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本 ・本 (280ページ) / ISBN・EAN: 9784344017481
感想・レビュー・書評
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だれもが中学生の頃に地図帳を見て盛り上がったことのあるであろうエロ系珍地名を実際に行ってみるという本。
オランダのスケベニンゲン。
オーストラリアのエロマンガ島。
中国のチンポー湖。
アルゼンチンのマルデアホ。
でも容易に想像がつくと思うが、これはたまたま日本語の都合で面白く見えるだけの話で、実際はどれも、その国のごく普通のとりとめのない平凡極まりない場所である。
場所そのものにドラマ性があるところは、ひとつもなかった。
損なことはやる前から答えが出るので、「エロマンガ島! 行ってみてえ!」と中学生魂を揺さぶられても、実際に行ったって人がいないのだろう。
他人が行わないことをあえて行う人は、だれしも勇者である。著者はえらい。
だけど、著者自身は半導体設計のまっとうな社会人であって、ライターでも作家でもないので、なんでもない平凡な土地を強引に読み物として面白くさせるほどの筆力はない。
それを悪いと言っているわけではないのだけど、宮脇俊三は偉かったのだなあと、あらためて思い直した次第である。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
頭の真面目な感じからのギャップでまず笑ってしまった…… 珍名と本文の絶妙な感じも面白かったです
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コンセプトは面白いけど、写真も同じ感じで思ったより微妙。現地の会話がたまに書かれて面白いので、そっちをもっと読みたかったな。
1つ目のスケベニンゲンがピークだった。 -
"エロマンガ島"、"スケベニンゲン"など世界中の珍名所を制覇する珍名トラベラー本。 現地の人に「観光するところなんてなにもない所に、なぜわざわざ来るんだ?アホじゃないのか?」とか言われたり。 確かにそのとおりだが、何かをしようと思い立ち、そこに自分なりの楽しみ方を見つけて進んでいくことは素晴らしいことだと思います。 トイレとか、二日酔いのベッドの中とかで読むのに適している。
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地図帳で変な地名を探すということは誰でも一度はやったことがあると思いますが、実際に行ってみる人はそういません。なにせ、地名が変というだけで、特別おかしなものがあるとか、独特の風習があるとかいうわけではないし、まったくの「普通の土地」なのだから・・・。
この本に掲載されている場所にしても、写真を見ると本当に「普通の土地」でしかないところばかりです。それでもせっせと変な地名を探し、足を運ぶことを繰り返し、一冊の本を出せるまで続けた著者には脱帽。 -
沢木耕太郎『深夜特急』は紀行文学の傑作だと思っている。これまで
何度読み返したことか。読み終わるごとに新たな感動に浸った。
そして本書である。沢木氏の作品とは別種ではあるけれど、感動した。
日本と世界の、珍しい地名の土地へ行って来た記録である。
その場所100カ所以上である。よく探したもんだ、こんなおかしな地名
ばっかり。それどころか、本当に全部へ足を運んでいるのだもの。
しかも足かけ13年もかけて。
エロマンガ島は結構有名だけれど、スケベニンゲン(オランダ)だし、
クサイ島(ミクロネシア)だし、傑作なのはマルデアホ(アルゼンチン)
なのだ。
これほど著者にぴったりな地名があるだろうか。もう、こんな珍名
ばっかりよく飽きずに行って来たものだ。本当にマルデアホである。
日本も負けちゃいないさ。ワルイ川にヤリキレナイ川(共に北海道)。
血流川(静岡県)と首切峠(香川県)は怖いよ~。極めつけは星の
糞(静岡県)。な、なんだよ~、星の糞って。汗。
現地での写真が多めで、文章はさらっと流している。そんなゆるさに
感動したよ。よくぞ行ったり…だね。
地名の由来も記されているので役に立つ…かなぁ。いや、きっと、
思わぬところで何かの役に立つはずだっ!
でも、この手の本はのほほ~んとした休日にぺらぺらとめくって、
時々笑って時々昼寝して…って読むのがいいかも。 -
読了
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小4か!
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登録番号:10974 分類番号:290.9 ア
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★★★☆☆
日本・世界の珍名な土地に実際いってみるという、アクティブな本。
旅行記です。
(まっきー)