辛酸なめ子の現代社会学

著者 :
  • 幻冬舎
3.13
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本棚登録 : 268
感想 : 33
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  • Amazon.co.jp ・本 (189ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344020887

作品紹介・あらすじ

モテブーム、純愛ブーム、スローライフ、ハンカチ王子、KY、モンスターペアレント、萌えブームなど、世の中を盛り上げた社会現象。それらをテーマとして、実地に歩き、体験し、話を聞いて、写真を撮り、文章にまとめ、エッセンスとして漫画に昇華した一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 今となっては、なんで私は辛酸なめ子さんの本を読んでみようと
    思ったか忘れてしまったのですが、とにかくかなり前に図書館で
    予約していたものです。

    この方の絵は、あまり私の好みではないのですが、
    それでもそんな絵のことなど関係なく、「ああ、そうそう」
    「わかるわかる~」「いるよね、こういう人」と共感しながら
    読みました。

    中でも特におもしろかったのは、スローライフ、○○王子、
    モンスター問題、グリム童話のこと(ミソサザイとかつぼでした)
    などなどでしょうか。

    この本、2011年に出版されたもの。
    今はまだ2012年だから話題についていけるけど、
    あと数年後に読んだら、「古~」と思ったかもな。
    今読めてよかった。

  • これまで読んだ辛酸なめ子先生の著書の中で最も秀逸。
    エッセイのまとめ本等は、ジャンクフードで満腹感みたいなのを感じないでもなかったが、これは、1冊まるまるはずれなし!といって、万人に受ける本かどうかは不明だが、「辛酸なめ子、って気になるわね」という方には、一押しの1冊!!
    で、初出は「わしズム」だったのだが、一度も手にしたことすらないし、その上、出版社の変更が続いているけれど、機会があれば、ぜひ入手してみたいと思う。

  • 取り上げるテーマは、萌えブーム、純愛ブーム、スローライフ、○○王子、KY、モンスターペアレントなど…。著者は実地を歩き、体験し、話を聞いていきます。それを4ページのエッセイとヘタウマなマンガで「分析」します。「妄想」を最大限に発揮して話題の社会現象やブームを読み解きます。独自の視点で描いたマンガは辛辣でおもしろさバツグン!とくに「スローライフ」の行きつく先には大笑いします。だいたいペンネームからして変!

  • 辛酸さんは、文章主体の方が面白いな…。

  • 爆笑でした、すごく面白いです!
    モテブーム、純愛ブーム、スローライフ、ハンカチ王子、KYモンスターペアレント、萌えブーム…などの近年の社会現象がエッセイと漫画で描かれています。なめ子さん独特のユーモラスな見解と漫画が始終笑いのツボを刺激しまくります。
    読後は面白いだけで終わらずに、世の中の滑稽さ、はかなさ、つまりは諸行無常を感じることが出来て深いです。笑いながら社会現象について考察できるなんて一石二鳥ですよね?
    あらためて思ったことは、日本人ってほんと、なんでもブームに乗せられやすいよなぁー、ってことです。

    特に最後の「萌えトレ」は傑作ぞろい。
    「神に萌えられる人間になると成功するけれど恋愛はムリ」っていうのがやけに印象に残りました。
    私にはボーイズラブは理解できないです。BL好きな方を否定するのではないです。ただ私には萌えづらい、いや萌えられない要素なのです…。

  • 面白かった。 
    名前は知っていたが かわいらしい女の人だとは、名前からも文からも想像できなかった。

    なんだろう。こういう物の考え方もあるんだと知った。

  • 真面目なのか不真面目なのか、わからないけど
    頭の回転の速さ、情報収集能力の高さに脱帽だ。

    このマンガを読んでいるというのは好きな人には
    言いたくないが。
    いや、このユーモアがわかる人を好きになればいい。
    そう思わせてくれる説得力が彼女にはある。
    マンネリ化しないよう、常にフレッシュな話題を
    仕入れてほしい。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】 
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/57034

  • 流行言葉から世相を読み取る。思わずそうだよなっと気づかせるものが多い。セクハラ脳とか萌えなどは、思わず笑える。

  • うすっぺらい。

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著者プロフィール

漫画家、イラストレーター、コラムニスト。
1974(昭和49)年東京都生れ、埼玉県育ち。武蔵野美術大学短期大学部デザイン科グラフィックデザイン専攻卒業。興味対象はセレブ、芸能人、精神世界、開運、風変わりなイベントなど。鋭い観察眼と妄想力で女の煩悩を全方位に網羅する画文で人気を博す。著書は『大人のコミュニケーション術』(光文社新書)『おしゃ修行』(双葉社)『魂活道場』(学研)『ヌルラン』(太田出版) 『タピオカミルクティーで死にかけた土曜日の午後』(PHP)、『スピリチュアル系のトリセツ』(平凡社)など多数。

「2022年 『辛酸なめ子、スピ旅に出る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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