
    読んでてハラハラする箇所もあるにはあるが、掻い摘む…っていうか、スピード感があってダラダラしないのが私的には良かった!
    最後がハッピーエンドなのもいいね!安心感が違うもの(笑)
    収まるべきところに収まって、最後まで気持ちのいい作品でした!!

  • 良かったです。
    登場人物がみんな働き者で暖かい。

    日本人の良いところをギュッと集めて、懐かしい気持ちにさせられます。

    良い仕事・・・したいですね。

  • みおつくし以外で読んだ、初時代小説。
    時代小説って、毛嫌いしていたが、
    結構、いいかもしれない。
    今回は、高田さんのものだが、
    今後、いろいろよんでみたい。

  • 2014.2.1
    まずは、旦那さんがいい人。後光がさしてる。
    真面目に頑張ってる人が苦難を乗り越えて、幸せになっていく。

  • 母親に勧められて読みました。最初から最後までいい話すぎて、最後の二行を読んで堪えていた涙だだもれでした。

    旦那さんは、てへぺろ☆(ゝω・)vって感じでいい人やし、番頭さんはツンデレ(#°д°)でいい人やし、主人公も真っ直ぐでイケメンやし。何この良い人のオンパレードみたいな。

    これは色んな人に読んでもらいたい一冊。

  • 大火で焼けてしまった天満宮再建のために何とか工面した銀二貫、
    それを、たまたま出くわした仇討ちを買うために使った和助。
    銀二貫によって救われた侍の息子鶴之助は、その後、寒天問屋の主である和助のもとへ丁稚奉公に入ることになる。

    真摯で温かい人たちが、様々な困難にも負けずに精一杯生きる姿に、読んでいて心打たれる。
    また天神様への町人達の思いが、身近でありながら尊く描かれていて、
    寄進するために懸命に貯めたお金が人を助け縁を繋いでゆくので、何か見えざるものの意思のようにも感じられる。

    心温まる大満足の一冊です。

  • 焼失した天満宮の再建のため、伏見でお金の工面をしてきた寒天問屋の和助が
    茶屋で休んでいると、目の前を子連れの侍が駆け抜けて行った。
    しかし、その行く手に刀を抜いた若い侍が現れ、父親の仇討ちだと言い、刀を
    振りぬいた。
    切られた侍の息子は、若い侍にとどめを刺させまいと父親をかばっていたが、
    怒り狂っている若い侍は、二人とも切りかねない様子だった。

    見かねた和助は、そこに割って入った。
    「この仇討ち、この銀二貫で買わせて頂きたい」と。
    和助が差し出した銀二貫は、天満宮のために工面した大切なお金だった。

    若い侍は、和助の言い分に承知して去っていった。
    和助は、切られた侍の息子に松吉と名付け、丁稚として働かせることにした。
    番頭の善次郎は、大切な天満宮への寄進が無くなったことをとても残念がり、
    松吉に対して何かにつけ、つらく当たったのだった。

    銀二貫分を蓄えるためにも、松吉は真摯に仕事をこなして立派な青年になり、
    ある少女とめぐりあう。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ある少女とめぐりあう。」
      飛ばし過ぎやわ、、、
      「ある少女とめぐりあう。」
      飛ばし過ぎやわ、、、
      2014/05/15
  • これは誰にでも自信持っておススメできる作品。
    いやー完成度高いなあ・・・。
    「みをつくし料理帖」シリーズの面白さがギュッと濃縮されてます。
    主人公は男の子なんで、こちらは立身出世物語の要素もあり。
    主人公が働くのは寒天問屋。
    地味な食材なのにものすごい美味しそうなのはもう高田さん真骨頂。
    そして逆境に負けない登場人物たちの芯の強さ、まっすぐさ。
    主人公も、周りのキャラクターたちも、みんな信念を持っていて、自分以外の他人のことをすごく深く考えて思いやっている。
    そのあたりが高田さんの作品の魅力なんだろうなあ。

    読み終わって本を閉じたあと、ああ自分も真面目に生きていこう、と。
    素直にそんな気分になりました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ああ自分も真面目に生きていこう」
      この一言に集約されているなぁ~
      「ああ自分も真面目に生きていこう」
      この一言に集約されているなぁ~
      2013/08/17
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