昆虫部

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 141
感想 : 34
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  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344018341

感想・レビュー・書評

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  • 高校の昆虫部の話。昆虫についての説明もなかなかに興味深く、面白い。何かに一生懸命になりたいと思える本。
    2013/03/20

  • 青春モノ。ありがちではあるんだけど、悪くなかった。主人公は結構痛い奴だし、いらっとするところもあるんだけど、共感できる部分もあるんだよなぁ。

  • 後半の文化部がまとまっていくあたりからぐっと面白くなったけど、吹奏楽部にヴィオラがでてきた時点で急に冷めた。協奏曲の練習ってことだからヴィオラ協奏曲を吹奏楽でってことなの?コンサートの課題曲とかオーケストラとかちょっと吹奏楽の描写としておかしい。自分の知る範囲でこれだけおかしなことがあるのなら、ほかの部活のこともおかしいのかも、って疑ってしまう。残念。

  • 人との付き合いが苦手で
    いつのまにか
    人を見下すようになっていた少年。

    しかし、その少年に
    近寄ってきた不思議な少女。
    少女は昆虫部というマイナーな部活にはいっているという。

    昆虫なんてきらい。気持ち悪い。
    と思っていた少年だったが
    その少女にどこかひかれ見学にいってみると・・・・

  •  何にたいしてもくだらないと感じ、人と距離をおいている高校生・小栗颯太郎。学校の中庭で女子に声をかけられる。手塚蛍、昆虫部の部員だった…。

  •  何もかもつまらない、何もやる気が起きない…
     部活に汗を流したり、友達とおしゃれについて語り合ったりするクラスメイトたちを冷ややかに見つめていた小栗颯太郎。興味があるのは退屈しのぎのネットだけ…。そしていつしかクラスメイトすら見下すようになった颯太郎は、昼休みも教室を離れ、一人ベンチで昼食を取るようになった。
     そんな彼に声をかけたのは、健康的でかわいい容姿の手塚蛍。もしかして、まさか…颯太郎の妄想を覆す彼女の目的は、ズバリ「勧誘」!彼女と五十嵐航平と部員たった2人の部活へ颯太郎もどうかというのだが…

     誘われたのはなんと「昆虫部」!最初はやる気なし、興味なしの颯太郎ですが、蛍に気圧されるように部室を訪れるようになります。教室では苛められがちな航平の新たな一面を知り、だんだん昆虫部の活動に興味を持ち出す颯太郎…。
     各章が「昆虫」仕立てになっていて、解説もなかなかユニーク。ちょっとした昆虫入門にもなっていて、虫好きには楽しく、「虫なんて!」と思う人には「けっこう楽しいかも」と思わせてくれる作品です。
     最後の空振りがちなどんでん返しを含め、男性作者だけあって、ちょっと男子目線と感じないこともないけど、爽やかな青春小説でありました。

  • 部活系青春小説。文化祭が熱い!主人公の成長が清々しいです。男子部員2人は少し気の毒な気が・・・

  • 脇キャラが皆ひょうひょうとしていたり能力が高かったりするせいで、主人公の青臭さが変に馬鹿っぽく見えてしまうのが気にはなったが、逃げ道を探してうろうろしていただけの生活から徐々に変わりはじめる姿には、好感がもてた。章ごとに昆虫の説明が書かれていて、それに絡めて話が展開していくのも興味深い。しかし一番性格が悪いのは蛍だな……天然にしても計算にしても、あれは鬼畜だろう(苦笑)。

  • 高校生。目立たないようにしようとする主人公が昆虫部に入り、部員3人で他の部も巻き込んで学校祭をもりあげようとする話。

  • 私も颯太郎と一緒で虫嫌いだけど同じく少しずつ興味が出て来る。
    強田先生の高校生の時の文化祭の思い出が無いという経験も分かる!!私も覚えてない。。毎年あったのかな?
    最後の蛍ちゃんにびっくり。そんなぁだった。

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著者プロフィール

1977年、奈良県生まれ。大阪国際大学経営情報学部卒。2002年「やがて世界は詩に至る」で出版デビュー。「THE CHAT」「THE QUIZ」などで異色ホラーミステリー作家として注目を浴びる。著書は他に「時間島」「タイムカプセル」「庵谷高校の死神 閉ざされた校舎と見知らぬクラスメイト」(ここまですべてアルファポリス)、「天空高事件」「幻双城事件」(角川文庫)、「へたれ探偵 観察日記」シリーズ(幻冬舎文庫)などがある。

「2017年 『君が何度死んでも』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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