高山ふとんシネマ

著者 :
  • 幻冬舎
3.62
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本棚登録 : 287
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020566

作品紹介・あらすじ

このあやふやな世界を生きてゆくのだ。大好きな人の声を、忘れたくない風景を、何度も脳に刻み、体にしみこませる。ふとんの中から紡ぐ36編。

感想・レビュー・書評

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  • 料理番組で見た高山さんの雰囲気が良くて、
    エッセイを読んでみました。

    ほのぼのして、ほんわかして、強さも感じる文章。
    きっと素敵な人なんだろうなぁと思いました。

    自分が好きなものと同じものがでてきて、ちょっとうれしかったです。

  • 料理家の高山なおみさんのシネマエッセイ。
    裏表紙のくまのかき氷機のイラストがかわいくて思わず手に取りました。

    映画の感想を中心にや料理のこと、生活のこと、夢のお話、音楽の話など、つらつらと書かれていました。
    心地よい言葉で書かれていて、なんだか静かな気持ちになれる一冊です。
    挿絵が奇妙なようでかわいらしいです。
    映画の中のレシピもいくつか書かれていました。

    観たい映画が増えたのと、高山さんの他のエッセイも読んでみたいなと思いました。

  • <内容>
    料理家・高山なおみの幻冬舎ウェブマガジン上の人気連載に書下ろしを加えた一冊。「自分の感じを味わえるいちばんの場所」という布団の中で見たり聞いたりした映画や音楽、本について綴ったエッセイ集。

    <感想>
    新品のランドセルを背負った男の子を「ちぎれそうなほど尻尾を振って、それでも嬉しい気持ちがおさまらないから、寝転んでお腹を出してしまう子犬」のようだと、かわいらしい感性で形容する。かと思えば、上京し喫茶店で働いていた頃のちょっとした本との出会いなど、懐古的な切なさを感じさせるようなエピソードも入ってくる。

    タイトルにあるように、基本的には映画や本に関連したエッセイである。しかしその視座はやはり料理家のものであり、『誰も知らない』に出てくるどん兵衛の温かさを描写したり、『2001年宇宙の旅』から羊羹玉をイメージしたりと、「おいしい」話につながりがちなのが面白い。

    私見ではあるが、料理に関わる仕事をしている人は、日々を大事にしている人が多いように思う。食と真剣に向き合うということは、生と向き合うことに繋がるのかもしれない。そして、おいしい料理に真摯に向き合ってきた著者だからこそ、日常の素材を存分に生かした味わい深いエッセイが書けるのだろうな、と思う。

  • 料理家で執筆家でもある高山なおみさんのシネマ(プラス音楽、プラス本、そして料理)エッセイ。

    高山さんのことはなんとなく「おしゃれな感じの料理家」というぼんやりとしたイメージしかなかったのだけど、本屋さんで見つけて気になってぱらぱらと捲ってみたら、その透明感のある文章や瑞々しい感性に一気に惹かれてしまった。

    夜な夜なふとんの中で観る映画や、日々読む本や聴く音楽は生活の一部で、それは自分から切り離すことは出来ない。
    その一部になっているものを、生活風景とともに切り取り、少し長かったり短かったりする文章にしている。
    切なかったり、少し痛かったりするところもある。
    夫や娘とのエピソード、友だちとのこと、仕事のこと。日常的なそういうことの中に、時々ふわふわとしたフィクションのようなものが挟み込まれていたりして。

    この映画観てみようかな、と、紹介されている映画のほとんどをそう思ってしまった。
    あと本もいくつか読みたいのがあったし、もうすでに読んだことがあるものもあった。(吉本ばななさんの王国シリーズとか)

    料理本もだけど、まだ他にもエッセイがあるみたいなので、読んでみようと思っている。

  • 初めて読んだ高山なおみさんのエッセイ。料理家としてしか知らなかったけれど、詩的な文章を書かれる方という印象を受けた。この世はわからないということ、時々それを思い知ってここからなくなってしまいたくなること、なのにちょっとした平和なものに癒され途方もない安心感に包まれる瞬間があること。とてもシンプルだけど的確な表現で、上手く表せないだけで同じ様な事を感じていた自分の気持ちを再認識した。

