実力大競争時代の「超」勉強法

著者 :
  • 幻冬舎
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感想 : 67
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019706

感想・レビュー・書評

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  • グローバル化時代に必要な勉強法を説いた本。ビジネスに使える英語習得は必須である。インターネットのYouTubeを使い海外の大学の講義を聞こう。
    Dandelion Justice Harvard
    Steve Jobs 2005 Stanford
    Randy Pausch Last Lecture
    Statistics 21 Berkeley
    JFK Inaugural

    私も今の時代はもう、ライバルは日本人ではなく、中国人、韓国人、インド人だと思う。大学生必読の書。

  • 実力大競争時代の「超」勉強法
    単行本(ソフトカバー) – 2011/4/7

    2011年4月16日記述
    ユニクロなどの社内英語化の流れや中国、インド経済の発展によってこれまで以上に日本人に勉強が必要であることを解説しつつ英語、数学についての勉強について説明しています。
    筆者自身がロシア語の勉強をしている事を語るなど勉強は何歳からであっても遅い事は無いことを
    身を持って示している事には驚きます。(今70歳)
    ただこれまでの野口悠紀雄氏の著作(超勉強法、超英語法)と内容が重複している箇所も多いです。
    本書は全体的に見て勉強する事の必要性や知識を増やす事の楽しみ、日本の置かれた状況の解説が多いです。
    具体的な勉強法やノウハウなどの内容をもっと知りたい方は上記2冊を参考にされると良いと思う。

    2016年9月11日(日)再読レビュー

    野口悠紀雄氏の著作。東日本大震災直前に出版された。
    重要な指摘満載の本ではある。

    はじめにある就職大競争時代に関してはホンの数年前まで本書の指摘する通りであったのに大きく改善してしまい狐に包まれた思いがある。リーマン・ショック後の2009年~2011年頃までの新卒生は大変だった。今また人手不足で状況が変わった。
    しかし本書の指摘する勉強の重要性はより高まっている。

    本書で印象に残るメッセージを引用したい。

    知識ではなく、問題解決能力が必要とされる。
    ITの発展によって、知識を得ることは簡単になり、その希少価値は低下した。
    求められるのは、知識ではなく「それを使って何ができるか」なのだ。

    日本の大学の大部分が、スクリーニングのための機関である。
    だから、入学試験がきちんとしていれば良い。入試こそ重要だったのだ。
    教育内容の質が高くなくとも、社会は大目に見る(そもそも、あまり期待していない)
    しかし、入試で厳正さを欠いたらアウトだ。

    大学入試センター試験のような全国一律の試験を正確に実行できる国は世界広しといえども、日本だけだろう。

    蟻族と呼ばれるような大学を卒業しながら、コネがないために就職ができず、
    社会の中枢に近づく道を閉ざされた若者が増えている(中国)
    権力と富が世襲によって独占される事態が生じているのだ。
    これは中国が潜在的に抱えるもっとも深刻な不安定化要因だ。
    日本でも政治の分野で流動化が損なわれている。
    二世、三世の政治家が増えており、事実上世襲制の観を呈しているのだ。
    これでは十分に広い範囲から人材ろリクルートできない。
    したがって、政治家の質が低下する。これは日本衰退の大きな原因だ。

    「知らない人ほど理論の力を過大評価する」
    大学に進学出来たことを幸せだったと考えているが、その最大の理由は
    「大学で教えているのは大したことではない」と知ることが出来たからだ。
    だから「どんなことでも独学で征服できる」と考えている。

    勉強で獲得すべきは、伝達力と問題の発見・解決力。

    牛後となるも鶏口を目指すなかれ
    ⇒「尊敬できる敵」はあなたを引き上げるが、尊敬できない敵は、あなたを引きずり下ろす。どのような競争相手を持つかは、成功の諸条件のなかで、かなり重要な位置を占めている。

    無知の状態から新しいものが生まれることはないのだ。
    知識はITを通じ簡単に手に入るようになった。知識を持っていることの重要性は増したというべきだろう。
    知識そのものが直接的な意味で役立つわけではないのだが、知識が触発する発見が重要なのだ。
    知識が新しい発見を促す。
    科学上の発見は、それまでの知識の上に立ってなされることがほとんどだ。
    知識があるからこそ、新しい発見がある。
    ルイ・パスツールは「発見は準備した者にのみ与えられる」と述べた。
    準備の中で大きな比重を占めるのは、知識を増やすことである。

  • 知識が重要な役割を果たしていることに変わりない

    目的を明確にしてインセンティブを失わない
    興味を持って勉強する
    成功者が満たすべき条件が勉強
    バラシュート法:目的地から
    具体的な中期目標を。
    知識は必要だが十分ではない 問題を意識する
    勉強が楽しいのは当然の真理

  • 勉強法というよりも、今の時代の勉強の意義と方向性を説いた啓発書と言うべきか。「国際人材」として使い古された内容に近いところがあり、一周して陳腐な内容に見えてしまう感がある。

  • 勉強法ではなく、「なぜ継続的に勉強するべきか」という、勉強のマインドが学べる本。プロとして活躍し続ける人の勉強マインドを学ぶことができる、稀有な本。

  • Audiobookの聴き放題に加入し聞いて読了。
    社会人の勉強の必要性、なぜ、どのようにが書かれた本。「面白いことを勉強する」「全体から理解する」「8割までをやる」の3つを基本とした勉強法。
    英語の勉強はさることながら、文系でも数学の必要性、勉強の効率的な活かし方、日々変わる社会に対して勉強し続けることの重要性が書かれている。
    ちょっと古い本で危機感煽りすぎ感あり。
    Audiobookで4倍速読書実施中。意外に聞き取れるものだ。

