まぐだら屋のマリア

著者 :
  • 幻冬舎
3.79
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本棚登録 : 928
感想 : 188
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  • Amazon.co.jp ・本 (317ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020269

感想・レビュー・書評

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  • 「罪を憎んで人を憎まず」なのかな?待っていてくれる人がいる人は強くなれるんだ・・って感じですかね。

  • ( ᵒ̴̶̷̥́ ·̫ ᵒ̴̶̷̣̥̀ )

  • 季節感、背景描写が素敵ですごく綺麗な絵が浮かぶ
    美術品をたくさん観てきた人やからなんかな
    やっぱこの人の作品好き

  • マグダラのマリアって、キリスト教に明るくない私でも、教会に飾られたステンドグラスのキリスト殉教のストーリーなどで名前を知っている。読んでいるうちに、マグロと鱈の掛け合わせのような海魚マグダラとか、シモンにマルコ、ヨハネと、語呂合わせの名前が目白押しでクスッと笑ってしまう。が、そんな設定の無理矢理さを差し引いても、生きることと向き合う者たちの優しさが心に沁みる話だった。原田さんの話には、辛く悲しい過去に満ちているけれど悪い人が出てこないなあと気づく。そして和食を作って大切に食べてみたくなる。

  • 傷を負った人々が寄り添って心を癒す場所。現実にもそんな所があればいいな。読後は美味しい魚定食が食べたくなる。

  • 2020年6月23日
    苦しみを抱えて生きる人がこんなにいるとは。食べてみたい料理がたくさん。
    弱った心に寄り添う人たち、詮索しない優しさが私にも心地よい。
    題名はともかく、与羽とか、丸孤とかつくり過ぎが興醒め。聖書に因むにしても、やり過ぎだよ。
    奇跡の人のケラー家もあんも、そうだった。
    マハさんの遊びとは思うけど、あんまり好きではない。
    名前はともかく、内容も展開もさすがのマハさん。ぐいぐい読めるのが嬉しい。涙するところもあり、楽しい読書でした。

  • キリスト教的世界観と対比させながら読むとおもしろいなと思いました。料理の描写がとても美味しそうです。ラストは皆、救われて良かったです。爽やかな小説で好きです。

  • まあまあかな。どん詰まりの人間交差点。愛と赦し、最終的に在るべき所に帰ってく。あと、名前に複雑な仕掛けがあるわけでは無かった。

  • 苦しみ抜いて、生きる。その先に、かすかな光が見えてくるかもしれない。今はまだ苦しみのある中で、その光が、いつ、何をきっかけに見えるものなのか、わからないけれど

  • 誰も悪くない。
    けど、自分のせい。後悔してもどうにもならないことってあるんだろうね。

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著者プロフィール

1962年東京都生まれ。関西学院大学文学部、早稲田大学第二文学部卒業。森美術館設立準備室勤務、MoMAへの派遣を経て独立。フリーのキュレーター、カルチャーライターとして活躍する。2005年『カフーを待ちわびて』で、「日本ラブストーリー大賞」を受賞し、小説家デビュー。12年『楽園のカンヴァス』で、「山本周五郎賞」を受賞。17年『リーチ先生』で、「新田次郎文学賞」を受賞する。その他著書に、『本日は、お日柄もよく』『キネマの神様』『常設展示室』『リボルバー』『黒い絵』等がある。

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