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本 ・本 (364ページ) / ISBN・EAN: 9784344017528
感想・レビュー・書評
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不穏な方向に進んだだけ進んで、最終的にはっきりとした救いが描かれていなかったから結仁がどうなったのか気になる。
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私の感覚に物凄く合った本だった。
10代のあやうさや不安定さをタイトルに反してとても現実的に描いていた。
結仁みたいな女の子は、というか子どもは、
誰かが無理にでも連れ戻さなければならない存在のはずだけど、
色んなことが少しずつずれてこうなってしまうのかなあ。。
最後のみんなのやるせなさ、というか、
分かりあえたはずなのにひとり対岸にきてしまった結仁に
幸せの黄色い車がきたことが何かの希望でありますように。 -
少女悠仁の小学生から高校生までを描く。実体のない達観さのために孤立しがちであるが、孤高でさえいられずに残念.
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978-4-344-01752-8 361p 2009・11・25 1刷
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どうしようもない終わり方が好きだ。
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ファンタジーではありません。爽快感はありません。
つまり、人生ってこういう感じ、と語りたくもならないと思います。
小説の絶対的評価、というものは難しいと思います。
要は、私には合わないものだった、のでしょうね。
第1章、そして第2章、登場人物のつまずきがどのように解決されていくのだろうと思いながら開いた第3章。
もし、これがハリウッド映画なら、最後の色はもっともっと印象的に描くのではないか、と思った。かえって、強い印象に残さない程度のさり気なさが日本的なのかな。
謎の種明かしは好きな感じ。
登場人物、私のそばにはあまりいてほしくないタイプでした。
おそらく、私が上のように感じたということは、作者の意図通りなのだろう、とも思いました。
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