独女日記

著者 :
  • 幻冬舎
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本棚登録 : 106
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020702

感想・レビュー・書評

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  • 図書館本。
    タイトルに惹かれて購入。著者の藤堂志津子さんは離婚して両親も介護の末に亡くし、お子さんもいないので犬のはなと2人?暮らし。
    寂しいエッセイかと思ったがそんなことはなく、色々あった中年時代を超え、のんびりした一人暮らしを楽しんでいる生活をのんびりと描いている。
    独身でも犬を飼ったり、生活に潤いがあったりすると寂しいこともあるだろうが、気楽さの方が勝っているようで読んでいて面白い。
    ただ、経済的余裕がなくても同じことができるのかは分からないが。
    のんびり気楽な独身ライフを描いているので、独女日記というタイトルだか寂しさは感じられず、癒される文章で良いと思う。

  • 著者は精神的に脆く、体力がないと来て
    同感しながら読んだ。

    時々病気で辛い時、子供がいなくてよかったと思う。
    でも彼女のように犬でも飼っていたら
    病気にめそめそしなくて、いや、している場合じゃなくなるのかも。
    子供は作れないけど犬なら飼おうと思えば飼えるから。
    犬より長生きしなきゃと別の心配がでてくるかな。

  • とても楽しいエッセイでした。
    独女それも60代。はなという名のヨークシャーテリアと暮らしている。
    一人暮らしの心細さもあるでしょうが、はなとの暮らしでの色々やご自身の興味のある事などが楽しく書かれていました。
    さて女王様なはなとのその後も気になるので続編も読んでみたいと思います。

  • トシをとるとはこういうことだったのか、の話ではなるほどなと納得してしまい、歳をとることがたのしみになった。
    愛犬の為のレギンス1万3000円を買うか買わまいかで悩む姿に笑ってしまい、終いに掛け捨ての保険を解約した払戻金がちょうど振り込まれたところなのでこれをレギンス代にあてよう。とうきうきと買いに走る姿に、深く共感して、わかる!と唸った。
    多くの人が楽しみや喜びとするものを自分も同じように感じることができないと、地団駄を踏みたくなるほどくやしい思いを抱くところに共感しつつ、意地汚い人間と評することに笑ってしまう。
    孤独死を禍福は糾える縄のごとしと評した下りでは思っていたことをずばり言語化してくれて感動した。

  • 一人暮らしを満喫している暮らしで寂しさとは無縁。気ままに暮らせるのは作家という定年がない職業で収入確保できるからで、自分だとどんな老後生活ができるのか考えさせられる。

  • 筆者61歳のエッセイ。愛犬はなとの日常が多く語られており、筆者の好きな作家さんの話がある。

  • タイトルどおり。一人暮らしをする著者と愛犬との日常を記した本。散歩、読書、老いることなど「お一人さまの老後」が淡々と綴られている。
    著者は直木賞作家さんみたいなんだけど読んだことないから「犬を溺愛する初老の女性」として読んだ。
    1人で老後を迎えることを想像すると不安が大きくてどきどきしてしまうけど、著者はそれを「自分に合ってる」と受け止めて楽しそうに生活してるから、こういうのもありかも、ってちょっと思った。

  • タイトルに惹かれて買ってみましたけれども、面白かったです! …いや、あんまし面白がる部分はないかもしれませんけれども、将来もし一人きりだったら? という問いが最近になって生まれ始めたのでこれは参考になるかしらん? と思って今回、手にとってみた次第なのであります…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    著者の小説は一冊も読んでいませんけれども、著者自身に興味が出てきたようなので気が向けば手にとってみますかね。ところで還暦まで独身で居続ける人は何かしらペットを飼うものなんでしょうかね? なんか女性に多いような気がしてならないのですけれども、果たして男性は? ボキだったらメンドクセーってなって餌とかやらなくなる可能性があるのであるからして、飼わない方がいいですね… ってこのコメント書評と全然関係ない…さよなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • ほのぼのしますが、独身女が読むには生々しすぎてちょっと寂しく切ないエッセイ集でした。

  • サピエ図書館でダウンロードできる。

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