ジプシーにようこそ!

  • 幻冬舎 (2011年4月1日発売)
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  • レビュー :21
  • Amazon.co.jp ・本 (351ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344019768

作品紹介・あらすじ

毎日もっとラクに自由に生きていいんだ…。"流浪の民"ジプシーに会いに行ってしまった旅人OLのハチャメチャ冒険紀行エッセイ。

ジプシーにようこそ!の感想・レビュー・書評

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  • 定住せず、国を持たず、馬車に乗って放浪してきた旅の民、ジプシー。
    彼らは世界に広く分布し、差別されながらも行く先々で同化せず、ジプシーであり続ける。
    たかのさんは、情熱的で自由奔放、神秘的でエキゾチックなジプシーにあこがれ、ルーマニアまで会いに行く。
    言葉がほとんど通じず、タクシーでぼられたり、夜這いされそうになったり、素敵な演奏のあとにがっぽり搾り取られたり。
    最初の出だしは「もう溜息しか出てこない」という散々なものだったけれど、落ちたらあとはのぼるだけ!というたかのさんらしい前向きさと行動力をもって、ジプシーを追い求める。
    行く先で出会ったジプシーは、過激で強烈な人々だった。

    テンションたっかー!!!

    もう、この一言に尽きます!
    もともとテンションが高くてノリのいいたかのさんが、時々ついていけない(疲れを感じる)ほどのテンションの高さを一日維持する彼ら。
    たくさんのひだの入った長いド派手なスカートを翻し、腰をくねらせて毎日のように激しく踊る。
    喧嘩をして怒ったり、ちょっとしょんぼりすることがあっても、すぐに豪快にギャハハと笑い合う。
    所有の概念が希薄で、あるものはないものへ、ないものはあるものから、が当たり前。他人宛てのお土産を奪い合い、観光客にはお金にがめつく、でも見ず知らずの旅人を泊めてご馳走してもてなす。
    14、5歳は結婚適齢期、30歳でおばあちゃんとなり、50歳でひ孫が生まれ、年齢より老けて見え…。
    過去や未来にとらわれず、国境や国籍にもとらわれず、ただ今を生きる人々。
    「細く長く」とは対極の、太くて短い気持ちいいまでの生きっぷりです。

    伊坂さんの「終末のフール」を読んで、終末がわかったら私はどう生きるだろうと考えたけれど、あらゆるものに執着せず、今日を生きることが一番大事な彼らは、終末がわかったって、その生き方を変えたりなんてしないんだろう。
    最後のときまで楽しく踊って、お腹がすいたらがっつり食べて、家族と喧嘩したり笑いあっているんだろうなと思う。
    あー、いろんな意味で痺れました!

  • たかのさんの旅が大好き。
    旅立つ前は必ず「ガンジス河でバタフライ」を読んで、
    モチベーションを上げてます!
    たかのさんと同じ場所に行ったことはないのに、
    読んでると、ふと自分の旅とダブって切なくなる。
    どこに行くかじゃなくて、誰と出会えるか。
    ホントそうだな。
    たかのさんの本は、どの本よりその土地の人が知れる。
    見ることも食べることも大好きだから外せないけど(^▽^;)
    丸裸の心で、人と出会って話して心を通わすことでどんどん厚みが増す。
    帰ってからもそこに思いを馳せることが出来る。
    そうすることで初めて自分の中の地図が広がるんだと思う。

    なんとなくモヤモヤしてるところでカティに出会えるのが旅の醍醐味だし、
    たかのさんの引きの強さなんだろうな〜

    この旅がキッカケかはわからないけど、
    たかのさん、銀座OLから職業が旅人・エッセイストになってた!

  • 人類みなジプシーなのだ!
    もっと今を意識して生きろ!老後のことばっかり考えてあほみたい!今、この瞬間を目を向けるんだよ!
    ジプシーの生きる力もさることながら、
    著者のパワフルさもすごい、この人はどこでも楽しく暮らせそう。
    人類みなジプシー本当かも

  • ジプシーとは何か、ということをざっくり知りたければこの本が良いです。
    学術的なことは書いてありませんが、どんな人たちなのかわかります。
    今度ヨーロッパに旅行に行く私は、各地に住んでいるジプシーとは何か?を手っ取り早く知りたくなってこの本を手に取りました。

  • ジプシーと呼ばれる人たちのことを全く知らなかったが、今この瞬間を全力で生きる民族性が、著者体当たりの面白エピソードからよく伝わってくる。
    自分の視野が狭くなっているとき、世界の色んな価値観に目を向けてみると、ふっと肩の力が抜けることがある。小さいことで悩んでいる自分が馬鹿馬鹿しくなるのだ。
    読むとジプシーに会いたくなる一冊。

  • チャップリンもジプシーの血筋を引いていた。旅芸人の血が流れていた。
    ジプシーは世界各地に1200万いる。
    ジプシーはエジプトが言葉の起源。

    世界中どこでもみな、グローバルスタンダードだとかで、同じ価値観、同じルールに染まりつつあるのに、ジプシーたちは自分たちの生き方を変えようとしない。でもだからこそ、彼らはほころびることもなく、今まで生き抜いてこれたのかもしれない。

  • ジプシー音楽を動画で流しながら雰囲気を少し味わいました。

  • 相変わらずの行動力で旅人の原点、ジプシーを訪ねてルーマニアへ。
    文化というか、考え方そのものに圧倒されつつ旅は進む。

    我々から見たジプシーは異端そのものだけど、ジプシーから見た我々はもっと変なのだろう。

  • おもしろかった!!
    価値観も行動も全然違うジプシーに会いに出かけて、相手の思いもかけない行動に面食らったり、舌打ちしたり、ほろりとしたり。
    ジプシーのイメージが変わった〜。

  • Aだと言ったり、やっぱりBだと言ったり。
    イラつくのかな。
    でも、どっちも嘘ではなく、
    その瞬間の本音。

    自分にもそんなところ、ある。

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