身代わり

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  • 幻冬舎 (2009年9月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (312ページ) / ISBN・EAN: 9784344017269

感想・レビュー・書評

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  • シリーズ9作目。
    トリックは過去に現実でよく似たストーカー事件があったな。
    利害さえ合えば起こりうることなんですね。
    また性格悪い人でてくる。
    あと美人も。

  • 自宅マンションで殺された女子高生の横には警官の死体が。そして公園で女性と争った挙句死亡した男子大学生。
    無関係に見えたふたつの事件だが...。

    身代わり!そして身代わり!
    まさかの結末に。あれが伏線だったなんて思いもしなかったです。
    事件が繋がっていくのとタックタカチのその後が気になり過ぎてサクサク読めてしまいました。今回はボンちゃんも活躍だったなぁ。

  • シリーズと知らずに初めて読んだ。
    読みながらなんだか過去もありそうな安定した感じの人間関係だなって思ったらなるほどね。

    話自体は、全く違う二つの事件がキレイにつながって解決。スムーズすぎる感も否めない。あらすじの紹介文が今回の主役とちょっとズレてるよね?!多分、シリーズで読んでたらもっと楽しめたんだろうけど、微妙に消化不良。
    ただひたすら飲んだくれて、食べて、いいご身分の学生が平和で羨ましかった。
    折角だから、前作も読みたいな。

  • ボアン先輩、大奮闘。寂しそうな幕開けだったが、みんなもどってよかったね。というのが根底に流れる大筋。二つの異なる殺人事件の点と点が繋がるところが、登場人物再集合のクロスするところで、青春×ミステリを同時に楽しめる。

  • タックとタカチが姿を見せなくなってから半月ほど、恒例の飲み会を開いていた祐輔だが、その参加者に気になる男がいた。さまざまな噂から心を病み、今年ついに休学を決めた後輩、ソネヒロだ。しかしその日のソネヒロは妙にさっぱりと明るく、楽しげに帰っていった。何か妙な雰囲気を感じつつも見送って呑んだくれる祐輔だったが、翌日後輩の電話で叩き起こされる。曰く、ソネヒロが女性に乱暴しようとして反撃されて死んだ、と……。

    タックたちのシリーズ六作目。前作の依存を読んだような読んでないようななので二人に何が起きてるのかはさっぱわからず。今回はボンちゃん回しの回。事件はいろいろと絡み合っているものの、結局はタイトル通り。ラストもう一章くらいあってもよかったのでは…というばっさりした終わりで残念。ひたすら先輩が飲み続ける話でもある。

  • タック&タカチシリーズ作品。依存の続編。依存から10年近く経って、その間このシリーズを忘れてしまって、読むまでに大分時間がかかってしまった。
    あまり今までのような推理問答はなく、それほど面白さは感じなかった。
    操子の動機は不明なままだし、このシリーズの特徴の青春感があまり無かった。個人的にはいまいち。

  • キャラクターシリーズ本で、前回読んだ「依存」の後日談らしい。 
    正直、回収のオチが交換殺人ってのは残念だったけど、そこに潜む人間関係は綺麗に繋がって、まあスッキリはした。

  • タックシリーズ第6弾
    起きる事件自体は独立しているものの、過去のシリーズ作品内容に関する記述がそこかしこにあるので、本シリーズは順番に読み進めることを強くオススメする。私自身、前作「依存」を読んで以来、約20年ぶりに読んだので、置いてきぼりになった箇所がいくつかあった。
    本シリーズは、タック、タカチ、ボアン、ウサコの主要キャラが酩酊しながらあーだこーだと推理をこねくり回す所が魅力だったと記憶。過去のシリーズ作品は、いずれも面白くハマって読んだことを覚えている。一方、本作ではボアンこと辺見祐輔と刑事や関係者とのやりとりが主であり、上記酩酊推理が終盤にしかなかったのは少し寂しかった。WHY,WHO,HOWの謎に対する真相も納得感が得られる内容では無かった。1990年頃の時代設定も、今となっては古く感じる。今の若い人達って“公衆電話”を知ってるのだろうか?

