- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344019157
作品紹介・あらすじ
ミステリー最前線で活躍する作家43人が惜しげもなく披露する、極秘の執筆作法。作家志望者、ミステリーファン必読の書。
感想・レビュー・書評
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大御所から新進気鋭の作家まで、ずらりと並べてミステリーを書く上での質問に答えてもらう本。
2段組み400ページ超だが、小説を書く人間なら読んだ方がいい。ミステリーは読むのは好きでも書いたことはほとんどないが、挑戦したくなった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
他の方も書いていらっしゃる通り、作家さんたちの創作論集として楽しい読み物です。
本文も興味深いですが、章末のアンケート回答も必読。
「執筆するときのジンクスはありますか」「作品中で絶対にしないと決めていることはありますか」など、細かい質問が並んでいます。
創作に対するこだわりがわかるので、今まで知らなかった作家さんの本も手に取りたいと思わされました。 -
すごい面々が、作品の作り方を少しずつ、けれどけっこう濃密に紹介されている。書くお手本というより、好きな作家がどんな風に作品を作り上げているのか知りたいファンのための本。名前だけ知っている方、まったく知らなかった方もいるけれど、この本で読んでみたい人が一気に増えた。
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2012/06/05
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十人十色とはまさにこの事だと実感しました。
小説のプロット等がどのように作られていくのかを知るだけでも面白いので物書きの人は是非とも読んでみて下さい。
参考になるかどうかは分かりませんが・・・・・・ -
読めば読むほど、「書き方は人それぞれで、万人に通用するハウツーはないんだな」「どうも、自分にも適用する方法なんていうのはなくて、どの作家さんも試行錯誤と努力の末に到達したそこは、とても遠いところなんだな」感が強まる。
なので、作家志望の人は、読むと萎むか、それでも奮い立つのか、が分かれ目となるでしょう。
そんな思いで書いてるのか〜、あの作品はそうやって出来たのか〜と、読んでみたい気持ちにはなるので、創作裏話、読書案内としては楽しめる。 -
☆岩井志麻子の「ブスの気持ちと視点から」
自分に足りないものについて、まじめに考えてしまった(笑)。この年になって自分に足りないものを考えてキナキナしてもしょうがないので、あるものでやっていくしかないとも思います。
しかし、岩井さんがおっしゃっている「ブス」っていうのは、客観的な美醜とは関係なく、たいして愛していない相手にも愛を求めてやまない人なのかもしれません。
北方謙三「文体について」
神崎京介「性描写の方法」
花村萬月「推敲のしかた」
香納諒一「書き続けていくための幾つかの心得」
「本気で物書きになりたいのでしたら、事は簡単で、現在の十倍努力すればいいのです。(略)十倍の努力とは何かが自分で想像がつき、それを
挫折せずにいつまでも継続できることだと私は思います」 -
ミステリー小説を書くうえでの細かい質問に対する作家43名の回答・執筆方法・作法。
有名処がたくさん。
ミステリー小説を読んでどうやってこんなトリック思いつくんだろう、と常々思っていたので、小説を書く気はないけどエッセイ的読み物として興味深く読みました。分厚いけど、すらすら進む。
作家さんの作品に対するスタンスなど色々知れて、なんか鼻につく言い方の人とか、この人の作品読んでみたいと思う人とか。作家を続けていける人は多読かつインプットされる読み方をしてるんだなとも感じた。 -
作家陣が豪華
だけど(^_^;)
うーん。