新 13歳のハローワーク

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 1240
感想 : 69
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  • Amazon.co.jp ・本 (561ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018020

作品紹介・あらすじ

「国語が好き」「社会が好き」「理科が好き」「体育が好き」…。好きな教科の扉を開けると、胸がときめく職業図鑑が広がる。127万部突破のベストセラーを大幅に改訂。89の職業を追加、112ページ増量。

感想・レビュー・書評

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  • 「新13歳のハローワーク」を読もうとする君へ。

    これを書いたのは、大学在学中に賞をとって小説家になった人だ。
    そして、映画を5作は監督している人でもある。
    だから映画に関しては多くのページを割いて様々な役割について語ってあるが、反面、テレビというものに関してはどこか信じていないところがあって、声優なんてちょっとしか記述がなかったりする。

    この本は、村上さんという人が、いろんな人に話を聞いたりした上で、村上さんの考えとして様々な職業を紹介しているということを、13歳の君は知ってほしい。
    ここにかかれていない職業だってたくさんあるし、かかれている職業についても、書かれている内容が全てではもちろんない。
    でもこれからの自分について考えるきっかけとしては良いものだと思う。13歳から考え始めたら、仮に大学に進むとして、就職活動を行う21歳、22歳までにはより納得のできる人生に向かって歩むことができるんじゃないかな、と思う。

    また、就職してからだって、自分のやりたいことのために職を変える人だっていくらでもいる。掲載されていないサラリーマンになって、そして続ける人だってたくさんいる。

    とりあえず、親がそういうから、そんな理由で職業を決めないで、負けないで。それだけは、13歳の君に伝えたい。

    2冊合わせて読んだ結果、基本は同じ内容ということが分かりました。

    順番を読者の要望に合わせて配置し直し、職業が新たに加わったり、おそらくなくなっていたりさせているのでしょう。今読むのであれば、「新」の方が適切かな、と思います。

  • 旧版から7年ということですが、今後も数年~十年単位で改版していただきたい。ぜひ。

    「はじめに」と合間の「Essay」はじっくりと、各職業についてはざざっと読む…つもりが、聞き慣れたものからこんな職業もあるのか!と思うものまで、その一つ一つの説明は大変興味深く、意外にじっくり読みこんでしまった。
    将来子どもができたら、小学校高学年あたりで買いたい。強制して読ませるのではなく、本棚にそっと置いてあげたい。そして自分もまた読みたい。
    自分が13歳のころ、またはそれ以降の学生時代にこの本に出逢っていたら…どのような仕事をしてただろう。もしかしたら、結局今と同じだったかもしれないけど。

    「作家」という職業について、”ほかに転身できない「最後の仕事」”と論じているところがさすが。

  • 旧版を10代で読んだ。今は30代。
    どんな職に就くか悩んでいたあの頃の考えを思い出した。
    まだまだ挑戦できる。やりたい仕事があるから。

  • 本日1年生の学年通信に本の紹介として載っていました。
    この学年通信から少し抜出させていただきます。

    『このような本を紹介するのは、視野を広げていくためです。それぞれ「就きたい職業」があってもそれを実現させることは容易ではありません。しかし、挑戦のないところに結果はありません。
    ちょっと略して。
    これらの本には「えっ、そんな仕事が!?」というものも多く掲載されています。また「そんな資格があるの?」「そういう資格をとると、こんなことができるんだ」という発見がきっとあります。』

    そうです。本好きが本を好きなのは、こんな発見があるからかもしれません。

    図書室に来る生徒によく言うのですが、「学年通信ちゃんと読んでる?いいこといっぱい書いてあるよ。こんな学年通信毎日もらえるって幸せやね」
    学校から配布される通信、しっかり読みましょうね。

  • 実はこの本、2000年頃の初版も買いました。

    その当時、新卒でITエンジニアになった私は、3カ月間の研修を経てシステム開発現場へ放り込まれました。IT、といっても華やかなものではなく、窓の一切ない空調の管理された部屋で、自分の年よりも古いプログラムの修正をアセンブラという今では殆ど見かけない言語で行っていました。

    学びは大いにあり、それなりに(というか大分)忙しく、そんな中でも会社が課した資格試験に着実に受かっていく同期や先輩が多くいました。一方私は資格試験は大分落ちました。ああ、やっぱりに「好き」にはかなわないときっと感じたのでしょう、そうした時分にこの本を買ったのでした。

