- Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344020627
作品紹介・あらすじ
私達は、いかにしておばあさんになるか。おばあさんが持つ力とは、何なのか。偉大なるおばあさん達に学ぶ。全ての女性必読の書。
感想・レビュー・書評
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軽妙な語り口ながら、そうそこ!を突いてくる気持ちよさをいつも感じさせてくれるエッセイスト酒井順子さんの「おばあさん」をテーマにしたエッセイ集。
市川房枝、オノヨーコ、がばいばあちゃや、瀬戸内寂聴、ターシャ、いじわるばあさん他、その生き方から何を感じ、何を学べるか。酒井順子さん自身の祖母についても語られていて、読者は自らの祖母についても思い返すことができるはず。
祖母という存在。おばあさんという存在。
いつかなるかもしれないおばあさんというものに、どうなっていくのか。
ところどころでハッとさせられるメッセージに出会えるのが爽快なエッセイ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まえがきがおもしろかった「大おばあさん時代」がやってくるのだとか。あとは「台所使用権の譲渡」だとか酒井さんらしいおもしろ表現が。おばあちゃんが泣きポイントの私としてはとても興味深く読ませていただいた。「いじわるばあさん」というのもけっこう気になっていたので触れていれうれしい。
がばいばあちゃんなど、新しいおばあちゃん情報も得れたのでよかった。今、わたしが気になっているのはミサオとフクマルというおばあちゃんと猫の写真集だ。さらりと読めて楽しい。 -
日本初のおばあさん考では。
確かに、おばあさんの若い頃のことって考えたことがなかった。
でも、今のおばあさんたちは戦争を経験している世代。
自分の祖母はもう亡くなってしまったけれど、今のうちに聞いておかないと、もう聞けなくなってしまう。
自分の老後に漠然とした心配があったけど、素敵なおばあさんがたくさん紹介されていて、負けないように頑張らないと!と元気が出ました。
おばあさん愛に溢れた1冊。-
はじめまして!
フォロー感謝です(^O^)
本棚見させてもらったら好きな作家ばかりだったので
フォローさせてもらいました。 ...
はじめまして!
フォロー感謝です(^O^)
本棚見させてもらったら好きな作家ばかりだったので
フォローさせてもらいました。
おばあちゃんについての考察本って、
誰もがいつかはなるのに
今までなかったのが不思議ですよね(笑)
いいおじいさんになるためにも
おばあちゃんに学ぶことがあるかもしれないし、
ちょっと読んでみたくなりました♪
何かとレビュー参考にさせてもらうと思うので
今後ともよろしくお願いします☆
2012/02/01
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この人の書く正しい日本語が好きで、たまに気が向くと酒井氏のエッセーを図書館で借りてくる。
今回の「おばあさん論」は良かった。
「負け犬」が当たっちゃったもんだから女子とかオバサンとか結婚とかおひとりさまとか、そういうテーマが多かったけど、おばあさんに関する考察はふむふむとうなずきながら楽しく読ませて頂きました。
2017/05 -
「本書で紹介されていた中で、どういうおばあさんになりたいか?」と聞かれたら「綾子おばあちゃん」か「旅するおばあさん」かなあと思った。一人の時間と人付き合いの時間のバランスを取りながら穏やかに暮らせればいいなとは思う。
逆に「いじわるばあさん」や「やめないおばあさん」のような強い意志の必要な姿にはどうもなれそうにない。流されていくのが楽だし意地っ張り苦手。
でも素敵なおばあさんになるにはただ歳をとればいいわけじゃなく、若い時分から素敵な人が、歳を重ねて素敵なおばあさんになるようなので、素敵と言わないまでも見苦しくなく、自然と人にやさしくできるよう、今から備えておかないといけないかなーと思った。 -
佐藤初女(はつめ)さんの「森のイスキア」
カトリック信者、1921年青森生まれ
イスキア:都会生活に疲れた若者を癒やしたイタリアの火山島の名前
「正しい食事をしているところに問題は起こりません。」
「めんどうくさいという心が、地球を破壊します。」
辰巳芳子さん 1924年生まれ
「多くの方々は、『ひらめき』と『思いつき』を区別なさらない。ひらめきは、練習量の上澄み」
アート系おばあちゃん
・小倉遊亀「画室の中から」105歳没 日本画
・片岡球子 103歳没 日本画
・草間彌生 1929年生まれ
・オノ・ヨーコ 1933年生まれ
・ルーシー・リー 93歳没 陶芸家 -
楽しく読ませてもらいました。
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綾子の青春、生活系おばあさん、旅するおばあさん
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タイトルからは、内容がまったく想像できなかったですが、おもしろかったです。私は、祖母とは盆と正月にしか合わなかったのですが、もっと色々話を聞いておけばよかった、と常々思っていました。この本を読んで、一層その気持ちが強くなりました。
酒井さんのおばあさん以外にも、すごいおばあさんが紹介されています。私は特に、鶴見和子さんに興味を引かれたので、次に読んで見ようと図書館で調べたら、膨大な量の著作がありました。