絵になる子育てなんかない

  • 幻冬舎
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本棚登録 : 197
レビュー : 33
  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020832

感想・レビュー・書評

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  • 小島さんの主張には全面同意できるけれど、養老先生にはあまり…。
    (特に、父親の育児について、「男は育児に向いてないよ〜ははは〜」というようなところ)

    ただ、この本はタイトルが素敵だと思う。もう、本文がなくてもタイトルだけで十分。
    私だけが限界を振り切ったボロボロの育児をしていて、皆は「絵になる子育て」をしているんじゃないか、
    という不毛な考えが頭をよぎることがあるけれど、
    そういう時は、「絵になる子育てなんかない」という言葉を思い出していきたい。

  • 哲学書というものを読んだことがない。だから一体どういう体裁で、厚みや文字の大きさがどんななのか、名称からくる取っつきにくさからもまったくおつきあいする気もないし、今後も変わらない思う。哲学って意外と身近なところに本質が隠れているんじゃないかと感じていたのも理由の一つだ。
    まさにこの本がその感覚。
    文字が大きめ、対談形式。パッと読める体裁。なんだか読み応えがないかもしれないけれど、しかし、内容はまことに哲学に富んでいる。膝を打つフレーズが連続する。
    子育てでひりひりしている方々、いろんなことが心配で子供を作り育てる自身がない方々、一度読んでいただきたい。
    自分の子供にがっかりすることの連続だとお嘆き(かく言う僕もその一人)の諸氏にとっていい気分転換と軽い意識変革がおこるかもしれません。
    完璧なんてありえない。そうなんだなと思い直すのにいい一冊です。

  • 解剖学者の養老孟司先生と、フリーアナウンサーで二児の母親の小島慶子さんが語り合う次の時代の親と子の幸せについての対談をまとめたものです。養老先生の言葉と小島アナの「母親の本音」が交錯しております。

    この本を作るきっかけとなったのは8年前に解剖学者の養老孟司先生の
    「子どもは自然。大人の思いどおりになんかならない。子育ては田んぼの手入れのようなもの」
    という子育て論に小島慶子さんが感激し、なんと、養老先生の自宅まで
    「養老先生と子育ての本を出したいんです」
    と押しかけていったいうことです。彼女の行動力にも非常に驚きましたが、対談の内容がこれまた深いことをさらりと書いていて、かつて子供であった自分も
    「そーだよなー。子供が親の思うとおりには育たんわなー。」
    と思いながら最後まで読み進めてしまいました。

    世の中が変わるなら子育ても変えなきゃいけないですか?
    「こんなに頑張ってるのに誰も褒めてくれない」
    と思うのはワガママですか? などの「理想の子育て」というものに縛られて身動きが取れなくなっている「いまどきの母親」のいうことを小島アナが代弁すれば、養老先生がこれまた達観された回答で快刀乱麻を断つすばらしい展開をされていて、読み応えのある本でございました。

    個人的に一番面白かったのは、養老先生が奉職されていた東京大学医学部でデキる学生というのはこっちが何も教えなくてもできた。逆に自分が教え込んだのは箸にも棒にもかからない学生たちだった、という箇所と、田舎と都会、それぞれに家を持って双方を往復する「旅人」のような生活をするのが望ましい、という箇所でした。都会と田舎に家を持っている人は最近だと仕事部屋で使うマンションのほかにその近辺、たとえば東京で言うと箱根湯本かどこかに書斎をかねた家を持っている、という方はいるそうですが、自分がこういう生活をするには、まだまだ時間がかかるだろうなと思ってしまいました。でも、あきらめてはいませんけれど。

    一方の小島アナの話も、自分の近くに住んでいる主婦で、何もかも完璧であるけれど、あるとき
    「私のことを何だと思ってるのよ!」
    という怒鳴り声が聞こえた、と述懐していたのが妙に心に引っかかっています。理由はわかりませんが。とにかく、育児書としてはもちろん、知的な対談本でもございますので、よろしければぜひ手にとって読んでいただければな、と思います。

  • ◆きっかけ
    2016/8/15

  • 子供についての対談。現代の環境から、その理由やこうあるべき等導となるような内容。客観的、理論的な内容なのでなんだか弱ったときに読むと「あぁ、そういうものか」と客観的にみることができると思う。子供は田んぼ、自然に育つので親は手入れをしてやればいい、子供は自分の力で生きていけるとものということ。

  • うまく言えないだけで子どもはよくわかっていると書かれていた部分が心に響いた。
    自分が幼かったころ実感としてあったので、
    自分の子どもと対するときにはいつも心にとどめておきたいと思う。

  • 379.9
    子育て論、母性について

  • 子育ての内容に全て直結するけど、遠い内容も多いような。
    でも、全てがなかなか興味深かった。

  • 養老孟司先生と小島慶子さんの対談本。
    別に子供がいるわけではないけど、この二人の対談が読みたくて。
    小島さんの前の本「女子アナ以前」でも思ったけど、自分たちの世代って、親から教わった高度成長期の価値観と、現実とのギャップってあるよなぁ。

  • 子どもは自然と同様、思うようにならないもの?

    イクメンへのコメントを求められた養老さんが、「気持ち悪い、ゲイが増えるだけ」と言っていたのが一番印象に残ってしまった。。

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プロフィール

解剖学者。1937年、神奈川県生まれ。著書に『バカの壁』『遺言。』(ともに新潮社)など。

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