- Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
- / ISBN・EAN: 9784344020726
作品紹介・あらすじ
理不尽な体験が人を育てる!宇宙飛行士に選ばれる、大震災を乗り越える、職場のうつを克服する、今必要なのは柔らかい心。
感想・レビュー・書評
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メンタルに弱い人、強い人の違いがよくわかる。情けの力とは三つの感覚を持ち合わせていること。
センスオブコヒーレンス、SOC。
1. 有意味感、若者に欠けてる
2. 全体把握感、時系列のプロセスを見通せる感覚
3. 経験的処理可能感、ここまではできる、それ以上は助けを求める。
松崎先生に相談したとき、とても自信を与えてくるコミュニケーションだった。 -
言っていることはわかりやすいが,内容は少ない.
努力が報われない理不尽さに耐えられる(次にポジティブに気もちを向けられる)能力は大切だろう. -
加瀬/双日会長推薦の書。人は知・情・意のバランスを取ることが心身の健康を保つ上で重要と説明。特に、情の部分の情けの力が足りないと、理不尽なことに直面した時に心が折れやすい。困難を乗り越える上で、情けの力が必要。
理不尽に耐える為の情緒性を高めること。
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読書は思考の潤滑油。人生にとっての糧であり、機微を知る源泉。時空を超えていろいろな世界に行ける楽しさも魅力。本のストーリーに没頭することもあれば、読みながら物事を考えたり、と本によって読み方も変わるのがスタイル。 -
精神科産業医という肩書きの著者。JAXAで宇宙飛行士選抜試験の問題なども作るという。宇宙飛行士に最も必要とされる資質とは何か?著者は「情けの力」=「情緒力」だという。「桃太郎」と「浦島太郎」とどっちの話しが好き?宇宙飛行士となった全員が同じ答えをしたと言う。仲の良い夫婦が些細なことで大喧嘩。この事態の収拾にどちらの行動を選ぶ?①元々愛し合っているのだから、とことん話し合い分かり合える努力をする。②些細なことが原因なので、距離を置きほっておいてみる。あなたならどっち?それは今の日本人に最も必要なものかもね。
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宇宙飛行士の試験の話がとても興味深かった。
浦島太郎より桃太郎の方が好きかなぁと思った私は、大いに参考になる本だったと思う。
2位ではだめなんだねぇ…。
っていうか、私はトップを目標にして、到達できなかったときのがっかり感に耐えられそうにないから、
最初から目標値は下げるかなあ。
それが、情けの力が弱いってことなんだろうけどね。