フリーター、家を買う。

著者 :
  • 幻冬舎
4.00
  • (963)
  • (1526)
  • (772)
  • (77)
  • (13)
本棚登録 : 7716
レビュー : 1284
  • Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017221

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 宗教みたいなモーレツ社風に馴染めず、新卒で入った会社を3ヶ月で辞めた誠治。

    その堪え性のない性格を見抜かれて再就職もうまくいかない。
    次第に最初の焦燥感も薄れ、バイトも転々と変え、気楽なフリーター生活へと墜ちる一方・・・

    そんな誠治が母の重篤なうつ病を機に、家族のあり方や仕事について真剣に考えるよう変わっていく。

    これ、ドラマが放送されたときは全然観ていなくて何で家を買うの?と思ってたけど、母のうつ病の原因が町内村八分(イジメ)だったからなのか。
    唯一の理解者だった亜矢子が嫁いでから、家の男たちは夫も子も揃って鈍感で関心も薄く・・・しかも息子はフリーター。。。
    そんな中で追い詰められていった寿美子。

    後ろめたさや小さなプライドから妻の異変を認めず、なかなか病院にも連れて行かず、薬の指示すら手抜きする誠一。
    事の深刻さを理解しようともせず、逆ギレする誠一に失望する姉弟。
    あぁこの家族は崩壊寸前だ、読むの辛すぎる!と思ったけれど、さすが有川さん。ダメ親父ではあるけど、、誠一を見切らないで良かった!!

    後半の恋愛要素は不要だった気もするのですが、もしかしたら続編を視野に入れての展開かな?

  • 家族の絆やダメ男くんの成長がテーマですが、根底は、人間、諦めさえしなければ、どっからでも間に合うし、どうとでもやり直しが効くんだってことだと思います。
    勇気を貰える作品だと思います。
    有川作品にしては、ラブ要素控えめですが、そっちは今後(きっとあると信じて)に期待してます。
    ドラマもとても素敵でしたが、原作とはキャラクターの設定とか、少し違ってましたね。

  • 就職先を3ヵ月で辞めて以来、自堕落気儘に親の脛を齧って暮らす“甘ったれ"25歳が、母親の病を機に一念発起。バイトに精を出し、職探しに、大切な人を救うために、奔走する。本当にやりたい仕事って?自問しながら主人公が成長する過程と、壊れかけた家族の再生を描く、愛と勇気と希望が結晶となったベストセラー長編小説。
    Amazon より

    こんな重い話とは思っていなかった.できすぎ感は否めないが、そこは小説.家族のあり方を考えるきっかけになる小説.

  • 諦めなければ、いつからだってやり直せる。まだ間に合う。暗いけど読後感爽快な話。
    ドラマより原作の方がスッキリまとまってて良かった。まぁどうしてもニノや大友想定して読んだけど。

  • 自分のこらえ性のなさを全部社会や職場のせいにしていた誠治が、
    母の鬱病に気づかずに甘えてばかりいた自分への後悔や
    病気に理解を示すどころか母としっかり向き合おうともしない父への反発から
    少しずつ脱皮を繰り返すように成長していく様子に勇気づけられる。

    不安に駆られる母の手に、誠治がハンドクリームを塗ってあげるシーンがとても好き。

    有川さんにしては恋愛要素控え目で通したなぁ、と思っていたら、ガマンしきれずに書き加えた感満載の、最後の「傍観する元フリーター」がほほえましい♪

    そして、あとがきにも登場する、『阪急電車』に続いてこの作品と、
    名作2作の編集を担当したという、すっとんきょうだけど仕事はバリバリできる
    幻冬舎のプリンセス大島さんが、とても気になってます!

    • 円軌道の外さん

      まろんさん、
      こんばんは!

      お返事遅くなりました(汗)(≧∇≦)

      実はこの作品、
      小説もドラマも
      どちらもまだなん...

      まろんさん、
      こんばんは!

      お返事遅くなりました(汗)(≧∇≦)

      実はこの作品、
      小説もドラマも
      どちらもまだなんですーっ(^_^;)


      まろんさんは
      ドラマは見ました?

      うわぁ〜
      くせぇ〜セリフやなぁ〜(笑)

      ってツッコミながらも、
      毎回胸を
      きゅいんきゅいんさせられてる自分なんで(笑)

      恋愛要素控え目なんは
      ちょっと寂しい気がするけど…





      わぁーっ!!
      やっぱ読んでみたいなぁ〜
      文庫化まだかなぁ(>_<)

      てか、プリンセス大島さん
      俺も気になります!!

      2012/05/16
    • まろんさん
      円軌道の外さん、お仕事お疲れさま~(*^_^*)

      私は自信をもってミーハーなので(威張ってどうする!)、もちろんドラマも見ました!
      ってい...
      円軌道の外さん、お仕事お疲れさま~(*^_^*)

      私は自信をもってミーハーなので(威張ってどうする!)、もちろんドラマも見ました!
      っていうか、ドラマを先に見て、それから本、の順番でした。

      誠治役のニノは、『山田太郎ものがたり』の時もちょっと感心しちゃったんですけど、
      弟妹とか母親とか、肉親に語りかける時の口調がすごくあったかくて、上手いのです。
      そうだ、クドカン脚本の『流星の絆』の時もそうだった!

