もういちど生まれる

著者 :
  • 幻冬舎
3.62
  • (106)
  • (243)
  • (240)
  • (41)
  • (8)
本棚登録 : 1664
レビュー : 295
  • Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021051

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 20歳の彼らが抱える現在の悩み、将来への不安を描いている。タイトル、帯から不安を力に変えてリスタートする物語だろうと察していたのだが、読後に切なくなる話が大半だった。
    僕と同じ平成元年生まれの若い著者の文体は読みやすく、学生の僕が普段学校で見たり、聞いたりしてる学生の姿が文章を通して容易に想像できた。しかし、食べやすいが噛みごたえがないスイーツのような「甘い」文章だとも感じた。登場人物の心理描写が浅いと思うし、それゆえに「最初の一歩」のインパクトが弱いという印象を受けた。もっと深く掘ってそこから這い上がってくる様を読みたかったというのが本音である。
    直木賞候補作ということで多少の期待をもっていたが、少し残念だった。でも、この一作で著者に失望したということではないし、他の作品のレビューにも書いてると思うが、一作読んだだけでその著者の評価を確定してしまうのはもったいないことだと思うのだ。現に僕は『星やどりの声』を次回は読みたいと思ってる。探せばいるのかもしれないけれど、同い年の作家さんを知ったのは朝井リョウさんが初めてだから、応援したい気持ちがちょっとある。このちょっとが「とてもある」になるか「全くない」になるかは過去の作品、そして彼の今後の作品次第だ。

  • とても朝井リョウさんらしい作品。
    私の周りの大学生は普通になりたい人が多かったので……。

  • もうすっかり忘れてしまったのが、なぜか再読。
    え?こんなんだっけ?
    一行目から、「どっちでもいいじゃん・・・」と思ってしまう。
    年取ると、どーでもよくなる話の数々。
    一度も生まれないで死んでいく人もたくさんいます。
    こんなにキレイでも、甘酸っぱくもありません。

  • 『何者』を先に読んだせいか、どうしても駄作に思える。
    各作の脇役が主人公になっていく連作集。短編でぶつ切りにせずに、長編の群像劇にした方がよかったのでは。
    一番目の話は良かったが、あとはイマイチ。名前やエピソードからアニメや少女漫画を連想させて萎える。表題作は期待していたが、よくある双子の入れ替わり話で、しかもオチがあれでがっかりした。

    文章の感性は光るが、たまにすごく描写が雑になっていてムラがある。これから作家としてどうカラーを発揮していくかが見もの。平野啓一郎にしてもさっぱり冴えないし、若さだけで話題をさらえなくなっときに本領が発揮されると思う。

    社会人になって、もっと人間観察して、毒のあるもの書いてほしい。安っぽいヒューマニズムとか感動ものとかいらない。

  • ★2.5

  • 装丁のbomiちゃんが美しい。

    話は、うーん読んでいて恥ずかしくなる感じです。
    わたしが25だからでしょうか、それとも大学生のぎらぎらした感じもそのギラギラしてるよねっていう感じで自分は人と違うと思っている人たちもみんな苦手だからでしょうか。うーん。うーん。

  • ベテラン少女漫画家が漫画にしたら良さそうな感じがした。 個人的にこのての小説は読みなれていないな。

  • あまり共感できなかった。

  • 20120714読了。

  • 女性のというよりオンナノコの作風的ライトな青春群像劇。短編それぞれの登場人物が少しずつ重なり合う。全体的には、うーんあまり合わなかった。たくさんの一見個性的な若者たちは、なぜか性格や姿がうすぼんやりしていて誰が誰か途中で見失うこともしばしば。大袈裟なぐらいの個性的な登場人物がいないとやはり小説としては薄いのかもしれない。そして、一番馴染めなかったのは要所で出てくる、一見きれいそうな比喩たち。比喩は物語をわかりやすくするものだけど、ん?って感じになることがしばしば。実際の固有名詞をバンバン物語に使うあたりは、思い切りよくリアリティがあってよかった。

著者プロフィール

朝井 リョウ(あさい りょう)
1989年、岐阜県生まれの小説家。本名は佐々井遼。早稲田大学文化構想学部卒業。
大学在学中の2009年、『桐島、部活やめるってよ』で第22回小説すばる新人賞を受賞しデビュー、後年映画化された。
大学では堀江敏幸のゼミに所属し、卒論で『星やどりの声』を執筆。2013年『何者』で第148回直木賞を受賞。直木賞史上初の平成生まれの受賞者であり、男性受賞者としては最年少。『世界地図の下書き』で、第29回坪田譲治文学賞受賞。
その他代表作に『少女は卒業しない』、映画化された『何者』がある。

もういちど生まれるのその他の作品

もういちど生まれる Audible版 もういちど生まれる 朝井リョウ
もういちど生まれる Kindle版 もういちど生まれる 朝井リョウ

朝井リョウの作品

ツイートする