シンプルを極める

  • 幻冬舎
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019539

感想・レビュー・書評

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  • 前作である「シンプルに生きる」と同時に購入していた本です。

    サブタイトルが「余分なモノを捨て、心に何も無い空間を作る」まさにその通りの断捨離本。

    不要なモノを手放す(捨てたり、必要な方に譲ったり、寄付する)ことで得られる事と、具体的に必要と不要を分ける方法が語られています。

    確かにその通り。

    ただ、読んでいて楽しい本ではなかったのが、残念でした。

    説明
    内容紹介
    30万部突破のベストセラー待望の第2弾!
    ライフスタイルの新提言“シンプルに生きる”を極める実践編!!

    忙しい毎日。ふと身のまわりを眺めたあなたは、何かが多すぎると感じるかもしれません。溜めている洗濯物、しばらくできていない掃除、使わない小物類、山積みの本、約束事、ストレス、疲れ、心配事etc…そして、それを処理するために、健康管理や自己啓発の本を読んでみたり、講演を聞きに行ったり、または、リラックスのためにサロンへ通ったり、アロマテラピーを始めたり、旅行に出かけたり、これでは、あなた自身がますます忙しないことに……。問題を解決するために今あなたが行っていることは、本当に効果が表れていますか?お金を使う前に、もっと単純に『減らす、手放す、止める、放っておく、そして、自分の身辺や心の内面に何もない空間を作ってみる』など、あらゆることをシンプルにしてみてください。たくさんのものに囲まれていた時よりもずっと心が豊かになり、幸せな時間が過ごせるようになります。“シンプルに生きる”という新しいライフスタイルを提案した前著書は、フランスで45万部、世界36カ国で翻訳され、日本でも30万部を超える大ヒットを記録。その続編にあたる本書は、より深く、心豊かに人生を過ごすための心と行動の哲学を紹介。ものがあふれる時代に、ものを持たない暮らしを送る技術を伝授します。
    内容(「BOOK」データベースより)
    30万人のライフスタイルを変えたベストセラー第2弾。「放棄」がもたらす清々しさを体感!あれこれ抱えこんだ生活をやめれば、自由に、あなたらしく生きられる。何を、どう捨てるのか実践編。
    著者について
    フランス生まれ。ソルボンヌ大学アメリカ文学修士号を取得。イギリスのソールスベリーグラマースクールにてフランス語教師として勤務した後、アメリカミズーリ州立大学や日本の大学でも教鞭を取る。日本在住歴は30年。イメージコンサルタント、ヨガ、曹洞禅の他、飛騨雅子と萩原麻美に師事し、10年に 渡り”墨絵“を学ぶ。見識を広めるためアメリカ、カナダ、南米、アジア(中国、台湾、香港、韓国、タイ、ベトナムなど)、ヨーロッパと広く旅している。前著書『シンプルに生きる』は、フランス国内をはじめ、ヨーロッパ各国でベストセラーとなり、日本でも30万部を突破した。ほか『シンプルリスト』(講談社)がある。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    ローホー,ドミニック
    フランス生まれのフランス育ち。パリ、ソルボンヌ大学においてアメリカ文学の修士号を取得。イギリスのソールズベリーグラマースクールにおいて一年間フランス語教師として勤務した後、アメリカのミズーリ州立大学、日本の佛教大学でも教鞭を取る。ニューヨークでは“イメージコンサルタント”法を学び、幾つものセミナーに参加しながら集中的にヨーガを習得。日本在住歴は30年。その間、飛弾雅子と萩原麻美に師事し、10年にわたり“墨絵”を学ぶ。さらに名古屋にある愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間篭り、曹洞禅をも学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • あれ?これって仏教の本だっけ?
     同じ、ドミニック・ローホーさんの著書である『シンプルに生きる』と同時に手に入れたはず?の『シンプルを極める』でしたが、続けて読み始めた時は、何故か気分が乗らず、長らく積読になっていました。

     先日、ひょんなことから再び読み始めると「あれ?これって仏教の本だっけ?」と、戸惑うような話でしたので、改めて著者であるドミニック・ローホーさんの経歴を確認したところ、愛知尼僧堂と呼ばれる禅寺に6週間籠り、曹洞宗を学んだことがあるとのこと…そうです、この本は、元々、フランスに仏教や禅の思想を紹介するためのもので、それが和訳・逆輸入されたと言っても良い内容だったのです。

     仏教や禅の教えは、どの宗派を集中して学ぶというよりも、自分に合っている考え方を、実践を通して体感していくことが大切だと思います。何故かというと、教えは伝える人によって、微妙に解釈が異なり、読者は、モノやコトに対する執着(煩悩)を捨て、『無』の境地に近付くことと、質の良いものを持ち自尊心を保つこととの間に、折り合いをつける必要があるからです。

     「人は、満足が得られない時、自分が手にしているモノや経験が足らないからではないかと考えがちですが、モノやコトは、得れば得るほど更に欲しくなり、欲望はきりがなくなります。だとしたら、むしろ必要最小限のもので、過ごした方が良いのではないか?というのがミニマリズムの考え方。」この本では、その考え方を仏教や禅の教えを後ろ盾に推薦しています。

