花嫁

  • 幻冬舎 (2012年2月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (248ページ) / ISBN・EAN: 9784344021303

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

テーマは、家族の秘密とその影響を描いた物語で、表面上は仲良し家族に見える4人が、長男の結婚を機にその裏に潜む暗い真実が次々と明らかになります。物語は、妹から始まり、兄、父、母と語り手が変わりながら進行...

感想・レビュー・書評

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  • 繁盛する和菓子屋を経営する4人家族。

    いとことの結婚を控えた兄。兄に依存(?)する妹。
    パート従業員とただならぬ関係の父親。
    母親から明かされる2人の子どもとの関係。

    もうすぐバラバラになる家族を繋ぎとめていたのは、両親の嘘。20年以上前から続く、狂った関係。

    ---------------------

    表紙を見て、ハッピーウエディング系ストーリーかと思い、
    ブラコンに苦しむ狂った妹ストーリーかな?とニヤニヤしながら1章を読み、
    2章を読んで、いとことの結婚という微妙な関係性を描くのかとドキドキして、
    父親の弓子さんとの関係、おかしな人間関係の3章に戸惑い、
    最後の4章、母親の手紙。20年以上前から続く、おかしな人間関係、狂った愛情で完全にとどめを刺された。

    うーん、これはどうなのかなという感想。倫理的にOKなのだろうか。
    序盤の、妹と兄が寝てる場面なんか可愛いもんだった。
    親を偽って育てて、子どもが結婚していくときに告白するなんて狂い過ぎてる。ものすごく混乱してしまった。
    もう少し咀嚼しないと判断できない。
    シリアスとかじゃなくて、これはかなり問題作なんじゃないかな。
    狂ってやがる。さすがの一言に尽きる。

  • 久々に青山さんの本を読んでみよう~という理由だけで手に取ったので、「花嫁」というタイトルから、てっきりおめでたくハッピーな話だとばかり思っていたら…おめでたかったのは私の頭だった。青山さんってこんな話書く人だっけ!?と思うようなアクの強さ、どぎつさ満載の展開に度肝抜かれまくり。「花嫁」はあくまでもきっかけであり、描かれるのは、4人家族の長男が結婚を決意したことで明らかになっていく家族の秘密…。こんなこと知ってしまっていいのかという気まずさが漂いまくり、でも知りたいという悪趣味な気持ちが勝り、一気読みしてしまったのだ。
    妹・麻紀が語り手である一話目は、多少はあっけらかんとしていて、ブラコンが過ぎる彼女に対し「どうなのよ…」と呆れながら生温かい気持ちで読んだ。「賢くない」感じがある意味取り柄の長男・和俊の二話目もまぁ、「花嫁」の正体にびっくりはしたものの、苦笑いしつつ読めた。父・母の語りでどんどん秘密が明らかになる三話・四話は、どんでん返しの連続でめまいがするほどだ。全て読み終わってから一話目に戻ると、とてもじゃないが読み始めのあっけらかんとした気持ちにはなれない。色々と不可解だった登場人物らの行動の理由が明らかになり、ひとつひとつに納得。
    どこか非現実的な気もしなくはないけど、自分も齢40を過ぎてみると、父母の過去に対しても多少共感はする。愛憎が錯綜する後半は、エグかったけど面白く読めました。麻紀が幼い頃話して聞かせたという「お父さんの星」のエピソードは、ちょっと泣きそうになったなぁ。
    好みははっきり分かれそうだが、クセのある小説が読みたいというときにはいいんじゃないかなと思う。けっこう歪んだストーリーなのに、ちょっとしんみりします。

  • 花嫁の訪れをきっかけに、仲良し家族の仮面が次第に剝がれていく。
    いやいや…大きく家族を欺いていたのはたった一人じゃないのか?そして長男の結婚に向けて種明かしをしてしまうらしい…なんと身勝手で残酷なこと。作り物めいてはいても仲良し家族だったのに。愛情深く育てられた子どもたちのその後が心配。モヤモヤと読了。

  • 率直に言えば引いた。過ぎたるは及ばざるが如し。家族仲が良いのは結構だが、仲が良すぎるのもちょっと気色悪い。父・母・息子・娘。4人はいい年した家族にしては良好すぎるほどの仲良し家族だが、息子に花嫁が来る、となったその瞬間から何やら不穏な展開に。最後まで読むと「1本取られた」という感じがするがあまり愉快とは思えない。それにしてもこんな家庭に絶対嫁入りしたくないよー!

