高原王記

  • 幻冬舎 (2010年2月8日発売)
2.67
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本棚登録 : 105
感想 : 25
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  • 本 ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344017801

感想・レビュー・書評

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  • サクサク読めた。いろんな伏線らしきものが散らばってるので、どう関係していくのかなど考えながら読むと、先が気になって一気に読んだ。
    ただ、ファンタジーなのでなんでもありだけど、時間の進み方に無理があるように思う。もう少しゆっくりとした時間軸で読みたい。

  • 僕僕先生シリーズの仁木さん作品、ということで読んでみました。
    …つらい。楽しくない面白くないつらい…。読むのやめたかった…。
    英雄が悪い術師に心(精神?)を壊され、ヤサグレた悪い兄ちゃんに。
    一緒にいる精霊が健気でカワイソウ。救いがあるんだかないんだか…。

  • だらだらと進み、時々噛み合わない個所もあり…で残念な読後感でした。
    登場人物の個性が中途半端で主人公が誰ともはっきりとせず、設定が細かい割には役に立っていなかったり。
    息子のために命を投げ打った母が次のページでけろっと会話しているクライマックスには脱力してしまいました。本当は誰の名前が入ったのか…。

  • ストーリー、展開、登場人物、設定…全てにおいて力量不足。中途半端。これで満足するのは小学生くらいなもんか?
    この程度の展開でおさめるのなら、開き直って余計な部分を削ぎとるなり、人物名、地名、事象の呼称などをもっと単純なものにし、読みやすくすればまだ平均的な軽い読み物としていけただろう。残念ですね。

  • これで終わり…だと……?
    というのが正直な感想。

    中央アジアのような、山と岩と草に囲まれた世界は美しいし、正統派なようでいてその実アクの強い登場人物たちはとても魅力的だけれど、いかんせん話がぶつ切りでとても残念だった。
    もどかし過ぎる。

  •  なんだか続編が(少なくとも作者の頭の中には)ありそうな雰囲気だった。決着のついてない話が転がっている。エピソードを詰め込みまくりで誰が主人公なのかややボケてる。1冊では書ききれない感じだった。そのせいか、文章の流れがちょっと雑。前後のつながりが分かりにくかったり、いきなり何ヶ月も経ってたり、キャラの名前を別のキャラと間違えるミスも犯している。(これが一番イヤだ。読んでて混乱するし、仕事の雑さを感じてしまう)
     世界観やストーリー自体はまあまあ面白かった。美しい魂を奪われてシニカルな性格になってしまった引退英雄・タンラと、彼に元通りに戻って欲しいと思いつつもなんだかんだでそれなりに仲良くやってるジュンガのコンビはよかった。ミトはお約束の押しの強い猪突猛進系女子だけど、よくよく考えてみるとちょっとキモい(笑)ジュエルは、もうちょっと肉体・頭脳と精神年齢とのギャップがあったほうが好みだったかな。
     しかし一番はシェンルン父さんだったな……。最後はかっこよかったけど……。

  • なんか、いろいろと盛り込みすぎな感じ。
    そして怒濤のラスト。

    これは続く、のだよね。

  • 誰が主役なんでしょうかね。
    元英雄とその精霊がメインを張り続けるのじゃダメだったんでしょうかね……。
    何というかよくも悪くも生々しいエンドだったように思います。
    いや、ファンタジーなんですけれど。
    ファンタジーならもうちょっと夢を…!と思うのは英雄とかそういう文字につられたからなんでしょうね。
    そして著者が仁木さんだから と作者読みをしたものの、
    なかなかすべてがすべて面白く感じるというわけではないものですね。

  • ★★☆☆☆
    メインの登場人物がお互い深く影響を与え合っているのに、正面からぶつかりあうことなく終わったなー。
    始まりはワクワクしたんだけど。
    (まっきー)

  • 英雄タンラは、光の術師に心を壊されてしまう。彼と生死を共にしてきた精霊ジュンガは、彼の心を取り戻そうとするが…。
    長いお話の続きみたいな雰囲気でした。5巻完結の本の3巻目みたいな。
    タンラは心を壊された後の方が人間っぽく感じます。英雄の時は人の頭上から物事を見ていたのが、今は足元から見ているので。偉そうとかじゃないんですが。

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著者プロフィール

1973年大阪府生まれ。信州大学人文学部に入学後、北京に留学、2年間を海外で過ごす。2006年『夕陽の梨─五代英雄伝』で第12回歴史群像大賞最優秀賞、同年『僕僕先生』で第18回日本ファンタジーノベル大賞を受賞。「僕僕先生」シリーズは読者の圧倒的支持を集め、ベストセラーとなる。著書に「千里伝」シリーズ、「くるすの残光」シリーズ、「黄泉坂案内人」シリーズ、「立川忍びより」シリーズ、『撲撲少年』『真田を云て、毛利を云わず 大坂将星伝』『三舟、奔る!』など多数。

「2022年 『モノノ怪 執』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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