  • 1

  • 95年出版の「超」勉強法から16年経過しての著書。学歴はシグナルとして機能していたが、現在では成功に関する必要条件であり今後は武器が必要。武器とは①意思伝達力②問題の発見・解決力。問題解決においては従来の「リテラシー」から「モデル」へと転換が必要だが進んでいない。知識(リテラシー)の相対的価値は低下したが新しい発見を促すのには役に立つ。 この「モデル」の思考が進んでくると、山口氏のいう「美意識(https://amzn.to/2C11Cmk )」という次なる価値基準が見えてくるんだろうな。3h45min

  • 英語はもちろん、数学が必須?
    受験勉強〜大学入学・卒業で得られていた社会的な「シグナル」ではなく
    本当の実力が問われている。

    ・自国民が自国企業の雇用を独占できないのはグローバル化の必然
    ・企業の戦略とは「そもそも何をやるのか」という方向付け
    ・勉強で獲得すべきは伝達力と問題の発見、解決力
    ・英語
    Voice Of Americaの放送をインターネットで聞くのが良い
    ・録音した英語を通勤電車の中で聞く。その訓練を2年間つづける
    ・MSNBCニュース配信専門局 ウェブ配信を重視している
    ・2年間は決して短い期間ではないが言葉の勉強には時間がどうしても必要だ

  •  かつて『「超」勉強法』をベストセラーにしたこともある野口が、「実力大競争時代」の到来を受け、これから必要な“社会人にとっての勉強法”を説いた一冊。

     「実力大競争時代」とは、グローバル化が進み、日本人ビジネスマンも海外からの優秀な人材と同じ土俵で戦わねばならない時代の謂である。

     一流大学を卒業し、一流企業に就職すればある程度安泰な生活が望めた時代とは違い、これからは社会人になってからも絶えざる勉強をつづけなければ、早晩ビジネスの世界で落ちこぼれてしまう、というわけだ。

     そんなことはいまさら言われるまでもないし、類書もすでに多いが(大前研一の『即戦力の磨き方』など)、それでも本書は読む価値のあるものだった。これからの時代になぜ学びつづけることが必要なのか、どのような勉強が必要なのかが説得的に述べられており、「勉強しなきゃ」と読者の背中を押す効果が高いからだ。

     ただし、「どう勉強すればよいか?」の具体的ノウハウが述べられているのは、第4章の「英語と数学はどんな仕事にも必要」のみ。ほかの章は大局的提言であり、具体的ノウハウを求めて読むと肩透かしを食う。

     野口がエライのは、読者にハッパをかけるのみならず、70歳になったいまも貪欲に学びつづけているところ。最近ではなんと、仕事に直接関係のないロシア語を本気で勉強しているそうだ。そのことをふまえ、野口は次のように言う。

    《勉強するのに遅すぎることはない。トルストイは70歳を過ぎてからイタリア語の勉強を始めた。私は、昔この話を聞いて感心したのだが、最近、「なんだ。大したことはない。自分もやっている」と気がついた。》

     全編に通奏低音として流れるもう一つのテーマは、“勉強は、じつはすごく楽しい”ということ。
     私も、そう思う。ライターの仕事は一夜漬けの勉強のくり返しであり(広いジャンルの仕事をすればするほど、必然的にそうなる)、私はこの仕事を通じて勉強の楽しさを知った。

     その他、印象に残った一節をメモ。

    《高位の仕事ほど、「問題解決」の比重が大きくなる。そして、企業のトップになれば、本来必要とされる仕事のすべてが、問題解決である。》

    《「知らない人ほど理論の力を過大評価する」というのは、本当にそのとおりだ。私は、ファイナンス理論について、つねづねそう感じている。ファイナンス理論を知らない人ほど、「ファイナンス理論を使えば大儲けできる」という妄想に取りつかれている。その結果、「そうしたものを大学で教えるのはケシカラン」という過剰拒否反応になる。しかし、実際のところ、ファイナンス理論にそんな力はないのである。》

    《学問とは、モデルの探求である。知識の探求ではない。高等教育で行うべきは、本来は、モデル的思考の訓練であり、知識の習得ではない。このことは、検索技術の進歩で知識の獲得が容易になったため、ますます明らかになってきている。(中略)
     学問上の論争は、モデルの正しさをめぐって行われる。
     ある現象を説明するのに、競合するモデルがありうる。どのモデルが正しいかは、先験的には分からない。モデルの正しさは、モデルの結論を実際のデータに照らし合わせることで検証される。モデルの結論と相反する結果が得られれば、モデルは棄却される。「理論」とは、棄却されなかったモデルの体系である。》

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著者プロフィール

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。
著書に『情報の経済理論』(日経経済図書文化賞)、『1940年体制―さらば戦時経済』、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞)(以上、東洋経済新報社)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、『仮想通貨革命』(ダイヤモンド社)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版社:大川出版賞)など。近著に『中国が世界を攪乱する』(東洋経済新報社)、『経験なき経済危機』(ダイヤモンド社)、『書くことについて』(角川新書)、『リープフロッグ逆転勝ちの経済学』(文春新書)、『「超」英語独学法』(NHK出版)などがある。

「2021年 『入門 米中経済戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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