- Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344017672
感想・レビュー・書評
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読んでいるうちに親の目線で読んでしもた。やっぱり息子はかいらしぃ。単純で、素直で、永遠の片想いやなぁ。
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すごすぎる
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ものすごく面白かった。
浪人生が大学に受かるまでの1年半くらいの話。
友達、恋、親、現在の自分への焦燥。
私は浪人生ではなかったけれど、その焦燥はなんとなくわかる。何者でもない自分。自分ってなに?何がしたいの?何ができるの?でも、結局自分なんてどこにもなくって、思ってたより自分は人任せだったり、卑怯者だったりする。それでも、そんな自分で生きていく。
10代後半から20代前半の自分を、小さな胸の痛みと共に思い出す。みうらじゅんさん、素敵な人だな。 -
仕事で資料として借りてたさほど興味のない本たち。
それを借りたことすら忘れていて督促対象になっておった。
先日その事実を大勢の前で曝され意外と傷ついた私は実はそれ以来図書館で本を借りていない。
これはさっき読み終わったけど、現在の不安や、未来に対しての希望と同時進行しての目先の欲とか寂しさの折り合いの付け方のヒントに自分の中ではなったというか、感情に左右されることに対してちょっと冷静になった。し、バカバカしいシーンに笑った笑った。好きな本なら数時間で読めちゃうのになー。
『アイデン&ティティ』の映画を観返したくなる一冊。 -
内容は『色即ぜねれしょん』の続編的というか、続きの話なんだけど
『色即』のような友情というか、軽い雰囲気は本書にはない。重苦しいわけではないけど、青春時代のシリアスというか、かなり身につまされる主題が描かれている。
恋愛面も描かれているが、かなりシリアス。焦りというか悩みというか。
結局、自分がどういう道に進みたいのか苦悩する主人公がかなり身につまされる。『色即』の登場人物も出てくるが、馬鹿騒ぎするような描写はほとんどないに等しい。
自分的にはこちらの方が好みかもしれない。『アイデン&ティティ』が徐々にシリアスなテーマになっていったように。あのマンガに描かれたエピソードも出てくるし。
とにかく、かなりおすすめ。