  • ヨーロッパ各国でベストセラーになった『シンプルに生きる』の続編(?)。
    前著にも増して、禅の思想、無であること、哲学的な論調が多いように感じた。様々な表現でとにかくモノを捨てることを勧めているように読める。
    後半には実践編もあり、断捨離したい人には参考になるかもしれない。(個人的には、ミニマリスト関連の本でも取り上げられることの少ない食品のストックに関して、本書を読んで思いきって処分できるようになった。)

    覚えておきたい言葉:
    ・粗悪品に無駄金を使うほど、あなたは金持ちなのですか?(p217)

  • 前半は思想と物を減らせない人が抱える問題。
    後半は実践編。

    前半の思想の部分の翻訳がもうまどろっこしくて、物を捨てないと大変なことになるって内容が手を替え品を替え出てくる感じでぐったり。シンプルに暮らすこと、物を減らすことには賛同するけど、それをしない人へ厳しすぎる意見がちょっと排他的に感じた。

    不便を感じる道具、いくつも持っているもの、手紙類、思い出の品、色々と整理していきたい。

  • 【最終レビュー】

    図書館貸出。

    〈先月末:HP・5:印象深く残った数々のメッセージ・2018年(その8)〉

    ドミニックさんの配信記事の内容を通じ興味を持ち、図書館在庫著書から、私的で貸出をした著書。

    かなり以前に刊行されてはいますが

    ただ、目次&序文に目を通すと

    〈何が好きで、何を必要としているのか、何がなくても平気なのか〉

    〈自分を、本当に、幸せにし、開花させ、成長させてくれるものが、何かを知る〉

    この続き…

    『何がなくても平気なのか?』

    ラストでの

    『このような生活を送りたいものです』

    その中で展開されていたのは

    凝縮した

    〈あらゆる視点(格言・禅・著名人の名言)〉

    それぞれの各テーマにおいて、適宜にマッチングする内容を織り込みながら

    いわゆる

    〈密度の濃く深い『内面要素・品格・成熟・精神向上』〉

    といった

    『ライフスタイルにおける根源的重要性の数々』

    『整理整頓、断捨離、モノを最小限にすることによる、数々のメリット』

    この両方において

    ひとつひとつ、緻密かつ丁寧に、心理描写も含まれながら掘り下げていく内容。

    [身近な場面においての、少しずつ、誰にでもできる『実り熟した、自己意識改革法』]

    といってもいい。

    プラス

    寂聴さんが書かれていた『無常』における『ドミニックさん流の捉え方』との『共通項』

    『余剰・執着・幻想の恐ろしさ…』

    『捨てる=痛みは不可欠だからこその大切なこと』

    『心の大掃除』

    今の時期、ちょうどいいタイミングだった。

    普段、これらを心がけていても、なかなか、実際、継続し、実践することは、至難の業ではある。

    だからこそ

    〈常々、意識しておくことの大切さ〉

    このドミニックさんの内容の隅から隅まで

    『究極かつ有意義に「気づける部分、学べる要素」』が『盛り沢山』

    ただ、これ以上は、言葉では到底言い表せない…そんな内容が詰まっています。

    今、自分のイチオシの著書を挙げるなら

    この著書を真っ向から紹介したいなと、そう率直に言い切れます。

  • タイトルの通り、極めるとここまで来るのかという感じである。捨て捨ての勢いを加勢してくれるともにシンプルであることを改めて考えさせてくれる。

  • *単純に、放っておく、諦める、止める、停止する、断る、減らす
    *<span style="color:#ff0000;">自分の身辺や心の内面に何もない空間を作ってみる</span>
    *モノを少なくすると現在を永遠に生きる事ができる
    *自然と私たちの好みも変わってきます。変化(とそれがもたらす人生の不思議さ)を自然なこととして受け入れ、自分でコントロールできない物事から潔く手を引くことが安心感に繋がります。

    【コメント・感想】
    やっぱりポイントは「捨てる」。
    モノを置かない。買わない。貯めない。
    ヒトに媚びない。
    いつもまっすぐでいられるように。

  • 自分を見失いそうになった時、圧迫感、やらされてる感…そういうのを感じてモヤモヤしてる時に読みたい本だと感じました。

    この境地に到達するのはかなりハードル高いって感じちゃいましたが…

    でも、自分自身のことを考え直すのにはいいかなって思います。

    シンプルに生きるとは…
    前半はとくに哲学的。
    後半は実践編。前半を特に何度も読み返したい。

  • 感想
    本当にしたいことに集中する。そのためにいらないものを捨てる。余白を維持するのはいつでもモノを詰め込めるようにするため。楽に生きる。

  • 後半はミニマリストになるための実践的な方法。
    なんか思ってたのと違うかも、欧米の人向けな感じがする。

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著者プロフィール

ドミニック・ローホー――著述業。
フランスに生まれる。ソルボンヌ大学で修士号を取得し、イギリスのソールズベリーグラマースクール、アメリカのミズーリ州立大学、日本の仏教系大学で教鞭をとる。アメリカと日本でヨガを学び、禅の修行や墨絵の習得などをとおし、日本の精神文化への理解を深めてきた。フランスはもとより全世界で著書がベストセラーに。『ゆたかな人生が始まる シンプルリスト』『シンプルに生きる 人生の本物の安らぎを味わう』(以上、講談社+α新書)、『シンプルだから、贅沢』(講談社)ほか、日本でもその著作は大きな支持を得ている。

「2022年 『成熟とともに限りある時を生きる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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