- Amazon.co.jp ・本 (134ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344020559
作品紹介・あらすじ
女性の裸を描き続けているヌード専門画家のミク。初めて開いた個展で、孤独を纒った美しい青年に出会う。この人が欲しい-彼をひと目見た瞬間、ミクの体内に始まりのサイレンが鳴り響く。ひとりの時間を愛し、絵を描くことで自分の存在する意味を探るミク。何度夜を重ねても心には触れさせてくれない、服飾デザイナーの恋人。腕に刻む小さなタトゥーに恋の願掛けをする、陽気な同性愛者の少年。キャリーバックを引き、繁華街を彷徨っては「神」を待つ家出少女。アーティスト・加藤ミリヤ初めての小説は、手なずけられない愛を巡る物語。
感想・レビュー・書評
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薄いので、二時間くらいで読み終わりました。
歌の歌詞かと思ったら目次だった、あのアイディアはとてもよいと思った。
ただ、どうしても彼女の歌のような、くるくる場面の移り変わる内容のように感じた。
主人公ミクの作品は、まさにこの作品のことではないかと思う。
万人には受けないが、心に訴えかけてくる孤独や暗い部分、審査員はそれが嫌だった。私も、それが嫌だった。
彼女の唄に出てくる女性は細部は違えど、いずれも狂おしいほどの好きな気持ちを抱えている共通点を持っていると思うのだが、それも毎回だと、気持ちが重くなってしまう。
恋愛の付き合い、人間の付き合いとも同じで、小説との付き合いも鬱陶しくなるものなんだと思った。
私には、少しの物語も書けやしないけれど、率直な感想を述べさせてもらった。
加藤ミリヤさんが、この作品に私が感じる重苦しい思いで病んでいないことを願う。 -
テレビで紹介されて手にした1冊だが、正直あまり心に響かなかったかな。ごめんなさい。
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暗い…
自己愛の強い女の人の話 -
よくいえばリズム感のある言葉で溢れてる、
悪く言えば携帯メールのような言葉や展開がところどころ気になった。
超短文の連続で場面が変わるのは歌詞ならわかりやすいけど、
ラストはもうすこし文章になっててほしかった。
ただ加藤ミリヤ自身も「本を読まない私のファンにも読めるように」書いたと言うことなので、まあいっか。
歌詞を書いてきて10年だそうです。小説を書く人としては今後に期待。
こんなこといいながら基本的には歌手としての加藤ミリヤが大好きなので、
今後の活動にどんな影響を与えてくのか、大きく期待。 -
ミュージシャン・加藤ミリヤの処女作。
孤独なヌード画家の話。
話自体は割と普通だけど、彼女自身の心情や世界観が反映されてると思うと楽しく読めた。 -
闇
theミリヤ
ミクの気持ちはすごくよくわかる
271010 -
途中で飽きた
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■ 1316.
<読破期間>
2013/1/31~2013/2/5 -
みんなそれぞれ
孤独なんだね。
なんか、しみじみ
伝わってきました。
自分が一番かわいいの。
いきるって
大変なことだ。
加藤ミリヤは、
加藤ミリヤだったよ。
2012.12.16 -
資料ID:21104112
請求記号: -
拙いのか、ワザとなのか?
言葉が滑っている印象。
この言葉でなくてはいけないのか?というところまで突き詰められていない。だから表層的に感じる。
思いつきで書いているみたい。 -
加藤ミリヤらしいストーリーで、やはり暗い感じだった。
内容は暗いけど、本の薄さもあって、スラスラ読めた。 -
加藤ミリヤの曲では結構好きなものがあるんですけど(『勇者たち』は素晴らしい)、やっぱ小説に関しては素人だなあ。
いろいろもっと踏み込むと面白いと思う部分があるんだけど、そこにつくとすっと離れてしまって深入りしない。悪く言えば肝心なところで逃げている。
芥川賞が獲れるとかなんとか、そういう文句で売ろうとするのは良くないと思います。 -
星2.5
まるっきり悪いわけではなくて
見城さんが何かを見出したくなった理由もわからなくはないけれど
不幸やら哀しさを痛々しげに書き綴るばっかりで
そこからどう昇華させるかっていう軸とか骨がない・・・ -
さらさらと読みやすいけど、ちょっと暗い。
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激しくミリヤワールド。短い中でこれだけミリヤ全開にしてくれ、引き込まれた、一気読み。ただありきたりの携帯小説的な印象も受けました。今後も期待。
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幻冬舎の見城社長が推すから、ついついリリース直後に読破。
デビュー作らしく、感性が光る。逆に読み手の好みで評価がわかれそう。
繊細に揺れ動く感情表現など、僕は楽しめた。 -
主人公が色々と矛盾だらけなんだけど、そこがまたリアルっぽくて良かった。
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カッコつけで薄い内容、ただ歌ってろ
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とても読みやすかったです。
本好きの人には物足りない文章だと思いますが、初めての小説なので上出来ではないでしょうか。
ミリヤワールドですね。
短編ドラマになりそうなお話です。 -
ミュージシャンである加藤ミリアの初小説。本人の歌は、あまり聞いていないが、人の感情の動きを表現するのは、うまいと思う。小説内の感情については、人によっては理解されないのでは、ないかと思う。普段はどのような歌詞を書くか気になるところ。
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■解説
デビュー7周年を迎えるシンガーソングライターの加藤ミリヤが、
一年をかけて執筆した初めての小説。
女性の裸を専門に描いている22歳のヌード画家を主人公に、 愛を手なずけることのできない若者たちを描いた物語。
カバー装画は加藤ミリヤ自身が手がけた。
■感想
内容はさておき、とてもリズム感の良い小説だった。
作詞作曲を手がけるアーティストゆえ、文節・言葉遣いが詩を読んでいるかのようにスムーズに入ってきて大変読みやすかった。
処女小説でこれだけリズムで引き込む文章はなかなか書けないと思う。内容は、少々物足りなかったかなというのが正直な印象だが、今後に期待しても良いのでは?
作詞・作曲される方なんですね、最近の歌は知らないので、私には全く未知の方。。。
辛い話のようですが、そ...
作詞・作曲される方なんですね、最近の歌は知らないので、私には全く未知の方。。。
辛い話のようですが、それがクリエーターには必要なのかなぁ~