  • 最後に、家族皆血がつながっていない事がわかる。その後、この仲の良い(仲良くみえる)家族のメンバーは、それぞれ幸せになれるのだろうか。

  • 繁盛店を経営する和菓子職人の父、美しく優しい母、坊っちゃん気質の兄、可愛くて賢い妹。
    仲良しの『完璧な』四人家族。兄の結婚によりお嫁さんがやって来るという転機が訪れる。
    四人家族それぞれの目線から一話ずつ語られる、外からは決して分からない家族の本当の姿。
    誰かを愛しすぎると、必ず周りにいる一人や二人はとばっちりをくうのだ…。

    語り手それぞれで、がらりと印象が変わる。内容も勿論のこと、そこも面白くて感心してしまいました。
    一番印象的だったのは“大福御殿”と大福の描写がなんとも美味しそうなこと!
    本を読んでいて食べ物の描写にやられること、ありますよねー。

  • 兄が花嫁を連れてくるブラコンの
    妹は面白くない。

    昔、父親が浮気して出来た子供は
    その妹、よくわからない話し

  • 2016.06.30
    下世話な感じ。登場人物誰一人として共感もしなければ魅力も感じなかった。
    気になって最後まで読んだけど、あまりいい気分じゃない

  • 20歳の大学生・若松麻紀は、眠れない時や寂しい時、兄さんのベッドに潜り込む。
    婚約者の話を聞いたのも、ベッドの中だった。
    若松家の長男・和俊が、婚約者を連れて来たことで、兄を愛する麻紀はパニックに陥った。
    腕利きの和菓子職人・父は、年に一度だけ、家族に内緒で出かけて行く。

    逢い引きの相手は、店のお手伝いをしている弓子さんだった。
    夫を支えて繁盛する店を切り盛りし、子供二人を育て上げた母は、和俊の結婚式の後、花嫁に向けて一通の手紙を書き出した。
    その中には、若松夫婦の思いもよらぬ過去、子供らの出生の秘密が書かれていて……。
    仲良し四人家族の中に、ある日いきなり「花嫁」がやってきた。今までそれぞれがひた隠しにしてきた過去が掘り返されていく。情熱と契約で結ばれた家族の果て。
    (アマゾンより引用)

    家族4人それぞれの視点から描かれたオムニバス。
    それぞれの話の中で描かれていたことが、次の話の伏線になっていたりで物語としては面白い。
    けど、内容がビックリ!!
    最終的に誰か幸せになれたんだろうか(´・ω・`)

  • 兄を好きな妹、肉親の恋愛かと読み進めると、どんでん返しが。4人がそれぞれ語る形式。最終章のお母さんの手紙がやや違和感を覚えた。でも、面白かった。

  • 一つの家族によるオムニバス小説。
    両親、兄、妹・・・それぞれの立場で「兄の結婚」が語られる。
    誰が見ても温かな家族の中に「兄の結婚」というさざ波が起こる。
    自分が家族という真綿に包まれていることがわかっている為に、家族が壊れることを恐れる妹。誰かにいることを許されたい兄。どこか幸せなところへ帰りたいと思いながら、その期限を待つ父。一つの秘密を持ち続け、家族という単位を修復し続けた母――。一つの家族を維持していくのはとても息苦しい作業だ。それを一つの大福に例えているのはとても面白い。

    さて、幾年か前に兄も結婚した。
    家族の場所に入り込む異分子は我が家では未だに馴染めていない・・・。

  • 気持ち悪い。四編目のネタバレで不快になったー。家族ってなんなんだよ、だね。

  • 内容    仲良し4人家族の中に、ある日いきなり「花嫁」がやってきた。今までそれぞれがひた隠しにしてきた過去が掘り返されていく…。固く結ばれた絆の裏には、淫靡で怖い秘密がある。情熱と契約で結ばれた家族の果て。


    ん〜〜、⁇
    どーでもいい話でした⤵︎

  • ヘンテコな話。

  • 途中から一気に重くなった。

  • 芥川賞作家さんです。
    著者の本は初めて。
    何かの雑誌の書評を読んで興味を持ち、図書館予約見込リストに入れてましたが、実際に予約を入れたのはなんと1年半後・・・
    ホントに読む気あったの?と自分に突っ込みを入れたくなりました。
    (案の定何の雑誌に何が書かれてたのか覚えてない)

    長男が婚約することを機に、それまで保っていた仲良し家族の調和が崩れ、少しづつ秘密が明かされていくお話です。
    短編小説なら途中で止めようかと思ったほど出だしはつまらなくて、読むのに苦労しました。
    が、その後の展開はまるでミステリー。
    章ごとに、妹、長男、父、母、の順で語り手が変わり、家族の秘密が少しづつ明らかになっていくのですが、構成がうまくって。

    歪んだ愛情とは言い切れない愛が確かに存在してました。
    こわーい。

  • タイトルからほんわかしたお話かと思いきや...。
    なんだかスッキリしない、誰も好きになれない、そんな一冊。

  • 2014/9/2 読了

  • 兄が結婚する。
    それを受け入れられない妹と、とまどう両親のドタバタ劇かとおもいきや…
    皆おもてには出さないけれど、心の奥につめた〜い秘密をかかえている。
    実は実はシリアスな内容でした。

  • 父と母と兄と妹の物語。4つの章に別れ4人それぞれの視点から語られる。
    兄が結婚することをきっかけに、今までひとつのまとまりであった家族に変化が生まれる。
    後半で、家族の秘密が次第に明らかになっていく様子はミステリー小説っぽかったのと、登場人物の感情や行動にちょっとぞっとする場面が何回かあった。

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著者プロフィール

二〇〇五年に「窓の灯」で文藝賞を受賞しデビュー。〇七年「ひとり日和」で芥川賞受賞。〇九年「かけら」で川端康成文学賞受賞。著書に『お別れの音』『わたしの彼氏』『あかりの湖畔』『すみれ』『快楽』『めぐり糸』『風』『はぐれんぼう』などがある。

「2023年 『みがわり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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