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本 ・本 (216ページ) / ISBN・EAN: 9784344020894
感想・レビュー・書評
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勧められて読んだ。
題名通りオンナの短編集。だけど、全て偏りが激しいオンナ達の話し。
誰もが持つ自我と表に見せている姿をガンガン掘り下げてく。
同意できるところとそうぢゃないところがあったけど、やっぱりオンナってめんどくさいなぁ。と思わずにいられない。
友達があたしに勧めてきたのも納得な面白い内容だった。
表紙は蜷川実花だし、あの子に絶対読んで欲しい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
痛すぎて危ない女を描いた短編集。
女の寂しさや虚しさみたいなどうしようもない気持ちだったり、自分以外の幸せそうな女に対する妬ましさだったり、リアルな現代女性の感覚がリアルに描かれている。
オンナって、本当に厄介な生き物。 -
手に取ったきっかけは表紙に惹かれて。LiLyさんの作品はこれがはじめて。痛すぎてちょっと危ないオンナを描いた短編集。ひとことで言うと、この本、すごく好き。大好き。描かれているオンナの叫び、囁き、悲しみ、迷い、悩み。胸にチクリと刺さる苦い共感ポイントが多々あり、自分の隠している一面を見せられているようで恥ずかしくなった。胸のドキドキの正体は気まずさと後ろめたさ。なぜだろうと読みながら不思議に思っていたら「あとがきにかえて」のなかの「自分の中にいる、オトコvsオンナ」でLiLyさんが答えてくれていた。自分は歪んでいるのかもしれないといくつかのことを封印して生きている今、きっと間違いなく、私は私を確認するために、いつかまた溢れ出てしまうかもしれない己の性を覚悟するために、この本をこっそりと、しかしたびたび読み返すことになる、はず。
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オンナはキライ。
キレイで、あたしに無いものを全部持ってるような
愛されてますって自信に満ちた勝ち組のオンナも
そんなオンナたちがうらやましくて仕方がないのに
バカにしたふりをして
憎んで妬んで醜いあたしも。
あたし以外のオンナを選ぶ愛してくれない男も、
あたしを好きだと言いながら何も見てはくれない、気づいてくれない、
愛させてはくれない男も、
………
ドロドロとした、オンナのリアルを
すごくリアルに描かれていると思います。
この本に、
世の中のオンナたちがみんな共感するのだとしたら
特別で狂ってると思っていた あたし は
もしかしたら、ものすごく
『フツーのオンナ』なのかもしれない って
そんな気がした。
なんか、すごいシャクだけど。 -
ちょっと辛い経験をしている女の人たちのオムニバスストーリー。
この人って女の人の虚しい気持ちだとか寂しい気持ちだとか妬ましい気持ちを書くのが上手いと思った。
誰もが抱いたことがある羨望と現実とのギャップに藻掻く所だとか、
同性の嫌な所だとかを上手く表現してる!
でも当の本人の経歴はどちらかというと勝ち組で輝かしい感じ。
なのにどうしてこんなに上手く表現出来るのかな?
またこの人のシリーズ読んでみたいと思いました。 -
Lilyさんの本の中では私の三本指には入ってこなかった。
でもやっぱり、リアルな現代女性の感覚の捉え方にぐっと共感させられるものがあるのは事実。
似たようなエピソードなんて持ってなくても共感してしまうのは
似たような体験があるからなのか、
はたまた別の何か、なのか。
オンナなんて
エグい生き物よ。 -
さくさく読めた。女って面倒くさいなと心底思ったというのが第一の感想。すごく心に残る話があるわけでもなければ、それぞれの話の女たちは結構突飛なので境遇には共感しがたい。でも気持ちには共感できる。あー、あるある。そんなあるあるネタの宝庫でした。
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サラっと読めそうだったので。
文章自体は好きな感じ。
内容は自分とはかけ離れた感じのシチュエーションだったから、
ちょっとうらやましいなぁって思ったり、思わなかったり。
読むと「女ってめんどくせ~」と思われんだろうなぁと感じた。
自分は、そんなめんどい事しない。
・・・あれ、オンナじゃない??? -
図書館にて。
ごめんなさい、つまーんない…
どの物語も自己完結で、独りよがりに感じた。
最後まで読めなくて途中で挫折。
著者だという表紙もなんだかなーって感じ。
表紙で頑張ってるほどセクシーさを感じる内容じゃないんだけどな。残念。 -
913.6 リ 登録番号8743
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