超思考

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 490
感想 : 63
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019454

作品紹介・あらすじ

バラ色の夢を語っても意味はない。人の世を生き抜く最低限の力をつけろ。思考停止した全国民に捧ぐ、現代社会を読み解く視点。

感想・レビュー・書評

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  • タレント・ビートたけしならテレビでよく見ているし、監督・北野武の映画も見たことがあるけど、著者・北野武の言葉に触れるのははじめて。

    すごく面白かった。
    震災を経験して価値観や世界そのものが一変してしまったような気持ちを感じつつ読んだので、ここで北野武が言っていることはもはや極論だとも理想論だとも思えなかった。

    「世の中がおかしい」ということをわかっている人は多いと思うけど、はっきりと言う事ができなかったり、ちゃんと表現できなかったりすることもきっと多い。それをきっぱり「おかしい」と言い、「だったらこうしてみたらどうなんだ?」と素直に表現できる北野武の言葉に、胸がすく思いがした。

  • 珍しく父から奨められた本。
    その通り!
    と言うより
    当たり前!
    今はそれをあえて言わないとならないほど当たり前でなくなったんだ
    と認識。
    帯に極端な意見、過激とか書かれていたけど
    極端にも過激にも感じなかった私は変?

  • 図書館本。
    十年一日、事故の前からこの人の評論?は変わっていない

  • 読了

  • 考え方かっこいい
    いやでもぜんぶデタラメなのかも
    それぐらいの感じで受け止める

  • 北野ワールド全開。超カッコ良い。
    2011年の本だけど10年近く経った今でも世の中は変わっていない。むしろどんどんクソみたいな世の中になってる。

  • ・たけしの口述を優秀なライターが書いたものと思える。
    ・テレビでは言いづらいことを「つぶやき」として表現。
    ・芸人、映画、テレビ、マスコミのことなど。
    ・「何も考えずに大勢の中の一人として生きる日本人」に自らなりたくない。
    ・メディアに世話になってるはずだがメディア批判をしている。でもジレンマがあるためにまだかなり抑えた論調。
    ・昔のひょうきん族が今みるとまったくつまらない、というのは小田嶋さんの意見と同じ。でも小田嶋さんは選挙には意地でも行かないという、世論を気にしない姿勢をアピールするところが強みか。

  • いちばんおもしろかったのは、絵画を描くたけしの理屈。

  • 北野氏の発想、考え方に共感したり、深く納得させられました。けれど文章になんら気負いもなく、すごい方だなぁと感じました。

  • 現代では変わった思考を持つ北野武の、様々な問題に持論を展開するエッセイ本である。
    大多数でそれが善とされていることに対して、客観的に、「確かにそうだなぁ」と面白く思えるように描かれているため、スラスラ読める。
    ただ北野武だからできたこと、言える意見も多いため鵜呑みにせず自分の意見を持ちたいと思った。
    世の中に対して斜め上から客観視しているという考えは非常に参考になった。

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著者プロフィール

ビートたけし。1947年、東京都足立区生まれ。72年ツービート結成。89年『その男、凶暴につき』で映画監督デビュー。97年『HANA-BI』でベネチア国際映画祭金獅子賞を受賞。著書多数。

「2020年 『浅草迄』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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