    ・・・
    今回、主に子供のために、新版(といっても今から10年以上前の発売ですが)をこうして手に取りました。改めて多くの職業が世の中にあることに驚きます。マタギとか、ひな鑑定士とか、プロレスラーとか。50歳近い私にも何か新たな挑戦ができるやも、とついつい自分目線で読んでしまいます。

    本作の良いところは、先ず、国語や社会など学校の教科ごとに職が分類されていること。想定読者である学生に、学校での体験から職業がイメージできるように工夫してあるところです。ちなみに上記のマタギは理科、ひな鑑定士も理科、そしてプロレスラーは当然ですが体育の教科にカテゴライズされていました笑

    また、本作は職に就くことの難しさや具体的な就業人口の数なども折に触れて紹介しています。原則募集は行わない職や、アルバイトとして非正規雇用から始めないと道が開かれないとか。また人数という観点ではプロサッカー選手の数が約1000人とか、競艇選手は約1500人とか。税理士の有資格者は7万人強、公認会計士のそれは2万人ほど。人数なんかは、都道府県数の47で割ってみて、一つの県で平均何人くらいのライバルがいるのかとか、各所から参照数字を持ってきて割ったりかけたりすることで、想像やイメージを膨らますことができます。

    そのほか、ところどころで挿入されているエッセイもまた読み応えがあり面白かったです。小説家をはじめいくつかの職は偶然に就くものと語る「小説家の誕生」、マーケティングやセールスには“ニーズ”という視点が常に必要と語る「「好み」というニーズ」、小学校教諭の両親の思い出とともに教育とお金の現実をつづる「求められる教師像とは」など。これら以外にも、農業などの一次産業の方がこれからの業界のあるべき姿を語るもの、グーグルの社員の方がどういう人がグーグルに多いのかとか、そういう話も興味深く読めました。

    ・・・
    ということでまさに職業図鑑。多くの職業を網羅的に収録してあり、そこはかとなく薫る村上氏の毒もまた味わい深いものがあります。

    きっと、将来のことをしっかり考えるお子さんには役に立つと思います。読むことで本人の方向や指針が形作られるかもしれません。

    うちのように親が押し付けてみて、「読んだけど別に。まあだるいわ」というような返事しか返ってこないご家庭は、是非親御さんや周りの大人に一読をお勧めします笑 親すら考えもしなかった職業があり、それがどういう教科と関連し、あるいは大人目線でこの子供はひょっとしてこれも興味あるのではという気づきがあるかもしれません。

    書籍は社会の進展とともに陳腐化すると思います。職業に流行り廃りがあり、10年前のこの本も現在を正確に写す鏡とは言えません(特にIT関連)。しかし本書、やはり世の中には全き多様な職があり、どの職に就こうと子供たちが幸せに生きていければそれでよしというある種の達観(諦観?)へ私を導くに至りました。自分の人生に未だ悩む親が、子供に「お前将来何になるんだよ」なんて言えないわな、そう自嘲しつつ、本書を閉じました。

  • いろんな業界の人のエッセイから現状や問題点がリアルに知れて面白かった。少し気になる程度で積極的に調べてなかった業界のことも知れてよかった。林業、漁業、医療、介護、伝統工芸、映画。また今の時代に合った改訂版を出してほしい。

  • 2013/02/27 県立図書館。

  • ・大人とは、生きていくのに必要なお金を自分で稼ぐことができること

    ・自分探しの答えは自分のなかにはなく、興味ある対象との出逢いによって見つかる

    ・自由とは、選べること

  • 中学生?位の時に初めて読んで、大人になって改訂版を読んでみたが、非常に面白い
    時間がある時に読み返したいと思ったし、転職活動中の方は読んでみたら良いと思う

  • 6-3 2023/03/09

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著者プロフィール

一九五二年、長崎県佐世保市生まれ。 武蔵野美術大学中退。大学在学中の七六年に「限りなく透明に近いブルー」で群像新人文学賞、芥川賞を受賞。八一年に『コインロッカー・ベイビーズ』で野間文芸新人賞、九八年に『イン ザ・ミソスープ』で読売文学賞、二〇〇〇年に『共生虫』で谷崎潤一郎賞、〇五年に『半島を出よ』で野間文芸賞、毎日出版文化賞を受賞。経済トーク番組「カンブリア宮殿」(テレビ東京)のインタビュアーもつとめる。

「2020年 『すべての男は消耗品である。 最終巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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