外見だけで性格を見抜く技術

  • 幻冬舎 (2009年9月24日発売)
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  • 本 ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017368

感想・レビュー・書評

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  • ほおづえは退屈のサイン!?嘘は顔の左側に表れる!?指輪の数は不安の表れ!?表情・服装・持ち物・しぐさから相手の内面が丸わかり。仕事、恋愛、家族のコミュニケーションに役立つ痛快心理学。
    タイトルには「外見」とありますが、むしろ「口ぐせ」辺りが面白かったです。


    第1章 外見だけで人を見抜く
    ・取引相手の服の色で提案を変化させよ
    ・自分を触るのは心が弱っている証拠 など

    第2章 「見た目」で仕事力は200%UPする
    ・反対意見の人の隣に座れ
    ・このしぐさで相手はOKする など

    第3章 恋がうまくいく「見た目」の技術
    ・「好き」と「嫌い」の差は50センチ
    ・女性の「よかったら電話して」は本気度が高い など

    第4章 口癖から相手を裸にする
    ・親切の押し売りが得意な人の口癖
    「だから言っただろう」「私が~してあげるから」
    ・器を大きく見せようとする人の口癖
    「ま、いっか」「アレがソレした日はいつだっけ?」 など

    第5章 好かれたい人に好かれる心理術
    ・キーワードは「私たちって似てますね」
    ・仲良しとは付き合わない など

    第6章 なりたい自分は「見た目」で作る
    ・かけるだけで変身できる魔法の眼鏡
    ・返事は「なるほど……」から始める など

    終章 「見た目」が発する暗号を解読せよ
    ・インチキ商法にだまされる理由
    ・寝ている間に本性は表れる? など


    1.ジャケット派にはいつもと違った提案を
    上下セットのスーツではなく、ズボンとは違う色のジャケットを着る人は、概してきゅうくつなことに縛られたくないと考える人です。企画や宣伝といった比較的柔らかい職種の人に多いようですが、他と違う自分というものを大事にしています。(中略)

     もし取引先の担当者がジャケット派なら、オーソドックスな提案に併せてちよっと毛色の変わった提案をすることで、好感度が上がる可能性が高くなります。


    ■2.アンクレットを付けた女性を狙え
     もともとアンクレットは足かせを意味し、その女性が恋人や夫のものであることを示すとされてきました。しかしいまでは、ファッションとしても身につけられるようになっています。
     小股の切れ上がったいい女などと昔から言いますが、脚線美に自信のある女性でなければ、身につける勇気がなかなか出ないのではないでしょうか。
     つまり、足下に注意を向けさせるアンクレットをつけている人は、女としての自分の魅力に自信があると言っていいでしょう。恋愛をゲームのように楽しみ、一夜限りの恋を楽しむこともやぶさかではないタイプです。
    ]

    唇を指でなでるのは不安な証拠
    唇を指でなでる「口さわり」は、唇に指を入れる行為に近く、心の安定を取り戻そうという意味があります。
     子供が泣き止まないとき、母親は自らの乳首を含ませて安らかになるまで優しく抱きしめます。指はあのときの母親の乳首の代わりなのです。
     心に不安が生じたとき、人は指をくわえることで赤ん坊の時のことを思い出して、落ち着きを取り戻そうとするわけです。


    ■4.相手の気持ちはコーヒーカップの持ち方でわかる
     人は好き嫌いといった気持ちを、そう簡単には表に出さないものです。
     しかし、コーヒーカップ1つあればそれを見抜くことも可能です。
    「コーヒー、いかがですか」とすすめてみましょう。
     先ほどもお話ししましたが、腕というのは防御壁の役割を果たします。
     もし相手があなたのことを良く思っていなかったり、距離を置きたいと思っているなら、あなたと自分を隔てるようにカップを持つ腕を置きます。
     逆にいくばくかでもあなたに関心を抱いているなら、カップを持つ手を前に向かって出しているはすです。


