天帝のあまかける墓姫

著者 :
  • 幻冬舎
3.84
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本棚登録 : 166
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・本 (517ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020764

作品紹介・あらすじ

高校3年生古野まほろが乗る政府専用機の機内に轟く銃声。離陸後、突然始まった虐殺で、乗客約70人中生存者はたったの18人に!ハイジャックされた機内で、まほろ達は1つの部屋に軟禁されてしまう。密室の中の密室で起こる殺人、裏切りに次ぐ裏切りの大波乱、そして殺人が次なる殺人へと連鎖する。誰が味方で誰が敵か。真犯人を捜すための壮大な推理合戦が幕を開ける!本格×幻想×SF、エンターテイメントのすべてが詰め込まれた超ド級ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 天帝のあまかける墓姫

    181231読了。
    今年112冊め今月8冊め。

    #読了
    #古野まほろ
    #天帝のあまかける墓姫

    大晦日に読了。怒涛の推理ラッシュに、ついてくのやっと。
    読者への挑戦状を幾たびも挟み、徹底してどんでん返す。
    小月さんが秀逸キャラ。この人好きだなぁ。
    栄子さんとの掛合もすごく好き。
    それにしても殺しすぎだよね。
    確かに極限クローズドサークル。

  • もーホントに何でもありなんだけど、一応青春本格ミステリなんだよね、このシリーズ。
    今回は超音速旅客機ハイジャック事件ですよ。
    色々てんこもりで頭がこんがらがりましたが、でもなんか面白かったからいいか(笑)

  • 図書館にて借りる。ローズさんが素敵です。(笑)

  • 「……僕の答案が、真実とは」
    「いいえ、真実です」
    「それこそどうして」
    「天帝が古野まほろに與えたもうたそれが探偵術(アール・デテクトゥール)だから」


    (ネタバレします)
    読むのに二ヶ月ほどかかってしまった。面白くないわけでは無い(読む時は百頁以上纏めて読める)んだけど。気張り過ぎかなあ。

    版元を幻冬舎に移しての仕切り直し(「新訳」)の一作目に当たりますが、内容から区切るのであれば前作『鳳翔』よりの二期二作目と見るべきでしょう。

    まずは表層的な話から。
    前述の通り版元が変わった訳で、まず一番大きな変化は装丁でしょう。表紙は文庫版と共通のフォーマットになっていますが、うーん正直これはあんまり…。講談社版(「旧訳」)の方が好きだったなあ。まほろの文章ってラノベ的な部分も多分に含んでいるのだけれど、一方である典雅さにどちらかといえば魅力を感じているので、そちらを掬い取ってる旧訳の方が良かったなあ。いまどきこっちの方が売れるのかもしれないけれどね。
    中のフォントも、旧訳の方が凝ってて良かった…し、なによりも不満なのは二段組みなこと!!読みづらい!!ただでさえルビが多い文章だから、二段組みだと一頁の情報量が多すぎる。次作『華館』では一段組みになったみたいなのでよしとしよう。

    そして気になったのがパロディネタ・メタネタの多さ。『相剋』シリーズのジャンキーな文章に近づいていってしまっているような…こんなにパロディ丸出しだったっけ?他の方のレビューを見るに前からそんな感じだったということなので、自分の記憶が過去を美化してるだけかしらん。メタネタはあんまり入れないで欲しかった……。
    あとちょっと気になったのが今まで無かった漢字に英語のルビを振るやつ。俊って書いてSHUNとか、轟GOWとか…ちょっと厳しい!