  • ゆったりと、時間が流れてゆく。
    この素敵な文章を書く人が、私の好きな人やものについて“良い”という。
    好きな人が自分の好きなものを好き、というのは、とても嬉しいことだと思った。


    こんな風に素朴に丁寧に、毎日を味わえたらいい。

  • 昔「てれびくん」という漫画があった。男の子が、テレビを見すぎて、テレビに吸い込まれてしまうのだ(確か)。
    そんな漫画を読んだせいかどうか、私はテレビが嫌いだ。自分1人だったらまず見ないし、一人暮らしだったらテレビを持たないんではないか、と思う(現に一人で暮らしていた頃、テレビのない時期が相当長いことあった)。

    だから、「うちのテレビは押し入れに収まっていて、見たいときだけ襖を開けて見る方式」に拍手喝采だ。
    私は、家の者たちがつけるのは仕方ないと諦めているけれど、出来ることなら、その押し入れ方式に賛成だ。

    そうなんだ、「誰も知らない」を見ていると、放っておかれてもひもじい思いをしても、やっぱり子どもは家族が好きなんだなあ、と、じんじんしてくる。”ひどい話”なのに、忘れられない映画。

    「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」も大好きだ。

    レシピは少しだけ。

    ごはんをおいしく食べられたら、それは安定した、穏やかな平和な生活。

  • レビューというのは、他人が読んで、見てみたいと思わないといけない。
    今まで批判的なレビューばっかり書いてきたことを反省。

    紹介されてる映画、本、音楽を手に取ってみたくなります。

    今、覚えてるのは映画「誰も知らない」のどん兵衛のくだりだけですが…おなかすいたな。

    • 円軌道の外さん

      コメントありがとうごさいました!

      高山さんのエッセイは
      独特な感性があって、
      あったかくて、
      読んでて
      落ち着きますよね(...

      コメントありがとうごさいました!

      高山さんのエッセイは
      独特な感性があって、
      あったかくて、
      読んでて
      落ち着きますよね(^O^)

      俺もレビューは
      なるべく良かった点を
      くわしく書くように心がけてます。

      けどなかなか難しいですよね(笑)


      また面白い本あったら
      教えてください(*^o^*)

      よろしくです♪

      2012/02/03
  • <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=334770

  • 図書館

    読んでいて心地よい文章だった。

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著者プロフィール

1958年静岡県生まれ。料理家、文筆家。レストランのシェフを経て、料理家になる。におい、味わい、手ざわり、色、音……日々五感を開いて食材との対話を重ね、生み出されるシンプルで力強い料理は、作ること、食べることの楽しさを素直に思い出させてくれる。また、料理と同じく、からだの実感に裏打ちされた文章への評価も高い。
著書に『日々ごはん①〜⑫』、『帰ってきた 日々ごはん①〜④』、『野菜だより』、『おかずとご飯の本』、『今日のおかず』、(以上アノニマ・スタジオ)、『『料理=高山なおみ』(リトルモア)、『今日もいち日、ぶじ日記』、(新潮社)、『気ぬけごはん』(暮しの手帖社)、『新装 高山なおみの料理』、(KADOKAWAメディアファクトリー)、『実用の料理 ごはん』(京阪神エルマガジン社)、『ココアどこ わたしはゴマだれ』(河出書房新社)、『たべもの九十九(つくも)』(平凡社)など多数。近年は絵本作りにも精力的に取り組んでおり、『どもるどだっく』(ブロンズ新社)、『たべたあい』(リトルモア)、『ほんとだもん』(BL出版)、『くんじくんのぞう』(あかね書房)がある。

「2019年 『帰ってきた日々ごはん⑤』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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