    ■5.話す声と速さで説得力が変わる
     早口な人、ぽつぽつしゃべる人、大声の人、金切り声の人、いろいろなタイプがいますが、説得力の強さで言うと、低めの声でゆっくり落ち着いてしゃべる人が信頼されるという結果が出ています。
     人は緊張すると早口になりがちです。話も聞き取りにくくなりますし、話す内容に対して自信よりも不安を感じさせます。話の内容はもちろんですが、まずその話をしている本人があまり信頼できない様子に見られると、説得力は弱くなってしまうのです。


    ■6.「あなたのこと」とは「自分のこと」
    「あなたのことを思って言うけれど、あの人はやめておいたほうがいい」
     と言う友だちが実はその人を狙ってた。そんな笑えない話をよく聞きます。つまり「あなたのこと」とは「自分のこと」なのです。


    ■7.返事は「なるほど……」から始める
    相手の意見は一度心に受け取ってから返すことが大切です。「でも……」という返事は、相手に拒絶の意思を伝えてしまいます。
    「なるほど。それは考えてみる余地があるかもしれませんね。ところでこの商品は……」
    「お話よくわかります。それでは、この場合は……」(中略)

     と、相手の話をいったん受け入れることで、こちらの懐の深さを相手に印象づけることができますし、なにより相手にこちらの話を聞いてもらいやすくなります。


    【感想】

    ◆冒頭で触れたように、本書はリアル書店で手に取って見たのですが、たまたま開いたところが上記の「あなたのこと」とは「自分のこと」で、「コレは確かに!」と思ったワタクシ。

    でもよくよく考えたら、それって「外見全然関係ない」ワケでしてw

    他にもポイントで挙げたように、特に外見にこだわらない「コミュニケーション全般」についての小ネタを収録。

    ちょっとした「話のタネ」としては、そこそこ面白いんじゃないかと思います。

    本書は「外見」にフォーカスしております。

    ポイントの2番目のアンクレットの話などは、まさにそうw


    ◆ちなみに私の某知り合いに言わせると、アンクレットよりも、こんな形の「大きめのイヤリング」の女性の方が落としやすい、とのことw


    こういう「外見から見抜く技術」が必要なのは、やはり「ナンパ師」の皆さんでしょう。

    声をかけるべき女性の外見の特徴について、「靴の手入れがされていない」とか「眉が左右非対称」といったポイントが挙げられていたと思います。

    本書は「モテ本」ではないので、さすがにこの手のネタはないものの、上記4番目のポイントは、機会があれば試してみ(ry ←ヨメバレ自重w

  • 外見的特徴で性格を見抜く心理学的な1冊

    ・肥満な人は親しみやすいが、気分にムラがある
    ・アクセサリー多すぎる人は不安を抱えている
    ・目上の人を褒める時は、リスペクト形式で。

  • 読みやすい。日常にも活かしやすい。
    心理学初めての人にオススメ。

  • ■心理学
    1.急にまばたきが多くなったとすれば、その人の心に何らかの不安が生まれた証拠
    2.身につけるアクセサリーの数が多いほど、その人の心の中には満たされないものや、なんらかの不安がある
    3.低めの声でゆっくり落ち着いてしゃべる人が信頼される
    4.相手に関心をもつと「嫌いな人」が「付き合える人」に変わる

  • この本はひとつのテーマに付いてちょうどよい分量の分析が加えられていること、心理学や行動学に基づいて解説がしてあることからすごく分かりやすく読めました。「嘘は顔の左側に表れる」。

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著者プロフィール

監修:渋谷 昌三(しぶや しょうぞう)1946年、神奈川県生まれ。学習院大学文学部を経て東京都立大学大学院博士課程修了。心理学専攻。文学博士。現在は、目白大学名誉教授。主な著書・監修書に『ワルイ心理学』『閲覧注意の心理学』『大人のブラック心理学』(以上、日本文芸社)、『10秒で相手の本音を見抜く本』(三笠書房)などがある。

「2021年 『眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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