    内容。
    前作からどんどん殺人のインフレーションが起きている。今作は前作に比べると数はダンチで少ないものの(というか前作が異常)、一人一人にスポットライトを当てて描写してるので、体感的には前作より「死」を強く感じた。人、死に過ぎ。話もどんどん壮大になっている…。
    そのせいか、自分が魅力を感じていた『青春小説』としての要素が今回ほとんど見られなかったのが残念。次回の『華館』は番外編に当たるだろうから、今後どうなるのかは未知数なのですが、そういう路線に戻ってくれたら…と。もういっちょ勁草館を舞台にしてくれませんかね。
    政府専用機がハイジャックされ、大量虐殺の末人質として隔離される展開はサスペンスフル……なんだけどもどうも入りきれなかったのは前述の諸々が原因なんだろうか。魅力を感じるキャラクターも今回はあまり居なかったしなあ。栄子さん苦手なんだよ…。
    話の展開は誰が「ユダ」なのかとか、何度も挟まれる読者への挑戦状とか、いつもの止揚されていくロジックとか、シリーズ復活とあって惜しみなくこれでもかとつっこまれていて盛り沢山で悪くなかった。幾つかんん?って部分もあったけど(ローズのあれとか)。
    解決の何度もひっくり返されるというか、事件がより大きな事件に回収されていくどんでん返しは、何となく京極夏彦の『絡新婦の理』を思い出した。よく出来ていると舌を巻いたものの、私の頭の出来だと、ちょっと途中でついていけなくなっちゃうんだよね……。

    は!またレビューが辛口に!貶すのは褒めるのより簡単だからどうも揚げ足取りみたいになってしまう。
    何にせよシリーズの続編が読めるということは素晴らしい。
    次作はまほろが出て来ないということでイケメン柏木に期待します。

  • 天帝新刊読み終わった。
    今回はルビが読みやすかった笑

    相変わらず、ぶっ飛んだ書き口で、一作目と変わらずわけ分からない。にもかかわらず、探偵パートは分かりやすいから不思議。いや、そこが分かりにくかったら駄目だろうから当たり前の話か。

    幻冬舎にうつった経緯は知らないけど、この破天荒なキャラクター達と衒学趣味から自分は抜け出せそうにないなあ、と。思いました。
    はしたなき果実の文庫版買おうかなあ。

  • シリーズ五冊目。超音速旅客機で起こるハイジャック事件と失踪・殺人事件に巻き込まれるまほろ達。二転三転に留まらずこれでもかと続く謎と裏切りの連鎖。事件も謎もネタも詰め込まれ過ぎておなかいっぱいです。
    シリーズの中でも特に本作は、謎解き要素と物語展開がうまく連動して、サスペンス要素の強い屈指のエンターテイメント作品に仕上がっていますね。文も会話もテンポがよくシリーズ中でも読みやすいほうではないかと。
    ちょっと途中で展開に納得しがたいなと思うところもあったんですが、強引に読ませてくれます。満足です。

  • よくも悪くも
    古野流だなあ。
    オチが荒唐無稽になるあたりも。
    好きだけども。

  • なんの前振りもなく、大人の事情でヒロイン改名は戸惑う・・・。しかしそのおかげでなんとなく読みやすくなったような。今までに比べ、テンポがいいのかすごいおもしろく感じた。

  • 天帝シリーズ五作目。前作を読んでいなくても差し支えがないという但書きはあるものの……ちょっと厳しいのでは? 前作から繋がっている部分はある気がします。
    またしてもとんでもない事態に巻き込まれ、そこで起こる不可解な事件。次々に繰り出される推理に翻弄されます。特に「川魚説」は凄いなあ。いや、それが真相かどうかはともかく、インパクトとしては最高かも。
    文章が馴染みにくいのはまあ個人の好き嫌いかもしれないけど。ミステリ好きのツボはしっかりと押さえられています。

  • 2012/03/04読了

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著者プロフィール

東京大学卒。リヨン第三大学法学部第三段階専攻修士課程修了。元警察官僚。2007年『天帝のはしたなき果実』でデビュー。以後続く「天帝シリーズ」は、高校生、大学生を中心に熱狂的なファンを獲得。他著作に『絶海ジェイル』『背徳のぐるりよざ』『その孤島の名は、虚』など。

「2021年 『監殺』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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