    《タックシリーズ》
    1. 彼女が死んだ夜
    2. 麦酒の家の冒険
    3. 仔羊たちの聖夜
    4. スコッチ・ゲーム
    5. 依存
    6. 身代わり
    7. 解体諸因
    8. 謎亭論処
    9. 黒の貴婦人
    10. 悪魔を憐れむ

  • なんか微妙な感じで終わってしまった感がある

  • なんか会話が古い感じがした。
    去年のクリスマスの事件てなんだったんだろ?

  • タック&タカチシリーズの最新刊。わー!ひさしぶりー!というか、今回はぼんちゃんが主役でした。先輩だとなんか、なごむ~。事件自体はまっくろくろなのですが、なんかこのシリーズはすごく好きです。この世界がわた味わえてよかった。にこにこ。

  • 久しぶりのタックシリーズ。「依存」の次が出ていたとは知らなかった。慌てて図書館で借りました(作者様ごめんなさい)。この作者は、登場人物の名字が読み辛いものばかりで、何度か前のページを見直したりするのですが、今回は大丈夫でした。相変わらず、「人の悪意」を書かせたら天下一品です。この「タックシリーズ」は事件とは別にメインキャラたちのバックボーンも描かれるので、このシリーズを読むならば、シリーズ最初から読まれることをお勧めします。

  • 発売当時に買ってそのままにしていたのを読んで、そういえばタックタカチってこんな理不尽な話だったなぁと思い出した。前作の依存がかなり重厚で面白かった記憶があるのだが、この続編はちょっとした小話程度の印象。最近出たらしい続編は文庫落ちしたら読もう。

  • シリーズものだったため、挿入されるエピソードがわからず
    逆に話の邪魔だった。
    トリックのために作られた話のため
    偶然や何やらの力が強く、それがなかったら
    成り立たないじゃん⁇的な前置きばかり。
    永遠の青春かね、見たことないが小説にはよくいる美人描写もうざったかった。

  • 匠千暁シリーズ。『依存』後の初の長編ということになる。
    時期的に『依存』直後で、タックの立ち直りの様子とタカチの献身が見える。
    これありきのこの前の短編たちである。

    事件そのものは『彼女が死んだ夜』の様に、サブキャラクタたちが渦中となるタイプ。
    今となってはちょっと懐かしい解決。

  • タック&タカチシリーズ第九弾。
    「依存」の後精神的にやられちゃってるタックのリハビリに付き合うタカチの二人の出番がほとんどなく残念。
    女は恐いわ〜って一般的な感想しか出てこない。。。

  • 偶然も絡まり、複雑な事件に。
    ウサコの「先輩、よだれよだれ」でちょっと笑った。
    終盤までとても面白かったが、終わり方が物足りない!
    前作『依存』と続けて読みたい。

  •  内容に枚数が足りてない。道具立ても生かし切れていないし、意外性もなかった。

  • 大学生が酒を飲みながら事件についての推理を語り合うというパターンは相変わらずだけど、今回は事件の構図が面白かった。ただ結局最後はいつもと同じ…机上の空論的な終わり方。
    シリーズものとはいえ、前作を読んでなければわからない背景が多すぎる。順番に読んでもらいたいという意図があるにしろ、もう少し独立した読み物として完結して欲しい。

  • 僕、「チョーモンイン」シリーズより、この「タック」シリーズの方が好きなんだよね。
    前作が僕にとっていまいちだっただけに、久々の新作は期待と不安がないまぜになった状態でページを開く。

    うーん、まあ、あの作品のあとは、こういうトーンにならざるを得ないのかねえ。うーん、まずは全体のトーンに違和感。
    あと、冷蔵庫のアレがなくなっているという魅力的な謎が、ああいうふうに解かれるのか。。。うーん。。。

    と、総じて「うーん」が多かった。
    とは言え、駄作で面白くない、というわけではない。そこはさすが西澤保彦といったところ。また次回作に期待します。

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著者プロフィール

1960年高知県生まれ。米エカード大学創作法専修卒業。
『聯殺』が第1回鮎川哲也賞の最終候補となり、1995年に『解体諸因』でデビュー。同年、『七回死んだ男』を上梓。
本格ミステリとSFの融合をはじめ、多彩な作風で次々に話題作を発表する。
近著に『夢の迷い路』、『沈黙の目撃者』、『逢魔が刻 腕貫探偵リブート』などがある。

「2023年 『夢魔の牢獄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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