深海のフシギな生きもの ー水深11000メートルまでの美しき魔物たち

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 175
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (80ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017467

作品紹介・あらすじ

はずれるアゴ、メスに吸収されるオス、有毒熱水大好きエビ、死体で子育て…かわいくて、恐くて、おかしくて、とっても奇妙、想像を絶する、華麗な生き物の美しすぎる写真満載。

感想・レビュー・書評

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  • まだ幼かった頃親に買ってもらったこの本、解説はよくわからず掲載された写真をじーと何度も見ていた記憶がある。地上の生き物からかけ離れた見た目生態にワクワクしながら自分たちが住んでる世界と遠く離れた世界に想いを馳せていた。

  • 深海生物たちを迫力ある写真とともに紹介。
    食・隠など進化の特長ごとに分かれている。

    薄くてちょっと物足りないのですが、
    深海魚に興味を持ち出した人や子供にもおすすめです。

  • これはかなり残念だった。きらきら光る、メカニカルな生きものの図鑑を期待していたが、アンコウやクラゲの仲間が多くて退屈な内容。

  • 子孫を残す為にメスに吸収されたり、性転換したり。
    食事のための外せる顎とか、見るための大きすぎる目とか、むしろ諦めて目以外の方法で周りを確認したりとか、生きるための進化の方向性がすごいなと思う。
    若干グロテスクと言うか恐怖を覚えるけど。

  • 写真が綺麗でサーっと読める本。
    生態を知るというよりも、不思議な見た目の深海魚を楽しむ用。
    ページ数はあまり多くない。

  • 本屋で立ち読み〜。
    帯が、
    ○はずれるアゴ!
    ○メスに吸収されるオス!
    ○死体で子育て!

    ●きっ、、、キテル。
    きもい魚(?)のオンパレード!

  • 写真と解説。解説に出てくる姿が写真になっているとは限らない。のきなみ目は白っぽく濁っていて怖い。
    特に「トガリムネエソ」なんかは「惨殺されたオッサンの顔」にしか見えなかった。
    黒いのもハイライトが無いので闇を感じる。「オオトコビトザメ」を、大人しい性質を知っている作者は「弱気な表情」と書いていたが、何の事前知識もない私は狂気を感じる顔だと思った。

  • そろいもそろって画像が素晴らしい。
    説明も端的でわかりやすく、とても読みやすい。深海生物好きにはお薦め。ただ薄い本なので、食い足りない感はあるかもしれない。初心者向けなのかな?

  • 深海に住む不思議な生物を紹介する本。
    メスに同化する小さいオスの魚って凄いなー

  • カラー写真とともに深海のフシギな生きものさんたちについて簡単な解説がされたもの。
    ちょうど良い分量で、最後まで楽しく読めました。
    生きものって不思議だねぇ…。

  • なかなかわかりやすい

  • 深海の生き物がオールカラー写真で見れる。

  • 「へんな生き物」が好きな人にはお勧め。
    深海の生き物なんて、みんな変!
    そしてこの本は、写真が綺麗!

    アンコウって たくさん種類があるんだ!
    ウナギって こんな凶悪顔も!?
    テマリクラゲって ミラーボールみたい!
    性転換は当たり前、目も口も、身体のひらぺったさも、何もかもが面白い、としかいいようのない本。
    (いや、気持ち悪いという意見もありますがね)

  • 地球最後の秘境、深海。想像を絶するすごい生きもの。メスに射精しそのまま吸収されイボと化してしまうオニアンコウ。ぱっくりアゴがはずれるダナホウライエソ。胃袋を膨らませ自分より大きなものを食いだめしてしまうオニボウズ・・・・・。一匹一匹に写真がついており迫力満点。しかもどいつもこいつも酷い顔をしている。特殊な深海ならではの不思議世界に自分の顎まではずれそう。

  • 写真ではなくイラストが多い深海魚ものの中で、この本は写真!
    (クッキー)

  • 深きものども。たまにページ開くとぎょっとする写真がのってたりするw

  • 深海という未知の世界で生きる生物たちは、
    いつだって不思議に満ちていて。
    好奇心と憧れが刺激されるから。愛しくなる。

  • 厳しい環境の中で独自の変化をとげている深海魚たちはとても魅力的だなあと思った。
    リュウグウノツカイがお気に入り。

  •  深海魚の写真集。写真がメインなので解説は簡潔である。深海魚について詳しく知りたい人には物足りないが、解説文も平易で入門書としては使える。
     本著の特色は、深海魚の和名を漢字表記しているところだろうか。デメニギスは近年発見された深海魚で、見た目と生態の奇怪さからよくネットや本で見かけるのだが、その名が和名であり、「出目似鱚」であると知ったのはこれが最初である。その語感から、ずっとギリシャ語か何かからきていると思い込んでいた。
     ひとつ残念なのは、写真が明らかに標本からとられているものと、そうでないものとが混在しているところだ。眼が白く濁っているのは恐らく標本だ。しかし、背景がいかにも深海らしく合成されているので、それが標本写真だと気づかない人も多いだろう。写真があきらかにピンぼけなのは実際に深海で撮影されたものだろう。
     どこかにそれが標本写真なのか、深海で撮影したものなのか、書き記して欲しかった。皮膚の質感などは、生きているのや死んですぐのものと、標本とでは随分違うだろうと思うのだがどうだろう。 

  • フシギな生きものはグロテスクとビューティフルが共存している感じで好きだ。

    深海は暗いから宇宙にも見えて、地球外生命体をみている気分にもなった。

    印象に残ったのは・・・
    ヒカリジュウモンジダコ。ミツマタヤリウオ。テマリクラゲ。ゴエモンコシオリエビ。

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著者プロフィール

栃木県生まれ。現・東京海洋大学大学院水産学研究科資源育成学専攻修士課程修了。博士(水産学)。著書・監修書多数。JAMSTEC入所以来、有人潜水調査船「しんかい2000」「しんかい6500」、無人探査機などで深海生物研究に取り組む。現在、国立研究開発法人海洋研究開発機構(JAMSTEC)上席研究員。

「2023年 『角川の集める図鑑GET! 深海』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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