フリーター、家を買う。

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 7716
レビュー : 1284
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017221

感想・レビュー・書評

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  • 実際、今、自分の境遇と、主人公誠治の境遇にシンパシーを感じて読み始めました。
    バカで怠惰な自分を取り繕うのはバカで怠惰であることよりもかっこ悪い。というあとがきでの有川浩さんの言葉が刺さります。
    すごく爽やかな読後感でした。

  • ドラマは見ていないけれど、ドラマになりそうなストーリーですね。

  • ドラマは全て観ていたので、あらすじは知っていたのですが、
    ドラマと小説だと、大分違いますね。

    ドラマの場合は、キャストも話題作りには必要だったりするから、
    そこら辺は、仕方がないことかな・・・。

    小説は今まで読んだ有川ワールドにしては、甘さ控えめ。
    控えめどころか、苦め。

    前半は、ほとんどが、苦いか辛いかって感じですが、
    中盤から後半に掛けては、苦味が取れてチョイ甘ッて感じです。

    主人公のように就職に苦労したり、アルバイトを転々としたりって
    経験はないのですが、
    自分にはもっと向いている仕事があるとか、自分ならもっとやれる
    とか確かに考えていた時期もあったなと、思い出されました。
    (現在は、怠惰に流れているけど・・・。)

    この小説で、ちょっとだけ、怠惰な自分を捨てて、何かに
    情熱を注ぐとか、努力するとか、前向きな自分に変えてみようとか、
    考えたりもしました。

  • 最近は頭が疲れていて、兎に角軽い読み物と思って手にした本です。内容は、現在社会の抱える問題(鬱病・就職難等)になっていて考えさせられるものでした。読みやすい本です。若い方は、参考になる作品だと思います。

  • 幻冬舎から出版された有川浩作品としては2作目となる本作。
    私はドラマを先に見た上で原作を読みました。
    個人的には、ドラマよりも原作の方がスッキリまとまっていて好きです。

    家族の絆、働くということ。
    いろいろ重く感じるところもありますが、読後感はわりと良いです。
    もっといろんなエピソードを盛り込んでボリュームがあっても良かったかなぁ、とやや物足りなく思えたので評価は★4つにしておきます。

  • 主人公がことごとく自分と似ていて、ダメな自分を見ているようで最初はつらかったけど、主人公を含む、いろんな登場人物たちの成長がみられてとてもよかったです!

  • 良い意味で期待を裏切られた、期待の100倍面白かった。久々に、寝る間を惜しんで読んだ本。
    就活のシーンがデジャブさながらに共感。面接官かうけてるからこの面接うまくいった、って勘違いしていたことを思い出した・・・。何も考えずにどこでもいいから入れてほしい、って考えていた昔の自分を見ているようだった。
    また、無駄にプライドが高く自意識過剰な主人公はまるで自分を見ているようだった。新卒で入った会社をやめてしまって怠惰なフリーターとして過ごしている姿、そこからこじれた家庭環境の流れを読んでいて胸が痛くなった。
    無駄な見栄やプライドを張らずに家族を大切にすること、親を一人の人間として接すること、今を変えるために行動を続けることは大切だ感じた。
    今、読んだからこそ、胸に刺さる話がたくさん。私の日常の問題点がリアルに集約され、救われる展開になっていた。

  • 甘々な恋愛小説が有名な有川浩ワールドとはまた違い、爽やかで面白い作品でした。

    フリーターで駄目駄目だった誠治が、母が重度の鬱病、家庭崩壊も寸前か!?という最悪な状況の中で、少しずつ前を向いて成長していく様子には、すごく勇気づけられ励まされました。

    また、千葉ちゃんが誠治に向かって言った言葉。「諦めてない武さんは間に合ってます!」
    誠治だけではなく、多くの人が救われる言葉に感じて、すごく印象的でした。

    どんな状況でも誠治みたいに前を向いて頑張ろう、と素直に思わせてくれます。

  • あの時の情けない自分への後悔や悔しさがあるから、今の私がいる。

    怠惰で、自分のことばかりで、誰かの配慮に気づけず、おごり高ぶって。
    苦くて苦しい記憶。傷の事実は永遠に変わらなくて。
    今でも新しい血が流れ続けてる。

    でも。間に合わせたい。今からでも。
    こぼれていく砂を、すくいたい。
    もう、間違えたくないから、苦しくても前を向いていきたいから。

    色んな自分の小さなプライドや、
    自分の怠惰さや弱さを取り繕うことがもっと、恥ずかしいことだって気づいた。

    今の私に誠実さはあるかな。
    弱さに向き合う強さや、覚悟はあるかな。

    自分の都合のいいことばかりに目を向けて。
    自分の都合の悪いことには目を背けて耳をふさいでいないかな。

    そんなことを考えさせられた一冊。
    有川さんの物語は説得力がある。ほんとうに。

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著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

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