      なので、このドラマでも、鬱になっちゃった母を落ち着かせようと話しかける時の
      声も話しぶりもほんとに優しくて、うるっとしました。

      ああ、私もこどもが男の子だったら、ハンドクリーム塗ってほしかったなぁ!
      女の子が塗ってくれてもうれしいことはうれしいけど、
      なんとなくうれしさが5割減くらいに感じるのはなぜだろう?

      ところで、ニノをほめまくっちゃったけど、私は嵐の中では櫻井くんが好きです(笑)
      2012/05/16
    • 円軌道の外さん

      あははは(笑)
      女の子だと5割減って
      娘さんに怒られますよ〜(笑)(^O^)

      ニノは映画で
      クリント・イーストウッドに認め...

      あははは(笑)
      女の子だと5割減って
      娘さんに怒られますよ〜(笑)(^O^)

      ニノは映画で
      クリント・イーストウッドに認められたくらい
      演技には定評がありますよね♪

      『山田太郎ものがたり』は
      漫画も好きだったんで
      見てましたよ〜(^_^)v


      菊池桃子のお母さんと
      SOPHIAの松岡くんのお父さんの
      あのゆる〜い感じが好きでした(笑)

      あと多部ちゃんも
      見事なコメディエンヌぶりを発揮してましたよね!


      桜井くんは
      知性もあるし
      ラップも上手いし
      爽やかイケメンで
      男からしたら
      ホンマ羨まし過ぎます(>_<)

      嵐なら自分は
      大野くんの
      何事にも動じない
      あのマイペースさが
      結構好きですね〜(笑)

      アイドルなのに
      松方弘樹並みに
      釣りが好きなところも(笑)

      2012/05/17
  • 有川さんの本は、読みやすくて面白い。就職に失敗した若者が成長する姿は、読んでいて気持ちが良い。ドラマ版も観て観たかった。。

  • とにかく読みやすいですね。
    出来過ぎでしょという批評がもしかしたらあるのかもしれないけど、実はキッカケひとつで意外と簡単に人生好転するのかも。いや、たぶんそうなんだろうな、こんな感じなんだろうなと思ったり。
    何か最後はラブコメみたいに感じたけど…しかし、主人公の成長ぶりは凄いよなとにやけてしまった。

  • 父親のコミュニケーションが苦手な感じなどがわが父を見ているようで・・・。色んな問題から逃げ回っている辺りが。
    本の中だけでも大団円で終わって良かった。

  • ドラマは全て観ていたので、あらすじは知っていたのですが、
    ドラマと小説だと、大分違いますね。

    ドラマの場合は、キャストも話題作りには必要だったりするから、
    そこら辺は、仕方がないことかな・・・。

    小説は今まで読んだ有川ワールドにしては、甘さ控えめ。
    控えめどころか、苦め。

    前半は、ほとんどが、苦いか辛いかって感じですが、
    中盤から後半に掛けては、苦味が取れてチョイ甘ッて感じです。

    主人公のように就職に苦労したり、アルバイトを転々としたりって
    経験はないのですが、
    自分にはもっと向いている仕事があるとか、自分ならもっとやれる
    とか確かに考えていた時期もあったなと、思い出されました。
    (現在は、怠惰に流れているけど・・・。)

    この小説で、ちょっとだけ、怠惰な自分を捨てて、何かに
    情熱を注ぐとか、努力するとか、前向きな自分に変えてみようとか、
    考えたりもしました。

  • 最近は頭が疲れていて、兎に角軽い読み物と思って手にした本です。内容は、現在社会の抱える問題(鬱病・就職難等)になっていて考えさせられるものでした。読みやすい本です。若い方は、参考になる作品だと思います。

著者プロフィール

有川 浩(ありかわ ひろ)
1972年高知県生まれ。PN由来として、「有川」は書店に本が並んだ時に「あ」から始まる名前として、著者五十音順で棚の最初のほうにくるから。「浩」は本名から。
2003年『塩の街 wish on my precious』で第10回電撃ゲーム小説大賞を受賞。2006年『図書館戦争』で「本の雑誌」が選ぶ2006年上半期エンターテインメントで第1位を獲得し、さらに2008年には同シリーズで第39回星雲賞日本長編作品部門を受賞。映画化もされた代表作となる。
『植物図鑑』で第1回ブクログ大賞小説部門大賞、『キケン』で第2回ブクログ大賞小説部門大賞を2年連続で受賞。2011年には『県庁おもてなし課』で「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2011」で総合1位と恋愛小説1位、第3回ブクログ大賞小説部門大賞を3年連続で受賞。2012年『空飛ぶ広報室』が「ダ・ヴィンチ BOOK OF THE YEAR 2012」で小説部門第1位。
その他、ドラマ化作『フリーター、家を買う。』、映画化された『阪急電車』『県庁おもてなし課』『植物図鑑』などが代表作。

フリーター、家を買う。のその他の作品

有川浩の作品

ツイートする