無宿島

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 16
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020580

作品紹介・あらすじ

狙いは幕府の埋蔵金十万両。脱出不可能な孤島に潜入する二人の男。誇り、復讐、野心、意地…。思惑が渦巻く地で、一世一代の大勝負が始まる。寛政二年、浮浪者を収容するため造られた人足寄場-人呼んで無宿島。人々から恐れられた島を舞台に、乱歩賞作家が壮大な発想で描く、空前絶後の時代エンターテインメント超大作。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代のプリズンブレイク。ストーリーやキャストはハリウッド的でありがちだけど、時代設定を江戸にすると読みごたえがある

  • 江戸時代の囚人の雰囲気が分かる。

  • 初めて読む作者。
    江戸時代の浮浪者を寄せ集めた人足寄場が舞台。
    誰に感情移入したわけでもないけど、何故? 何が目的? 何者?って気になって、どんどん読み進めてしまった。
    他の作品も読んでみたい。

  • なかなか面白かった。
    島で起こる事件と企てられる計画から、二転三転して明らかになる真実。

  • 大飢饉に見舞われた折、浮浪者が江戸の町に溢れかえる。その対策のため江戸の沖合いを埋め立て収容施設【人足寄場】を作った。江戸の人々は恐れを込めて無宿島と呼んでいた。その場所に身分を偽り入り込んだ倫太郎と伊之助。彼らはある計画を人知れず実行しようとしていた。そんな矢先、無宿島で土左衛門が海に漂う。寄場掛同心である工藤惣之助は死体を検分し、殺しである可能性を進言するが、「下手な勘ぐりをせぬよう」と寄場奉行にいい含められてしまう。倫太郎と伊之助は着々と行動を起こそうとしていた。しかし、島の中は脛に傷を持つものも少なくない。二人の行動を心良く思わない連中も目を光らせていた。島には女置き場もあり、おこん、という女も二人に言い寄ってくるが本心はわからない。そして、また新たな陰惨極まる殺しが起こってしまう。疑いの目は倫太郎や伊之助に。二人の計画はどうなっていまうのか。__江戸を舞台に孤島の中での計画。そして殺し。また同心が一人で犯人を追い詰めていく様は緊迫感があり、時間を忘れさせてくれる。さまざまな人の情が交じり合い、複雑にストーリーが展開するあたり、しっかり推理小説してます。個人的に好きな作風。後半はドドド、っと勢いが過ぎた感はあるけど。面白いです。

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著者プロフィール

1958年東京生まれ。2000年「影踏み鬼」で第22回小説推理新人賞を受賞し、デビュー。2008年『誘拐児』で第54回江戸川乱歩賞受賞。2014年「墓石の呼ぶ声」で第67回日本推理作家協会賞(短編部門)候補、2016年『真犯人』で第19回大藪春彦賞候補。他の著書に『築地ファントムホテル』『探偵工女 富岡製糸場の密室』など多数。

「2017年 『冤罪犯』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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