高原王記

著者 :
  • 幻冬舎
2.67
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  • (11)
  • (5)
本棚登録 : 92
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (302ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017801

作品紹介・あらすじ

鍛え抜かれた体と心を持ち、過酷な修行の末に英雄の称号を許されたタンラ。そして、最も天に近いといわれる峰の精霊・ジュンガ。途方もない試練を乗り越え盟約を結んだ二人は、世界の中心に位置する高原を守り、人々の尊崇を受けながら日々を過ごしていた。だがある時、タンラは強大な力を持つ光の術師によって心を壊されてしまう。折しも高原は、次々と現れる妖魔と旱魃に襲われ、過去に例のない大災厄の中にあった。タンラとジュンガは、壊れかけた絆を修復できぬまま、高原を救うための旅に出るが…。ファンタジーノベルの新たなる到達点。

感想・レビュー・書評

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  • 僕僕先生シリーズの仁木さん作品、ということで読んでみました。
    …つらい。楽しくない面白くないつらい…。読むのやめたかった…。
    英雄が悪い術師に心(精神?)を壊され、ヤサグレた悪い兄ちゃんに。
    一緒にいる精霊が健気でカワイソウ。救いがあるんだかないんだか…。

  • だらだらと進み、時々噛み合わない個所もあり…で残念な読後感でした。
    登場人物の個性が中途半端で主人公が誰ともはっきりとせず、設定が細かい割には役に立っていなかったり。
    息子のために命を投げ打った母が次のページでけろっと会話しているクライマックスには脱力してしまいました。本当は誰の名前が入ったのか…。

  • ストーリー、展開、登場人物、設定…全てにおいて力量不足。中途半端。これで満足するのは小学生くらいなもんか?
    この程度の展開でおさめるのなら、開き直って余計な部分を削ぎとるなり、人物名、地名、事象の呼称などをもっと単純なものにし、読みやすくすればまだ平均的な軽い読み物としていけただろう。残念ですね。

  • これで終わり…だと……?
    というのが正直な感想。

    中央アジアのような、山と岩と草に囲まれた世界は美しいし、正統派なようでいてその実アクの強い登場人物たちはとても魅力的だけれど、いかんせん話がぶつ切りでとても残念だった。
    もどかし過ぎる。

  •  なんだか続編が(少なくとも作者の頭の中には)ありそうな雰囲気だった。決着のついてない話が転がっている。エピソードを詰め込みまくりで誰が主人公なのかややボケてる。1冊では書ききれない感じだった。そのせいか、文章の流れがちょっと雑。前後のつながりが分かりにくかったり、いきなり何ヶ月も経ってたり、キャラの名前を別のキャラと間違えるミスも犯している。(これが一番イヤだ。読んでて混乱するし、仕事の雑さを感じてしまう)
     世界観やストーリー自体はまあまあ面白かった。美しい魂を奪われてシニカルな性格になってしまった引退英雄・タンラと、彼に元通りに戻って欲しいと思いつつもなんだかんだでそれなりに仲良くやってるジュンガのコンビはよかった。ミトはお約束の押しの強い猪突猛進系女子だけど、よくよく考えてみるとちょっとキモい(笑)ジュエルは、もうちょっと肉体・頭脳と精神年齢とのギャップがあったほうが好みだったかな。
     しかし一番はシェンルン父さんだったな……。最後はかっこよかったけど……。

  • なんか、いろいろと盛り込みすぎな感じ。
    そして怒濤のラスト。

    これは続く、のだよね。

  • 誰が主役なんでしょうかね。
    元英雄とその精霊がメインを張り続けるのじゃダメだったんでしょうかね……。
    何というかよくも悪くも生々しいエンドだったように思います。
    いや、ファンタジーなんですけれど。
    ファンタジーならもうちょっと夢を…!と思うのは英雄とかそういう文字につられたからなんでしょうね。
    そして著者が仁木さんだから と作者読みをしたものの、
    なかなかすべてがすべて面白く感じるというわけではないものですね。

  • ★★☆☆☆
    メインの登場人物がお互い深く影響を与え合っているのに、正面からぶつかりあうことなく終わったなー。
    始まりはワクワクしたんだけど。
    (まっきー)

  • 英雄タンラは、光の術師に心を壊されてしまう。彼と生死を共にしてきた精霊ジュンガは、彼の心を取り戻そうとするが…。
    長いお話の続きみたいな雰囲気でした。5巻完結の本の3巻目みたいな。
    タンラは心を壊された後の方が人間っぽく感じます。英雄の時は人の頭上から物事を見ていたのが、今は足元から見ているので。偉そうとかじゃないんですが。

  • 山々にはそれぞれ精霊がいて、試練を乗り越えた英雄や賢者のみが精霊たちと契約を結んで、その加護を得ることができる……、何とも好みの設定なんですが、主人公(だよね?)のタンラはお話の冒頭、敵役の光の術師に“魂の美しい部分”を奪われてしまい、すっかりひねくれ者になってしまいます。
    相棒がいつか元に戻ってくれると信じてつき従う精霊ジュンガがけなげでかわいそう。
    それにしてもタンのひねくれっぷりと異ったら『千里伝』の千里といい勝負です。
    仁木さん、『僕僕先生』のようなお話も書けるのに、『千里伝』と『高原王記』はちょっと暗い感じがしますね。
    まぁ、明るいばっかりが良いわけではありませんけど、主人公がひねくれていると読むのがつらかったりしますからね。

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著者プロフィール

1973年、大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学。2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨―五代英雄伝』で「歴史群像大賞」最優秀賞、また同年『僕僕先生』で「日本ファンタジーノベル大賞」大賞を受賞しデビュー。「僕僕先生」「千里伝」「くるすの残光」などのシリーズをはじめ、歴史・警察・伝奇など様々なジャンルを書いている。

「2018年 『飯綱颪 十六夜長屋日月抄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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