ECHOES 木霊

  • 幻冬舎 (2011年9月20日発売)
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本棚登録 : 53
感想 : 10
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  • 本 ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020573

感想・レビュー・書評

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  • エッセイ

  • 2013.12.14読了。

    書き下ろしのエッセイ。仏教の話の所は少し冗長に感じた。でも辻さんの頭の中が少し見られたようで、色々勉強にもなった。

    ちなみに先日読んだのは日記風エッセイの『不屈』。私は『不屈』の方が最後まで面白く読めた。

  • 集大成されたエッセイ。辻さんのことを知るなら、まずこの本を読むべき。霊を引き寄せるタイプで、江原さんのような人物。江原さんとタイプは違うが、仏教についても語っている。無宗教派、反逆者というが、むしろ悟っているように思う。
    みぽりんとは愛というより同居人のようなミステリアスな夫婦だ。魂で繋がっている存在だと感じた。不自由に生きたみぽりんは、普通に暮らしたい。

  • こんなことを思い、行動してきた人なんだなと、なぜか意外に思った。小説を読んで思い描いていた辻さんのイメージとは違っていたから。反逆児であるがゆえの、素直さとか直感とか潔さかな。これから辻さんの小説を読んでみようと思った。

  • 2012/10月
    辻さんってこんな人だったんだ

  • エコーズ大好きだったんで思わず読む。ソロファーストアルバムが好みではなかったので音楽はそれっきり。小説も第1作は好きだったが次で躓きそれっきり。時たま聞こえる騒がしいニュースに健在を知りながら「エコーズはこんなに素晴らしかったのに…微妙な人だよな」と素直に「辻仁成好き」と言えない状況が続く。でもこの本読んで「それでいいじゃん」と思った。この人はどんどん変わっていってる。思い付きで行動ばっかりしている。欲望を持ってる自分を肯定する部分もある、だから世間から見たら非常識に映る、でもそういう生き方は自分も持っている物だということに気付いたので。おこがましいが同族嫌悪に近いものだった。そして更に変わっていってることはtwitter見ればわかる(w ほどほどに追いかけたい。この本読んで久々に『Dear Friend』聴いて泣いちゃったよ。

  • 私の思い描いていた作家のイメージではなかった。
    えっ、こんなこと書く人なんや!ちょっと意外だった。
    この内容は、ブログかSNSで書くとしよう!

  • フランスで生活しながら日本にいる間に脳の手術をしたり、大学で小説を書くことを教え始めたり、私塾を開いたり、八面六臂多忙である。そして若者に向けて書き始めたのか、たぶんに説教臭くもある反面、自分の悟り体験も十分に語られており、信者募集中?とからかいたくなるエッセイでした。愛のあとにくるもののラストシーンを描く前に、小説連載紙のハンギョレ新聞社主催の日帝開放六十周年を祝うハーフマラソンに出場した際の舞台挨拶のメッセージが一番良かったです。そしてハーフマラソンは二日酔いでしたが無事完走。

  • 明るくなっていく明け方の窓際で読んでいたら不思議な気持ちになりました。

  • 2011.9.21読了。

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著者プロフィール

東京生まれ。1989年「ピアニシモ」で第13回すばる文学賞を受賞。以後、作家、ミュージシャン、映画監督など幅広いジャンルで活躍している。97年「海峡の光」で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として初めて受賞。『十年後の恋』『真夜中の子供』『なぜ、生きているのかと考えてみるのが今かもしれない』『父 Mon Pere』他、著書多数。近刊に『父ちゃんの料理教室』『ちょっと方向を変えてみる 七転び八起きのぼくから154のエール』『パリの"食べる"スープ 一皿で幸せになれる!』がある。パリ在住。


「2022年 『パリの空の下で、息子とぼくの3000日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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