けむたい後輩

著者 :
  • 幻冬舎
3.50
  • (54)
  • (188)
  • (180)
  • (41)
  • (9)
本棚登録 : 1227
感想 : 213
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784344021396

感想・レビュー・書評

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  • 最近、柚木さんの小説を何冊か続けて読んでいるけれど
    どうも、これは私にはあわなかった。
    途中で読むの止めようと思って
    ふとレビューをみると、結構よい評価。
    頑張って読み進めたらいいことあるかも、と
    思ったけれど。

    誰にも共感できないし、イライラしてしまいました。
    最後そうきましたか!とちょっとスッキリしたけれど、唐突かな。

  • 栞子にひたすらに苛立つ。
    それが、この本の評価としては、三つ星以上なのだろうが、爽快感も得られず悶々とする。

  • ストーリー   ★★☆☆☆
    自分探し度   ★★★★★
    先が読めない度 ★★★★★

    過去の栄光にすがりつく栞子、
    栞子を盲目的に崇拝する真美子、
    自分の目標を目指す美しい美里。
    3人の女子大生を中心に、子ども以上社会人未満の、モラトリアム期の苦悩を描く。

    読みやすくはあったのですが、ストーリー的には微妙でした。
    女子大生の闘いって、こんな感じなのでしょうか。
    どんなエンディングに持っていくのかと期待していたら、尻切れトンボな印象。

  • 病弱で、桁違いに純粋な深窓の令嬢真実子。
    誰もが振り向くほどの容姿に恵まれながらも、
    夢に向かって常に努力を怠らない美里。
    自意識過剰で、常に自分に都合よく居心地のいい場所を
    求めている、わがままな栞子。
    彼女たち三人が学生時代に繰り広げるス
    ッタモンダの日々を描いたお話です。
    際立って個性的な女子たちを描いているようで
    その実、蓋を開けて見れば皆
    何不自由なく育ったお金持ちのお嬢さんたち。
    世間知らずな程度も実はドングリの背比べなのだ。
    それでも、傷ついたり傷つけられたりしながら
    たくましく成長していく姿は読んでいてとても面白かったです。
    最後の大逆転シーンは秀逸♪

  • 横浜のお嬢さん女子大を舞台に繰り広げられる3人の女子をめぐるお話。
    嫉妬と独占欲と焦りと自尊心と…あらゆるドロドロした感情がこれでもかと描かれる。
    それなりに先が気になって、どんどん読み進められたものの、登場人物の誰にも感情移入できなくて、読了後も「あっそ」って感じ。
    ナイルパーチ、終点のあの子、嘆きの美女は面白かったのにな~。
    これは今一つでした(((^_^;)

  • 大学生からの主人公とその友人たちの成長を描いた書き下ろし作品。
    柚木作品って、読み終わった時に『ほっこり』するものだと思ってたけど、そうなれなかったのは自分がオトコだから?

  • 誰にも共感できず。しいて言うなら栞子かなあ。
    真美子の言動が最初から最後まで理解できなかったし、イライラした。読み終わった後ももやもやしたままだった。

  • なんというか。。。
    ほんと タバコの煙のような
    タイトルのような けむたい話でした。

    ずーっと モヤモヤした気持ちで読み、
    このエピローグのために
    読んでいたのか!!というくらい
    エピローグで スッキリしたので
    救われましたが。。。

  • ほとんどの登場人物好きになれない。
    それが狙いなのか。

  • 「嘆きの美女」も読んだが、この作者は合わないのかもしれない。
    設定やストーリーは嫌いじゃないけど、会話にかなり違和感があって、どのキャラクターにも共感できなかった。
    知人が二人この作品を勧めていたので期待しすぎたのかも。

    女同士のじっとりとした、距離が近すぎて息苦しいような部分なら、角田光代が書いたらどんなだろうかと想像してしまった。もっとエグく、もっとリアルになるだろうな。あるいは江國香織とかならもう少しきれいに残酷になるだろうか。
    でもそしたらこういう展開ではなくなるか…

    栞子も真実子も美里も微妙だったが、出番の少ない裕美子がすごく嫌な女に感じた。人望あるって設定が信じられないー
    もしかしてわざと薄っぺらい人物像にしているのかもしれないけど、言葉にひっかかりすぎて私はよくわからなかったな〜

    好きな方ごめんなさい。

著者プロフィール

1981年生まれ。大学を卒業したあと、お菓子をつくる会社で働きながら、小説を書きはじめる。2008年に「フォーゲットミー、ノットブルー」でオール讀物新人賞を受賞してデビュー。以後、女性同士の友情や関係性をテーマにした作品を書きつづける。2015年『ナイルパーチの女子会』で山本周五郎賞と、高校生が選ぶ高校生直木賞を受賞。ほかの小説に、「ランチのアッコちゃん」シリーズ(双葉文庫)、『本屋さんのダイアナ』『BUTTER』(どちらも新潮文庫)、『らんたん』(小学館)など。エッセイに『とりあえずお湯わかせ』(NHK出版)など。本書がはじめての児童小説。

「2023年 『マリはすてきじゃない魔女』 で使われていた紹介文から引用しています。」

柚木麻子の作品

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