犬たちの憂鬱

  • 幻冬舎 (2010年10月25日発売)
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感想 : 2
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019041

感想・レビュー・書評

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  • それぞれ3人の前に、ひとりの男が現れて「簡単に大金が入る儲け話があるんです...」といかにも怪しいその話が始まる。
    良い題材でわくわくしてたんですが、内容の肉付けが薄い感じで残念。
    キャラも定まってない感じで「え?こんな口調だった??」みたいな。

  • パピルス新人賞特別賞を受賞されてるんですね。
    日常の鬱屈を抱えた見知らぬ3人が、これまた
    見知らぬ怪しげなオッサンに大金報酬をチラつかされて
    ある仕事を引き受ける。
    その仕事とは...ヤクザの覚醒剤の取引現場に踏み込み
    金を現場から掻っ攫う...というかなり非現実的な仕事。

    なんやかんやでそれぞれが抱える鬱屈を描きつつ
    ドタバタなクライムノベルに仕上げています。
    木下半太さん辺りが好きな方は結構ツボでは
    ないでしょうか? 鬱屈した3人の結末や、仕事を
    持ちかけた怪しいオッサンの真相も、それなりに
    上手く、暖かい着地で...ハッピーエンドですしね。

    彼等それぞれの抱える問題やその結末、そして
    登場するヒロインの「ひとみ」ちゃんなど...浅い部分や
    そりゃないでしょーという細かい粗や突っ込みはあるけど
    のびのびとして爽快感はしっかり得られる作品になってます。
    コメディタッチのライトなクライムノベル好きには磐石か?

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著者プロフィール

大谷大学教授。著書に、『ドゥルーズ『差異と反復』を読む』(作品社)などがある。

「2022年 『ドゥルーズ=ガタリ『アンチ・オイディプス』を読む』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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