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本 ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784344020825
感想・レビュー・書評
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訳ありヘルパーサワは、家もお金もなくなり、街で見かけた老人に取り入り、住み込みヘルパーとなる。
設定が興味深い。
そして、サワのヘルパーとしての実力が素晴らしい。
生きるためとはいえ、老人達へは愛情を持って接している姿に、介護の本来の姿を見た気がします。
サワの過去、マコトの生い立ちなど、細部にわたり細かな準備がされていて好みでした。
安藤ファミリーの才能に脱帽です。
追記
「クジラの葬式」は、舞台となるアパートと海の近くの家はとても魅力的ではあったが、ジョナサンを受け入れがたく、今ひとつでした。 -
正直、よくわからなかったけど、
最後は良かったねという感じで。
ちょっと流し読みした感じだったので、
じっくり読めば違うのかも。
すいません。 -
映画を観たから読んでみたけど、映画を抜きにしてもなかなかよい作品です。老人モノはちょっと、いやかなり苦手なはずなんだけど、サワちゃんとマコトのおかげかな。
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0.5ミリ、この表題の意味は読み進めていると分かる。皆が同じ方向に向くと少しの力でも大きな力になる。
こんな不安定な状況でも、生きていける逞しさ。その中でも関わる老人に対する思いやりや優しさが損なわれない精神の強さがある主人公が素敵だった。 -
介護ヘルパーをしていたサワが行き場を失うが、老人の家に住み着き世話をする放浪の生活に
30年アパートに引きこもった巨体の老人との交流を描く短編「クジラの葬式」も収録 -
ちょっと散らばった感じがあるけれど、それをカバーするおもしろさがあった。
語り手が変わる作りもよいし、登場人物もみんな確立していて、読んでいて頭に浮かぶ。
少しわかりにくい表現もあったけれど、一作目ということなので、これからまた変化していくのかな。だとしたら楽しみ。
映画化されたら観てみたい。
頭の中で、サワさん=安藤サクラになっちゃってるけれど(笑) -
まだわからない、自分がこのひとの文章を好きか嫌いか、でもなんかぐいぐい来るんです。
このぐいぐい感から主人公は安藤サクラを思い起こさせる。 -
誰のために書いたのだろう?
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はじめとつきにくく、なかなか進まなかったけど、だんだん不思議な空気観が楽しくなってきた。
ヘルパー職についてた女性→お年寄りを相手に住み込みで手伝いをしたり…。
と
クジラのような、太ったおじいさんと女性の不思議な話。