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Amazon.co.jp ・本 (404ページ) / ISBN・EAN: 9784344020672
感想・レビュー・書評
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通常の読者が知らないオーダー靴の製造工程が描かれていて、たいへん面白い。
オーダー靴は、ビースポーク(be spoke=客と職人との会話)と言うことを初めて知った。そしてオーダー靴は、50~60万、あるいはそれ以上もするということも(^_^;)
まあ、私には及びもつかない世界です。
履き心地はよさそうだけれど・・・
オーダー靴が作られるさまは面白いのだが、カリスマ的職人の出世の謎と彼に対抗する男の描き方は、やや深みに欠ける。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
靴職人といえば、某横綱の息子を思い出してしまう。
読んでいる最中にちょいちょい彼の顔が思い浮かび邪魔されました。 -
悪役vs悪役のサスペンス。伏線回収は美しいが、残念ながらトリックがわかってしまった。映像が浮かぶ良い文章。別の作品も読みたい。
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再読。
ロンドンの有名ビスポーク店の職人と,日本の若い靴修理人の因縁対決。
靴好きなら読んで損なし。 -
靴職人の世界を垣間見ることができる。また、靴作りの伝統等知識を増やすことができる。ミステリーとして見ると内容的には深くはないが、十分楽しむことができた。
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靴制作の行程はは自分でも知りたかった事。本城雅人を読む2冊目。
結論から言うと、感情移入をさせておきながら突き放すようなラストは「これまでなんだったんだ」と思わせる意外性。良いのか悪いのか正直わからない。新しい小説の姿を試したのか。
良かったことは「靴をオーダーしてみたい」と思った事。 -
ストーリーがやや弱いが、キャラが立っている。特に悪役。引用したくなる様な格好良い文体。優しくて弱いか冷たくて強いか。
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興味深いテーマだったとは思うけど登場人物にろくな人がいなく楽しくはなかった。料理人の方くらいかな、素敵なのは。
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英国で開業した靴職人の話。
一足うん十万円するビスポークもの。 -
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「ビスポーク」と呼ばれる注文紳士靴の本場ロンドンのジャーミン・ストリートでサロン兼工房を経営する名を馳せるためには手段は問わない靴職人・斎藤と他者の笑顔のためなら我欲を捨て去る若き靴職人の榎本。13年前のある人物の死について因縁を持つ二人の靴職人の工房は読み応えがあった。
紳士靴の製造過程などいままで知らなかった工程も興味深く読み進められた。 -
途中から誰に共感したらよいのかわからなくなり、そこがちょっと気持ちがわるかった。
靴作りという未知の世界の物語だったけど、面白くてあっという間に読めた。 -
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靴作りの細かいところまで描かれていて、話の構成もしっかりしてると思う。しかし共感できる登場人物がいなく、話に引き込まれなかった。
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痛みと快適は紙一重、か。
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この世には、靴を見てからその人間の価値を決める世界がある。斎藤良一は、紳士靴の名店が軒を連ねるロンドンのジャーミン・ストリートで注文靴のサロン兼工房を経営する靴職人。彼が作る靴は、英国靴の伝統を守りながらも斬新なデザインに仕上げることで人気を博していた。さらなる成功を目指し、計略を巡らせる斎藤。狙うは、「英国王室御用達」の称号。だが、そんな斎藤の野望を阻む若者がいた。日本で靴の修理屋を営む榎本智哉。二人の因縁は、十三年前にまでさかのぼる―。
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ミステリなのだが、職人仕事の粋をも味わわせてくれるという意味でも興味深い物語である。誇りを持って丁寧に作られた靴が語りかけてくるようである。そして、英国で認められた靴職人・斎藤の矜持に触れ、尊敬念が湧き起こってくるのだった。だが、それだけで終わってしまえばミステリでも何でもない。英国で一流と認められたいという斎藤の野心と、十三年前のある出来事のことを知ってからは、少しずつ彼をみる目が変わってくる。職人の誇りと人間の尊厳、そして商売の成功などが絡まりあって、物語のクライマックスへと突き進む。因果は巡る、とでも言えばいいのか、とんでもない展開が待ち受けているのだった。さまざまな人物のそれぞれの思惑が物語りにスリルをプラスし、職人気質の仕事風景が重厚さを醸し出す。さまざまに愉しめる一冊である。 -
靴好きとして読みました。英国紳士靴の世界を丹念に取材されていて楽しく読み進むことができました。しかし、本格紳士靴のビスポークで10万円など無理な点も目立つ。また、なぜ復讐まで駆り立てられるのか動機が腑に落ちない。それにラストもがっくり。2人の主人公のうち、斎藤の方が智哉よりも魅力的。私は斎藤の物語を読みたかった!【2012年9冊目】
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ロンドンの紳士靴名店通りに店を構える日本人シューメーカー(靴職人)の
靴作りに対する野心と狂気。
彼が作りだす一足60万もするビスポーク(オーダー)靴は
完璧なフィット感とフォルムでセレブ達を魅了している。
一般人では知ることのできない高級ビスポーク靴の工程と技は
作者の筆致によって芸術の域にまで達している。
凄まじいまでの主人公の野心と情熱が
ひたひたと闇に向かっていく過程に惹きこまれるハードボイルドな作品。
装丁のデザインが美しい。 -
靴に関する知識については、非常に興味深く読めた。
ただ、話の展開はかなり強引な印象を受けた。
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本城雅人の作品
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